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キャスト[編集]
史実との違い[編集]
製作総指揮のマイケル・ハーストは、﹁エンターテインメントであるソープオペラを作ることを求められたのであって、歴史劇を作ろうとしたのではない﹂と語っている[1]。
このため本作ではフィクションも多用し、登場人物の名前、年齢、時系列などが史実から大きく変えられている。たとえば、
●トマス・ウルジーの死は作中では自殺によるが、史実では病死である。
●作中ではヘンリーの姉の﹃マーガレット王女﹄がポルトガルの老王と結婚し、その後チャールズ・ブランドンと再婚している。ブランドンと再婚した姉妹は実際にはメアリーという妹で、ポルトガル王ではなくフランス王ルイ12世︵老王ではあった︶と結婚していた。ヘンリーの娘のメアリー王女と同名のため、混乱を避ける意図で改変されている。実在のマーガレット王女は、スコットランド王ジェームズ4世と結婚している。
●ヘンリーの私生児のヘンリー・フィッツロイは作中では夭折しているが、実際には成人し、結婚する年齢まで成長している。
●﹁ガブリエル・デストレとその妹﹂のパロディのシーンがあるが、この絵が描かれたのはこのシーンより約70年後である。
●ヘンリーがアン・オブ・クレーブスと結婚した時に、娘のメアリーとエリザベスは2人とも王女として紹介されているが、実際には2人とも当時は﹃レディ﹄の称号しか与えられていなかった。
●メアリー王女は史実よりも若く、エリザベス王女は史実よりも年長に描かれている。史実ではメアリーは6番目の王妃キャサリン・パーより4歳下、エリザベスよりも17歳上である。
●5番目の王妃キャサリン・ハワードと結婚した時、ヘンリーはまだ若々しく描かれているが、史実ではすでに50歳近く、かつ肥満体であった。キャサリンの姦通は老いて太った王から逃れるためのものであると考えられている。
エピソード・タイトル[編集]
シーズン1[編集]
(一)英国王 ヘンリー8世 (In Cold Blood )
(二)仇敵 (Simply Henry )
(三)仕組まれた恋 (Wolsey, Wolsey, Wolsey! ) ※2007年エミー賞・衣装賞受賞
(四)ヘンリーの決意 (His Majesty, The King )
(五)悲しき王妃 (Arise, My Lord )
(六)落日の兆し (True Love )
(七)神の怒り (Message to the Emperor )
(八)世紀の裁判 (Truth and Justice )
(九)栄華の終わり (Look to God First )
(十)獅子の目覚め (The Death of Wolsey )
シーズン2[編集]
(一)黒い密約 (Everything Is Beautiful )
(二)決別の時 (Tears Of Blood ) ※2008年エミー賞・衣装賞受賞
(三)王妃アン (Checkmate )
(四)宣誓 (The Act of Succession )
(五)友の死 (His Majesty's Pleasure )
(六)離れゆく心 (The Definition of Love )
(七)出会いと別れ (Matters of State )
(八)愛しい人 (Lady in Waiting )
(九)罠 (The Act of Treason )
(十)白鳥の首 (Destiny and Fortune )
シーズン3[編集]
(一)反乱の狼煙 (Civil Unrest )
(二)恩寵の巡礼 (The Northern Uprising )
(三)国王の報復 (Dissension and Punishment ) ※2009年エミー賞・撮影賞受賞
(四)失われた光 (The Death of a Queen )
(五)改革の揺り戻し (Problems in the Reformation )
(六)妃を求めて (Search for a New Queen )
(七)愛なき婚姻 (Protestant Anne of Cleves )
(八)哀れなしもべ (The Undoing of Cromwell )
シーズン4[編集]
(一)恵みの雨 (Moment of Nostalgia )
(二)誘惑の香り (Sister )
(三)密会 (Something for You )
(四)暗転 (Natural Ally )
(五)散りゆく花 (Bottom of the Pot )
(六)老境の恋 (You Have My Permission )
(七)フランス遠征 (Sixth and the Final Wife ) ※2010年エミー賞・美術賞受賞 2010年ゴールデンリール賞・音響編集賞受賞
(八)うたかたの勝利 (As It Should Be ) ※2010年エミー賞・衣装賞受賞
(九)誇り高き男 (Secrets of the Heart )
(十)命果てるとも (Death of a Monarchy )
(一)^ Gates, Anita. "The Royal Life (Some Facts Altered)." The New York Times. 23 March 2008. Retrieved 1 August 2008.
外部リンク[編集]
●イマジカBSによる公式サイト︵日本語︶
●ショウタイムによる公式サイト︵英語︶