デジタル大辞泉 「どんどん」の意味・読み・例文・類語 どん‐どん ﹇副﹈ 1 物を続けざまに強く打ったり大きく鳴らしたりする音を表す語。﹁扉を乱暴にどんどん︵と︶たたく﹂﹁花火がどんどん︵と︶あがる﹂ 2 物事が勢いよく進行するさま。また、物事をためらわないでするさま。﹁仕事がどんどんはかどる﹂﹁遠慮しないでどんどん相談に来てください﹂ [類語]︵1︶ちゃらちゃら・ちゃりん・じゃらじゃら・ちりんちりん・がちゃがちゃ・とん・どん・とんとん・かたり・がたり・かたん・がたん・かたかた・がたがた・かたこと・がたごと・ことこと・ごとごと・ことり・ごとり・ことん・ごとん・こん・こんこん・ごんごん・がつん・こつん・ごつん・かちゃかちゃ・かちり・かちかち・こつこつ・かちゃり・がちゃり・かちゃん・がちゃん・かちん・がちん・からから・がらがら・がらり・かんかん・がんがん・どたどた・どかどか・どやどや・どっと・どすどす・どしどし・ばんばん・やかましい・うるさい・騒騒しい・騒がしい・かまびすしい・かしましい・にぎやか・騒然・喧騒・喧喧囂囂・けたたましい・どてん・どたん・どたり・すとん・ずどん・ずしん・ずしり・どすん・どさり・どしり・どかん・どしん・ばあん・ぱあん・ばたり・ぱたり・ばたん・ぼおん・ぽおん・ぽんと・ぽんぽこ・ぼこぼこ・ぽこぽこ/︵2︶ずいと・ぐいと・ぐんぐん・すらすら・見る見る・めきめき・見る間に・とんとん・ぐいぐい・どしどし・ずんずん・さっと・さっさ・とっとと・じゃんじゃん・じゃかじゃか・しゃんしゃん・ばかすか・じゃかすか・しゃきしゃき・てきぱき・すいすい・はかばかしい・円滑・スムーズ・とんとん拍子・着着・順調・快調・好調・淀みない・淀みなく・上首尾・首尾良く・はかどる・短い・暫(しばら)く・暫(しば)し・暫時・少時・ひとしきり・束の間・時の間・瞬く間・刹那・咄(とっ)嗟(さ)・一(いっ)時(とき)・一(ひと)時(とき)・半時・寸陰・短時間・一時・一時的・かりそめ・短日月・短時日・一朝・一朝一夕・寸刻・寸時・寸秒・片(かた)時(とき)・瞬時・瞬間・一瞬・数刻・たまゆら・須(しゅ)臾(ゆ)・電光石火・はかない・あっと言う間・間髪を容(い)れず・迅速・速やか・立ち所に・即座・即刻・時を移さず・すぐさま・途端・たちまち・刻刻・刻一刻・時時刻刻・次第次第に・矢継ぎ早・波に乗る 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「どんどん」の意味・読み・例文・類語 どん‐どん (一)[1] 〘 副詞 〙 ( ﹁と﹂を伴って用いることもある ) (一)① 太鼓を続けて打つ音、大砲・花火を発射する音、戸を強くたたく音、床を荒々しく踏みならす音などを表わす語。 (一)[初出の実例]﹁ついたばうをどんどんといわせて﹂(出典‥虎明本狂言・右近左近︵室町末‐近世初︶) (二)﹁どんどんと捕物の鳴物を打つ﹂(出典‥歌舞伎・青砥稿花紅彩画︵白浪五人男︶︵1862︶三幕) (二)② 水が激しく音をたててぶつかったり、流れ落ちたりするさまを表わす語。 (一)[初出の実例]﹁とんとんと水やながれて山ざくら︿赤衛門﹀﹂(出典‥俳諧・青筵︵1700︶上) (三)③ 物事が勢いよくとどまることなく進むさま、また、ためらわないで事を進めるさまを表わす語。 (一)[初出の実例]﹁ワタ ヨコハマニ dondon(ドンドン) ハコブ﹂(出典‥和英語林集成︵初版︶︵1867︶) (四)④ 次々に続いて、威勢のいいさまを表わす語。多く、ものを言う形容として用いる。ぽんぽん。 (一)[初出の実例]﹁あんまり親々とどんどんぬかすない﹂(出典‥咄本・諺臍の宿替︵19C中︶一二) (二)[2] 〘 名詞 〙 (一)① 歌舞伎囃子の一つ。ふつう大太鼓を太撥で﹁どんどんどん﹂と三つずつを一句切に幾度も続けて打つ。多く捕物の場に用いる。三つ太鼓。 (一)[初出の実例]﹁ドンドンにて、是より早笛﹂(出典‥歌舞伎・御摂勧進帳︵1773︶六立) (二)② ﹁たいこもち︵太鼓持︶﹂の異称。 (一)[初出の実例]﹁太鼓(ドンドン)と女夫になるといふ狂言でござり升わいな﹂(出典‥洒落本・十界和尚話︵1798︶五) (三)③ 太鼓をいう幼児語。 (四)④ 川の堰(せき)から水が流れ落ちる所。落水の音から出た語。どんど。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例