オレオピテクス(英語表記)Oreopithecus

改訂新版 世界大百科事典 「オレオピテクス」の意味・わかりやすい解説

オレオピテクス
Oreopithecus


850800O.bambolii1872P.orosNyanzapithecusDryopithecus姿800

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「オレオピテクス」の意味・わかりやすい解説

オレオピテクス
おれおぴてくす
Oreopithecus


1872()1950J. Hürzeler58200


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オレオピテクス」の意味・わかりやすい解説

オレオピテクス
Oreopithecus

イタリアの鮮新世の地層から出土した化石霊長類。全身骨格が見つかっている。骨盤の幅が広いこと,犬歯の小さいことなどヒトに近い特徴があるため,一時ヒトの祖先ではないかと問題にされた。歯の形などから現在では類人猿の一種であって,ヒトとの直接のつながりはないとされている。このような古い時代にもヒト的な適応が起りえた証拠とみる見方もある。

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百科事典マイペディア 「オレオピテクス」の意味・わかりやすい解説

オレオピテクス

第三紀中新世後期に生息した化石類人猿。1959年イタリア西海岸トスカナ地方の褐炭坑で完全な骨格を発掘。体格や脳容積はチンパンジーに近いが,顔面突出や歯列・骨盤の形などはヒトに近いため,ヒトの方向への進化の線上にある動物とみなされたこともある。

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世界大百科事典(旧版)内のオレオピテクスの言及

【霊長類】より


HomunculusDolichopithecusMesopithecusPliopithecusOreopithecusProconsulDryopithecusRamapithecusGigantopithecusAustralopithecusHomo erectus

【霊長類】より


AegyptopithecusOreopithecidaeApidiumParapithecusAeolopithecusOligopithecusPropliopithecusDolichocebus

※「オレオピテクス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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