パン

デジタル大辞泉 「パン」の意味・読み・例文・類語

パン(Pān)

 
()
Pan181990A30  

パン(pan)

底が平らで取っ手の付いている鍋。「フライパン」「シチューパン
[類語]土鍋平鍋手鍋揚げ鍋中華鍋焙烙ほうろくフライパン

パン(pan)

[名](スル)
映画・テレビの撮影技法で、カメラを1か所に据えたまま、レンズの方向を水平に動かすこと。上下に動かすことにもいう。「パンさせて町の全景を撮る」→チルト
スマートホンタブレット型端末で、拡大した画像などの一部だけが表示されているとき、画面を指で押したまま上下左右に動かすこと。

パン(pan)

[接頭]他の外来語に付いて、広くそのすべてにわたる、の意を表す。はん。「パンアラブ主義」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「パン」の意味・読み・例文・類語

パン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] pan )[ 異表記 ] パーン 映画・テレビの撮影技法の一つ。撮影機を一か所に据えたまま、左右に動かしながら撮影すること。上下に動かすことにもいう。〔写真百科大辞典(1933)〕
    1. [初出の実例]「カメラを校門の外にすえ、登校してくる学生を写し、パーンして」(出典:白く塗りたる墓(1970)〈高橋和巳〉五)
 

 

(一)( [] Pán ) 
(一)[]()(1910︿ PAN )
 

パン

  1. 〘 接頭語 〙 ( [英語] pan- ) 他の外来語の上につけて、「すべて」の意を添える語。汎(はん)

パン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] pan ) 取っ手のついた、底の平らな洋式の鍋。「フライパン」「ソースパン

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「パン」の意味・わかりやすい解説

パン


pãopãopanispainbreadBrot

 ︿dough

2西西調


Fladengalette600022181631198-1166殿600

 65︿32使使19使4300

 10610

 178910︿181890




 2使使姿使

 使1

 1213

 19J.︿︿1786


1532-551817151︿︿使brood17183︿︿fermento


300

 

 使

 12便2728湿75%111.523303210152︿3842湿8590%200αβ13336


使122t64t34t19941197339.4%8253.4%1980542.1%

 西1873西使74使︿9012195074103t100t1970


西︿︿

 ︿Jupiter pistor400015:3238使

 ︿18︿bread and butter︿使︿︿44
  


パン
Pan


︿姿syrinx2︿調

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「パン」の意味・わかりやすい解説

パン

 
panicSyrinx
 

パン

日本語のパンはポルトガル語から転化したという。小麦粉やライムギ粉を主原料としイーストを加えてこね,発酵膨張させて焼いた食品。メソポタミアが発祥とされ,古代エジプトでも作られた。ヨーロッパで主食として発達。製法は材料全部を混ぜてこね,発酵させて焼く直捏(じかこね)式と,粉の一部とイーストで生地(ドウ)を作り,発酵させてから残りの原料を加え再び発酵させる中だね式がある。ライムギ粉による黒パン,麩(ふすま)入りのグラハムパン,まくら形のワンローフ,山形のイギリスパン,小麦粉に食塩とイーストを入れ表皮を堅く焼いたフランスパン,バターや卵を多くしたクロワッサン,ブリオシュなど,また日本で創製されたあんパン,ジャムパンなどの菓子パンがある。なお,インド北部などのチャパーティーは無発酵のパンである。

パン

映画の撮影技法。panoramicの略。一定の位置でカメラを左右または上下(または斜め)に旋回しながら撮影すること。上下の場合はティルトともいう。
→関連項目イントレランス

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パン」の意味・わかりやすい解説

パン
bread

 
5 ( 24942345)  12 (1543) 5 (1872)  pan pão ()  ()   
 


Pan

 
2姿 ()   

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「パン」の解説

パン【pão(ポルトガル)】

小麦粉を水で練った生地をイーストを用いて発酵させ、焼いた食品。ライ麦粉を用いたり、ライ麦粉と小麦粉と混ぜて用いたりするものもあるほか、砂糖・卵・バターなどの油脂・牛乳などを配合した生地を用いるもの、ドライフルーツやチーズを生地に混ぜるもの、クリーム・ジャム・甘く煮た果物などをのせたり中に入れたりして焼いたものなど、さまざまなものがある。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

栄養・生化学辞典 「パン」の解説

パン

 コムギ,ライムギなどの粉を練ってドウを作り,それを焼いたもの.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のパンの言及

【愛】より


 

【ファウヌス】より


︿姿Fatuus(︿)

【ヤギ(山羊)】より

…新約聖書では最後の審判において,キリストが,ちょうど羊飼いがヒツジとヤギを分けるようにすべての人間を善き者と悪しき者に分けると書かれている(《マタイによる福音書》25:32~33)。ギリシア神話における牧神パンは牧人たちの崇拝する神であって,その姿は下半身はヤギで足にはひづめをもち,上半身はいちおう人間の形をもつが,額にはヤギ角,あごにはヤギひげをもつとされた。パンのほかに,ギリシアではサテュロス,シレノス,北欧民話の森の精リェシー,ローマではファウヌスといった半獣神がいる。…

【かまど(竈)】より

…すり石とすり臼の存在は,粉食の体系を暗示するものである。自然物を利用した容器のなかで粉をこね,熱した石板や土面で焼きあげる,パン焼きの原初的な萌芽を想定しうる。この場合,火床は地面または少し掘りくぼめた地面を利用する。…

【コムギ(小麦)】より


T.aestivumL.(common wheat)

 (2n14A)(2n28AB)(2n28AG)(2n42ABD)4

※「パン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android