フランク王国(読み)フランクオウコク

デジタル大辞泉 「フランク王国」の意味・読み・例文・類語

フランク‐おうこく〔‐ワウコク〕【フランク王国】

 
Frank5751西西84333  

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精選版 日本国語大辞典 「フランク王国」の意味・読み・例文・類語

フランク‐おうこく‥ワウコク【フランク王国】

  1. ゲルマン民族の一部族フランク族が五世紀末に北部ガリアを中心に建てた王国。四八一年クロビスがメロビング朝を建てて全フランク族を統一したが、分裂・統一を繰り返し、七五一年宮宰ピピンがカロリング朝を建てた。その子カール大帝のときが最盛期で、西ヨーロッパ全域に版図を拡大したが、のち東フランク・西フランク・イタリアに分割。西欧文化圏形成の基礎となった。

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改訂新版 世界大百科事典 「フランク王国」の意味・わかりやすい解説

フランク王国 (フランクおうこく)


486-9875Frank西800843870西︿︿19202030

12調

32002調

76姿2614

 使

︿

H.調貿西沿1011貿

800調3︿西3

 西西西790︿︿︿679738021西2812西

西西3
  


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フランク王国」の意味・わかりやすい解説

フランク王国
ふらんくおうこく


西Frank486987西西


王国の成立と推移

フランクという名称が史料に最初に現れるのは3世紀中ごろで、フランクは、おそらくカマビー、ブルクテール、カッティーなど、ライン川中・下流東岸の諸部族を中核とし、多くの小部族の混成によってできあがったと考えられる。4世紀初頭以来、サリ支族、リブアリ支族、上フランク支族の三大グループが形成されたが、そのうちサリ支族は、5世紀初頭西進して、シェルデ川流域にまで広がった。そのころパーグス(郡)の小王として台頭してきたのがメロビング家である。この家から出たクロービス王は、サリ支族を統一し、さらにリブアリ、上フランク両支族を併合して、5世紀末にフランク王国を樹立した。

 クロービスの統一によって成立したメロビング朝フランク王国は、その後他のゲルマン系諸部族を次々と征服、統合して発展したが、7世紀後半、王国の実権は、宮宰職を務めるカロリング家によって握られ、751年同家のピピン(小)はカロリング朝を開始する。その子カール大帝(シャルルマーニュ)の治下に王国は最盛期を迎えるが、843年その広大な版図は3人の孫たちの間に分割され、事実上三王国に分裂するに至る。両朝支配による王国の政治史的変遷は、別項「メロビング朝」「カロリング朝」に譲り、以下には、王国の社会構成、行政組織、経済について述べる。

[平城照介]

王国の社会構成


調


王国の統治組織


76姿7

 使


王国の経済


沿()()()()()


王国の歴史的意義


西西西



西1974西19681973

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百科事典マイペディア 「フランク王国」の意味・わかりやすい解説

フランク王国【フランクおうこく】

 
西5Frank西7837518003西184387033310
3西12  

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フランク王国」の意味・わかりやすい解説

フランク王国
フランクおうこく
Regnum Francorum; Frankenreich

 
59西西西51 () 102 843870 () 西 ()  () 3 911西 987  

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旺文社世界史事典 三訂版 「フランク王国」の解説

フランク王国
フランクおうこく
Frank

西ゲルマンの一派であるフランク族の建てた国
民族大移動期にライン川右岸の地から北ガリアにかけて建てられた。メロヴィング朝の創始者クローヴィスがローマ教会と提携してから急速に発展。のち実権は宮宰の手に移り,751年ピピンがメロヴィング朝を倒してカロリング朝を創設した。カール1世(大帝)のときが最盛期で,西ローマ皇帝の帝冠を受け,ローマ的・ゲルマン的・キリスト教的要素の結合による西欧世界の基礎をつくりだした。その後,ヴェルダン(843)・メルセン(870)両条約で帝国は3分されて,東フランク・西フランク・イタリアとなり,現在のドイツ・フランス・イタリアの起源となった。

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世界大百科事典(旧版)内のフランク王国の言及

【オランダ】より


3沿()7348WillibrordBonifatius

【ヨーロッパ】より


西2西姿西西

※「フランク王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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