リチャードソン(英語表記)Samuel Richardson

デジタル大辞泉 「リチャードソン」の意味・読み・例文・類語

リチャードソン(Tony Richardson)

[1928~1991]英国の演出家・映画監督。1956年にオズボーンの戯曲「怒りをこめてふり返れ」を演出し、文化現象として「怒れる若者たち」の口火を切った。1958年に同作の映画化で監督デビュー。独特のリアリズムで庶民ドラマを新鮮に描いた。作「長距離ランナーの孤独」「トム=ジョーンズの華麗な冒険」など。
 

Samuel Richardson

 
16891761調  

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精選版 日本国語大辞典 「リチャードソン」の意味・読み・例文・類語

リチャードソン

 

(一)[  ] ( Owen Williams Richardson = ) 
(二)[  ] ( Samuel Richardson  ) 
(三)[  ] ( Dorothy Miller Richardson = ) 
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「リチャードソン」の意味・わかりやすい解説

リチャードソン(Robert C. Richardson)
りちゃーどそん
Robert C. Richardson
(1937―2013)


DC1954()11965196719723273.15DD33()199031996



リチャードソン(Tony Richardson)
りちゃーどそん
Tony Richardson
(1928―1991)


19561958()196119621963196519661984


資料 監督作品一覧

怒りを込めて振り返れ Look Back in Anger(1959)
寄席芸人 The Entertainer(1960)
サンクチュアリ Sanctuary(1961)
蜜の味 A Taste of Honey(1961)
長距離ランナーの孤独 The Loneliness of the Long Distance Runner(1962)
トム・ジョーンズの華麗な冒険 Tom Jones(1963)
ラブド・ワン The Loved One(1965)
マドモアゼル Mademoiselle(1966)
ジブラルタルの追想 The Sailor from Gibraltar(1967)
遥かなる戦場 The Charge of the Light Brigade(1968)
悪魔のような恋人 Laughter in the Dark(1969)
ハムレット Hamlet(1969)
太陽の果てに青春を Ned Kelly(1970)
大本命 Dead Cert(1974)
ジョゼフ・アンドリュースの華麗な冒険 Joseph Andrews(1977)
ボーダー The Border(1981)
ホテル・ニューハンプシャー The Hotel New Hampshire(1984)
ブルースカイ  Blue Sky(1994)


リチャードソン(Samuel Richardson)
りちゃーどそん
Samuel Richardson
(1689―1761)


174050174748

 175354調

 

リチャードソン(Sir Owen Willans Richardson)
りちゃーどそん
Sir Owen Willans Richardson
(1879―1959)


19001913191419241939191619281929IsTIsAT2exp/(kt)kA120Acm-2K-2

 

リチャードソン(Lewis Fry Richardson)
りちゃーどそん
Lewis Fry Richardson
(1881―1953)


1922Weather Prediction by Numerical Process



リチャードソン(Henry Handel Richardson、小説家)
りちゃーどそん
Henry Handel Richardson
(1870―1946)


Ethel Florence Lindesay Robertson3JG18951912119081917252919101934



リチャードソン(Henry Hobson Richardson、建築家)
りちゃーどそん
Henry Hobson Richardson
(1838―1886)


186518721885L



リチャードソン(Dorothy Miller Richardson)
りちゃーどそん
Dorothy Miller Richardson
(1873―1957)


HG191713191567


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改訂新版 世界大百科事典 「リチャードソン」の意味・わかりやすい解説

リチャードソン
Samuel Richardson
生没年:1689-1761


17344021740174117414571747-48調︿71753-54181762︿


リチャードソン
Dorothy Miller Richardson
生没年:1873-1957

イギリスの女流作家。伝記的なことは,後期ビクトリア時代の閉鎖的な家庭に育ち,美術家アラン・オードルの妻であること以外ほとんどわかっていない。文学とは,経験によって豊かにされ,自覚的に集中した瞑想ができる人間の安定した意識の産物であるとの信念に基づき,同時代のM.プルースト,J.ジョイス,V.ウルフや文壇などとはまったく無関係に,独自に〈内的独白〉の手法を開拓した。職業婦人ミリアム・ヘンダーソンのおよそ17年間(1893-1910)の生活を扱った《とがった屋根》(1915)から《ゆるやかな丘》(1938)に至る12巻の連作長編《巡礼》の創作に没頭した。ひたすら主人公の意識のみを追う彼女の作品は,その純粋さのため現在では冗長とされる傾向が強いが,〈意識の流れ〉派の創始者の一人として現代文学の発展のうえで無視できない存在である。
執筆者:


リチャードソン
Owen Willans Richardson
生没年:1879-1959


1900J.J.01061313使28



リチャードソン
Henry Hobson Richardson
生没年:1838-86


18771887︿1883︿Shingle StyleL.H.F.L.


リチャードソン
Ralph David Richardson
生没年:1902-83

イギリスの俳優。1921年初舞台。地方での活動を経てロンドンに登場し,J.B.プリーストリーの一連の劇の主役で評判となった。第2次大戦をはさんでオールド・ビックで演じたシェークスピア劇で実力を発揮し,《夏の夜の夢》のボトムや《ヘンリー4世》のフォールスタッフのような喜劇的な役と,マクベスや《あらし》のプロスペローのような深みのある役の両方を手がけた。他方,イプセンの諸作やグレアム・グリーンの《やさしい恋人》,H.ピンターの《だれもいない国》などの現代劇にも出演,死の直前まで現役であった。一見地味だが,哀愁と滑稽感をもった役を得意とした。1947年,サーの称号を与えられた。
執筆者:

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リチャードソン」の意味・わかりやすい解説

リチャードソン
Richardson, Robert C.

 
[]1937.6.26. D.C.
[]2013.2.19. 
 Robert Coleman Richardson19661967199097199820071972M.33He23273.151D.33 1996  
 


Richardson Tony

 
[]1928.6.5. 
[]1991.11.14. 
 OUDS1956 (1956)  (57)  (60)  (61)  (61)  (64)  (58)  (60)  (61)  (62)  (63)   

リチャードソン
Richardson, Henry Handel

[生]1870.1.3. メルボルン
[没]1946.3.20. サセックス,フェアライト
オーストラリアの女流作家。本名 Ethel Florence Lindesay Richardson。 1888年音楽を学ぶためドイツに渡り,のちイギリスに移り,生涯を外国で過した。 J.G.ロバートソン (のちロンドン大学教授) と結婚後,ピアニストになることを断念,著作に転じ,J.P.ヤコブセンや B.M.ビョルンソンら北欧作家の翻訳を出したのち,ライプチヒでの学生時代の体験に基づく処女作『モーリス・ゲスト』 Maurice Guest (1908) を発表した。代表作は,19世紀のオーストラリアの状況を広範にとらえつつ,アイルランドから移住した父親の生涯を跡づけた3部作『リチャード・マホニーの資産』 The Fortunes of Richard Mahony (17~29) 。
 


Richardson Samuel

 
[]1689.8.19. ︿
[]1761.7.4. 
 Pamela (1740) 調 Clarissa: OrThe History of a Young Lady (174748)  The History of Sir Charles Grandison (175354) 調  
 


Richardson Jonathan

 
[]1665. 
[]1745.5.18. 
 J. (1738)  The Theory of Painting (15)  J.  
 


Richardson Sir Owen Willans

 
[]1879.4.26. 
[]1959.2.15. 
 1906 (1914)  (44)  () 2839  
 


Richardson Dorothy Miller

 
[]1873.5.17. 
[]1957.6.17. 
 Pointed Roofs (1915) 12 Pilgrimage (38) 17  
 


Richardson Henry Hobson

 
[]1838.9.29. 
[]1886.4.27. 
 18596572 (187377)   
 


Richardson Charles Lenox

 
[]?
[]1862.9.14.
 1862 ( )  
 


Richardson Sir Ralph

 
[]1902.12.19. 
[]1983.10.10. 
 192130395 (1949)  (52)  (65)   

リチャードソン
Richardson

アメリカ合衆国,テキサス州北東部の都市。 1853年頃入植。 72年ヒューストン・テキサス・セントラル鉄道の通過が認められ,市街地が設計されるとともに当時の鉄道会社総裁の名を取って改名された。ダラス北部の住宅都市であり,石油,食品関係など多くの研究所がある。電気器具工場も立地。人口7万 4840 (1990) 。
 


Richardson Jack

 
[]1935.2.18. 
 Prodigal (1960)  Gallows Humor (61)   
 


Richardson John

 
[]1796.10.4. 
[]1852.5.12. 
 1821  

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朝日日本歴史人物事典 「リチャードソン」の解説

リチャードソン

 
2.8.21(1862.9.14)
1834?
,,2821(1862914),,,(),(),,10,25000,7,11<著作>()  
()
 

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

百科事典マイペディア 「リチャードソン」の意味・わかりやすい解説

リチャードソン

 
1740174171747174817531754退
 
 

 
D.30.0021996  
 

 
1906191319241928  

リチャードソン

英国の女性小説家。〈意識の流れ〉の手法を使った《とがった屋根》以下12巻の《巡礼》(1915年―1938年)があり,この種の手法の先駆者と見られている。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「リチャードソン」の解説

リチャードソン Richardson, Charles Lenox

1827-1862 イギリスの商人。
中国上海に在住し,文久2年(1862)帰国途次観光のため来日。同年8月21日横浜在留のハード商会員クラークらと騎馬で横浜郊外生麦(なまむぎ)村を通行中,鹿児島藩の島津久光の行列を横切ったとして,奈良原喜左衛門らに殺された(生麦事件)。35歳。

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世界大百科事典(旧版)内のリチャードソンの言及

【住居】より

…19世紀中ごろ,造園家ダウニングAndrew Jackson Downing(1815‐52)は,その著作活動を通じてチューダー朝およびイタリア風の建築・造園様式を紹介する一方,伝来の木造建築の特色――構造と仕上げの両面に表れたスティック(木造骨組部材)――を直接表現すべきであると説いて,アメリカ独自の木造住宅様式の創始を促した。南北戦争後は中規模住宅に新機軸が打ち出され,とくに柿(こけら)葺きの一種で,自在な平面計画とのび広がるマッス(量塊)の表現を特徴とするシングル・スタイルshingle styleは,ストートン邸(設計H.H.リチャードソン,1882‐83,ケンブリッジ)等の傑作を生んだ。19世紀末にはアカデミズムの立場からの反動が興って伝統復興を促し,この傾向はその後半世紀の間続く。…

【書簡体小説】より

…その先駆となるのは,長らく真実の書簡集と思われていたが今日ではフランスのギユラーグ伯の作と推定される,有名な《ポルトガル文》(1669)である。18世紀に入るとイギリスではS.リチャードソンの《パミラ》(1740),《クラリッサ・ハーロー》(1747‐48),T.G.スモレットの《ハンフリー・クリンカー》(1771),フランスではモンテスキューの《ペルシア人の手紙》(1721),ルソーの《新エロイーズ》(1761),ラクロの《危険な関係》(1782),ドイツではゲーテの《若きウェルターの悩み》(1774)など質・量ともに最盛期を迎え,バルザックの《二人の若妻の手記》(1841‐42),ドストエフスキーの《貧しき人々》(1846)などが流行の終りを飾る19世紀の傑作である。 17世紀後半から18世紀にかけての書簡体小説の出現は,ヨーロッパ諸国で道路網が整備され,郵便馬車による郵便制度が確立されるに伴って,手紙の交換がしだいに人々の日常生活の一部になるという社会的背景を基盤としている点では,セビニェ夫人の《書簡集》に代表される17世紀以降の書簡文学littérature épistolaireの隆盛とも無縁ではない。…

【パミラ】より


S.(1740)BPamela AndrewsB

【ラブレース】より

…イギリスの小説家S.リチャードソンの書簡体小説《クラリッサClarissa》(1747‐48)に登場する放蕩者。ラブレースは貴族を伯父にもち家柄を誇るが,成上りの中産階級の娘クラリッサ・ハーローに目をつけ彼女を誘惑しようとする。…

※「リチャードソン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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