デジタル大辞泉 「初初しい」の意味・読み・例文・類語 ういうい‐し・い〔うひうひ‐〕【初初しい】 ﹇形﹈﹇文﹈うひうひ・し﹇シク﹈ 1 物慣れないで幼い感じがする。世間慣れしていないで、若々しく新鮮にみえる。﹁―・い新入生﹂﹁―・い新妻﹂ 2 はじめてなので、気持ちが落ち着かない。きまりが悪い。恥ずかしい。 ﹁今はさやうのことも―・しくすさまじく思ひなりにたれば﹂︿源・若菜上﹀ [派生]ういういしげ﹇形動﹈ういういしさ﹇名﹈ [類語]うぶ・おぼこ・幼少・幼弱・幼時・幼年・若齢・若年・弱小・弱冠・年少・年(とし)若(わか)・年(とし)弱(よわ)・ヤング・若い・幼い・稚(いとけな)い・うら若い・若若しい・若やか・若やぐ・若気・みずみずしい・青臭い・溌剌・子供らしい・青い・乳臭い・未熟・幼稚・稚気・童心・子供っぽい・幼(おさ)心(なごころ)・子供心・嘴(くちばし)が黄色い・頑是ない・子供じみる・大人気ない・無邪気・あどけない・いたいけ・無心・天真爛漫・天衣無縫・イノセント・罪が無い・フレッシュ・新しい・新鮮・生鮮・生新・清新・ぴちぴち・取れ立て・生き生き・生(なま)生(なま)しい・真新しい・ホット・最新・トレンディー・新た・目新しい・斬新・最先端・真っ新(さら)・出来立て・ほやほや・新味・新風・新品・生き・活気・新進・新進気鋭・新鋭 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「初初しい」の意味・読み・例文・類語 ういうい‐し・いうひうひ‥【初初】 (一)〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]うひうひし 〘 形容詞シク活用 〙 (二)① ひとの言動や態度、物の状態などが、世間ずれしていないで、若々しくけがれのないさまである。ものなれていないで初心な様子である。 (一)[初出の実例]﹁まだうひうひしきほどなる今参りなどはつつましげなるに﹂(出典‥枕草子︵10C終︶二七八) (三)② はじめてなので、気持が落ち着かない。事あたらしく、きまりがわるい。 (一)[初出の実例]﹁かかる里住みにもうゐうゐしき心ちし侍れば﹂(出典‥宇津保物語︵970‐999頃︶蔵開上) 初初しいの派生語 ういういし‐げ (一)〘 形容動詞ナリ活用 〙 初初しいの派生語 ういういし‐さ (一)〘 名詞 〙 はつはつ‐し・い︻初初︼ (一)〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]はつはつし 〘 形容詞シク活用 〙 ( ﹁はつばつしい﹂とも ) 初めてで新しい。多く﹁はつはつしく﹂の形で、新春早々、はやばやとの意に用いる。 (一)[初出の実例]﹁初買そうそうに、はつはつしく、壱年中の口が落らアゑ﹂(出典‥洒落本・多佳余字辞︵1780︶) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例