労働価値説(読み)ロウドウカチセツ(英語表記)labor theory of value

デジタル大辞泉 「労働価値説」の意味・読み・例文・類語

ろうどうかち‐せつ〔ラウドウカチ‐〕【労働価値説】

商品の価値は、その商品を生産するための社会的必要労働時間によって決定されるとする価値理論。英国のペティに始まり、スミスリカードを経て、マルクスによって完成された。

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精選版 日本国語大辞典 「労働価値説」の意味・読み・例文・類語

ろうどうかち‐せつラウドウ‥【労働価値説】

 

(一)   ===
(一)[](1938︿︿)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「労働価値説」の意味・わかりやすい解説

労働価値説 (ろうどうかちせつ)
labor theory of value




191

 17W.166218A.1776︿2︿

 19D.1817

 John Ramsay McCulloch1789-18641825

K.118672188531894︿1213︿

 317P.Le P.

 3

19E.von189631

 ︿R.1904F.2

Philip Henry Wicksteed1844-1927188421897-1977195019522

 

 Meghnad Desai1940- 1979︿︿P.A.O.J.P.Ian Steedman1941- 1977


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「労働価値説」の意味・わかりやすい解説

労働価値説
ろうどうかちせつ
labour theory of value 英語
Arbeitswerttheorie ドイツ語
théorie de la valeur de travail フランス語


ADFK

 

 使

 使

 



KKK

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百科事典マイペディア 「労働価値説」の意味・わかりやすい解説

労働価値説【ろうどうかちせつ】

商品の価値はその生産に投じられた労働量によってきまるとする説。古典派は価値の源泉を投下労働に求めたが,利潤や平均利潤の成立を説明できなかった。K.マルクスが労働と労働力を区別,労働力商品が生産過程で余分の新価値たる剰余価値を無償で作るとしてこの説を完成。この説に対する批判として,限界効用説がある。
→関連項目古典派生産費説賃金ペティマルクス経済学リカードロートベルトゥス

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「労働価値説」の意味・わかりやすい解説

労働価値説
ろうどうかちせつ
labour theory of value

 
 W.A.D.K.  

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世界大百科事典(旧版)内の労働価値説の言及

【価値】より




 J.

【経済学説史】より

…そして,古典派経済学の最後の巨峰はJ.S.ミルであり,その著《経済学原理》(1848)は古典派経済学の完成の記念碑である。 スミスは,商品の交換比率は生産に必要な労働量によって決まるという投下労働価値説を,土地所有と資本蓄積のない未開社会にのみ認め,土地所有と資本蓄積のある社会については長期的な需要と供給の均衡により,賃金,地代,利潤の自然率の和として商品の自然価格が決定されるものとした。しかしリカードは,若干の修正の必要を認めながらも,未開社会でなくても投下労働価値説が基本的には成立すると主張し,商品の交換比率は需要から独立であるとする。…

【資本論】より

…しかし《資本論》の体系の構成からいうと,このイデオロギーの面が,ネガティブに,裏面になっていて,イギリス古典学派の批判的展開としての経済学が,ポジティブに,表面に,出ている形になっている。
[イギリス古典派経済学]
 A.スミスの《国富論》や,D.リカードの《経済学および課税の原理》によって代表されるイギリス古典派経済学は,確立しつつあった資本制商品経済社会の基盤に立って,社会各層の生活の基礎である賃金や利潤,地代などの所得のカテゴリーを,商品価格の構成要素として取り出し,それらの相互関係や運動を,商品の売買(=価格)に働く交換価値法則(労働価値説)によって説明しようとした。こうして資本主義社会の経済的編成とその運動法則を明らかにしようとする経済学の古典的なパラダイムができあがった。…

【商品】より


K.C.W.S.

【利潤】より


 姿姿

※「労働価値説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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