本貫(読み)ホンガン

デジタル大辞泉 「本貫」の意味・読み・例文・類語

ほん‐がん〔‐グワン〕【本貫】

 
 

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精選版 日本国語大辞典 「本貫」の意味・読み・例文・類語

ほん‐がん‥グヮン【本貫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほんかん」とも ) 令制で、戸籍に記載された土地。転じて、出身地。本籍。本籍地。〔令義解(718)〕 〔金史‐曹望之伝〕

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改訂新版 世界大百科事典 「本貫」の意味・わかりやすい解説

本貫 (ほんがん)


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「本貫」の意味・わかりやすい解説

本貫
ほんがん


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「本貫」の意味・わかりやすい解説

本貫
ほんがん

「ほんかん」とも読む。律令制時代の戸籍制度上の本籍 (戸籍につけてある国) をさす。律令制下,すべての人間は戸籍に記載され,移住できない原則であったから,戸籍の記載と居住者は一致していた。したがって課役忌避の浮浪人などは本貫に還付する制があったが,霊亀1 (715) 年の土断の令 (→土断 ) 以後,逃亡先の戸籍に編入することが認められた。

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普及版 字通 「本貫」の読み・字形・画数・意味

【本貫】ほんかん(くわん)

 
西西

 

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「本貫」の解説

本貫
ほんがん

「ほんかん」とも。律令制で戸籍に記載されている土地をいい,出身地・本籍地を意味する。貫は「スジ」「ミチ」を意味し,本来の所属を示す文字。律令下の農民は本貫と居住地は同じであることが原則で,律令政府は本貫を離れた浮浪人の本貫送還を図った。

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世界大百科事典(旧版)内の本貫の言及

【朝鮮】より


()(chongga)(chongson)

 ()260

【村】より

…新羅末期の戦乱を経て高麗の支配層になっていった,むらを本拠地とする地方豪族たちの多くは,かつての村主たちの後身である。都で官僚,貴族になった人々も,開拓のために北方へ移住した人々も,本拠地であるむらあるいはむらの連合体の擬制的な血縁集団とみなして強いつながりを意識し,現在にまでつながる本貫の意識を育てていった。また運輸,物品製作など国家に対する特定の義務もむら単位で賦課されることが多く,むらは実質的に最小の政治単位でもあった。…

※「本貫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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