素朴実在論(読み)ソボクジツザイロン(英語表記)naive realism

デジタル大辞泉 「素朴実在論」の意味・読み・例文・類語

そぼく‐じつざいろん【素朴実在論】

naive realism哲学で、主観独立して物質的対象からなる世界が実在するという主張。特に認識論では、知覚認識はこのような外界を忠実に反映・模写して成立するという。→模写説

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精選版 日本国語大辞典 「素朴実在論」の意味・読み・例文・類語

そぼく‐じつざいろん【素朴実在論】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] naiver Realismus の訳語 ) 感覚に与えられたものすべてが、そのとおりに実在すると考える認識論的立場。〔普通術語辞彙(1905)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「素朴実在論」の意味・わかりやすい解説

素朴実在論
そぼくじつざいろん
naive realism


GE20


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「素朴実在論」の意味・わかりやすい解説

素朴実在論
そぼくじつざいろん
naive realism

 
 

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世界大百科事典(旧版)内の素朴実在論の言及

【実在論】より


 naive realism

【模写説】より


︿13︿(tabula rasa)退

※「素朴実在論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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