職人(読み)ショクニン

デジタル大辞泉 「職人」の意味・読み・例文・類語

しょく‐にん【職人】

自分の技能によって物を作ったり、加工したりすることを職業とする人。大工左官表具師など。
1から)特定の分野の技術者。技師整備士など。
(比喩的に)確かな技術や優れた技能をもった人。その道の専門家。「バントの職人といわれる野球選手」「この店の彼女はおいしいコーヒーをいれる職人だ」
[類語](1熟練工工匠細工人研ぎ師飾り職彫り物師仏師陶工画工表具師

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精選版 日本国語大辞典 「職人」の意味・読み・例文・類語

しょく‐にん【職人】

 

(一)  
(二) ()
(一)() 
(一)[]使︿(14)
(二)() 13481500
(三) 160304
(一)[](1650)
(二)[]
(四) 
(一)[](西186670︿)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「職人」の意味・わかりやすい解説

職人 (しょくにん)




11magistri commacini

 1110Diversarum artium schedula

MeisterGeselleLehrlingHandwerker使

 33

 12761346412

 117Lehrgeld1516Lehrbrief

 

 MasterpieceMeisterstück

23宿3宿journeyman201979姿

宿

 

︿1226127613974使

 1378︿14941515

 1819︿3



西︿︿使1358133︿︿︿︿︿1364193︿14474︿︿︿︿︿︿︿

 ︿︿101112︿︿西西


1620

 退

 16571624-441688-1704169912111663396

 181740517216

 181915101219


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「職人」の意味・わかりやすい解説

職人
しょくにん


3

 1214()()114()17()()()18()1819

 19

 


西洋


西11()()12Zunftg(u)ild1304154432

 13751516宿宿()宿191820()18271854()1820123315510489

 141616171819



1967西1968L19811978

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百科事典マイペディア 「職人」の意味・わかりやすい解説

職人【しょくにん】

 
16()()
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「職人」の意味・わかりやすい解説

職人
しょくにん
journeyman

 
32715西19  

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「職人」の解説

職人
しょくにん

中世中期に発生した言葉で,職能をもつ者のこと。手工業者をさすことが多い。手工業者はすでに古代からみられるが,品部(しなべ)・雑戸(ざっこ)のように官営工房に所属する隷属的なものであった。官営工房が衰え細工所が発生すると,これに所属する手工業者は平安末期に独立しはじめ職人が発生した。中世には建築業の番匠(ばんしょう)・壁塗をはじめ,金属加工業の鍛冶・鋳物師(いもじ),木材加工業の檜物師,繊維・皮革の加工にたずさわる職人などがあった。陰陽師(おんみょうじ)・仏師・絵師・傀儡師(くぐつし)・医師・博打(ばくち)なども職人とよばれ,禅僧や荘官のことも職人(しきにん)といった。職人は同業者組織である座を結成し,貴族・社寺の保護をうけることがあった。戦国大名は職人を保護・統制し,城下町への集住化もはかった。近世に入ると都市に集中した職人は同業者組織である仲間を結成し,徒弟制のもとに独特の職人社会を結成。近世後期には問屋制手工業・工場制手工業の発達によって圧迫をうけ,近代には工場制機械工業の出現で没落した。

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デジタル大辞泉プラス 「職人」の解説

職人

建築家、竹田米吉によるエッセイ。東京神田に生まれ若き日を大工職人として修行した著者が、明治の職人の世界、下町の風情を活き活きと描く。1958年刊行。第7回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。

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世界大百科事典(旧版)内の職人の言及

【安土桃山時代】より


 殿()

【技術】より


[技術と科学]
 過去には技術は,もっぱら経験的知識の蓄積のうえに発達してきた。それを担ってきたのは職人であり,その習得方法は,徒弟制度のもとでの実務を通しての修練であった。職人と学者とは明確に区別されていた。…

【ギルド】より

…それがツンフト闘争とよばれる運動である。この頃ギルド内でも親方Meister,職人Geselle,徒弟Lehrlingの階層(徒弟制度)が生まれ,技術水準の維持が計られると同時に職人も兄弟団を結成し,親方に対抗する姿勢をとり始めた。この兄弟団はやがて職人組合Gesellenverbandへと発展してゆくことになる。…

【喧嘩】より

…また火事があると復興に金をつかうので景気がよくなる,けんかも仲直りに飲食が付物なので飲食店がもうかる,それゆえ華にたとえたという説もある。江戸時代,江戸で働く者の中心は職人だった。職人は腕一本に名誉をかけて仕事をした。…

【工房】より

…職人や芸術家(工匠)の仕事場。転じて,そこで親方・師匠に従って制作に従事する人的組織。…

【コンパニョナージュ】より

…産業化以前のフランスの手工業職人たちが職種ごとに集まり,技能訓練,仕事の保障,相互扶助,求道心の練磨などを目的に組織した同職種の職人組合。伝説によれば,その起源は聖書時代にまでさかのぼり,ソロモン王がエルサレムに神殿を築いた時の組織が起りだという。…

【細工】より


使調809(4)︿調()

【士農工商】より

…江戸時代の社会を構成した主要な身分である武士,百姓,職人,商人を指す言葉。四民ともいう。…

【職人組合】より

…ヨーロッパにおいて手工業の職人Geselleが結成した組合。中世の都市内に成立した手工業職人Handwerkerのギルド(手工業ギルドはとくにツンフトと呼ばれる)においては,親方,職人,徒弟の3区分ができあがっていたが,14世紀初めには技術面では親方と同じ能力をもちながら親方株が少なかったために身分上は親方になれない職人段階の者の数が著しくふえていた。…

【旅】より


 

【中世社会】より


 

()

【町人】より

…日本近世における被支配諸身分の中で,百姓や諸職人とともに最も主要な身分の一つ。その基本的性格としては,(1)さまざまな商業を営む商人資本であること,(2)都市における家持(いえもち)の地縁的共同体である町(ちよう)の住民であり,正規の構成員であること,(3)国家や領主権力に対して,町人身分としての固有の役負担を負うこと,などがあげられる。…

【問屋】より

…問屋が加工工程を包括した場合であって,みずから作業場をもつ場合と,加工工程を外部にかかえる場合とがあった。前者は資力のある職人がみずから材料を買い入れ,これを加工して販売する場合であって,角細工職,筆職,漆職等にみられた。後者は資力の乏しい職人が問屋より原料や道具を貸与されて手間賃をかせぐ場合であった。…

【徒弟制度】より

…手工業ギルドを中心に同職組合が形成された14世紀ころ,それと結合しつつ確立した。親方master(ドイツではマイスターと呼ばれる),職人journeyman,徒弟apprenticeという身分的な階層制度を形成する。親方は契約によって徒弟を雇い,衣食住を保証するが賃金は支払わず若干のこづかい銭を与える。…

【兵農分離】より

…これは一職(いつしき)支配と呼ばれ,兵農分離の結果もたらされた近世的な社会体制を意味している。
[商人・職人の形成]
 農業生産から遊離した名主百姓のなかには,武士化せずに商人・職人となる者もあった。彼らは町場に居住する場合には町人身分となり,おりから成立しつつあった新たな分業関係に基づいて遠隔地商業に従事し,軍需品や生活必需品の製作にあたった。…

【平民】より


︿︿

【由緒書】より



※「職人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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