職田(読み)シキデン

デジタル大辞泉 「職田」の意味・読み・例文・類語

しき‐でん【職田】

 
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しょく‐でん【職田】

しきでん(職田)

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精選版 日本国語大辞典 「職田」の意味・読み・例文・類語

しき‐でん【職田】

  1. 〘 名詞 〙しきぶんでん(職分田)令義解(718)〕

しょく‐でん【職田】

  1. 〘 名詞 〙しきでん(職田)

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改訂新版 世界大百科事典 「職田」の意味・わかりやすい解説

職田 (しきでん)


840206226

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「職田」の意味・わかりやすい解説

職田
しきでん

律令制(りつりょうせい)的土地制度の地目の一つ。養老令(ようろうりょう)では職分田(しきぶんでん)。職田には、(1)大納言(だいなごん)以上に与えるもの、(2)大宰府(だざいふ)の官人(史生(ししょう)以上)および各国司(史生以上)に与えるもの(これは大宝令(たいほうりょう)では公廨田(くがいでん)といった)、(3)各郡司の「主帳(しゅちょう)」以上に与えるもの、の3種類があった。いずれも職務に対して支給されるものであり、その所有は在職期間に限られた。納税の有無についていえば、(1)(2)はともに不輸租田(ふゆそでん)(ただし(1)は貞観(じょうがん)主税式では輸租となっている)、(3)は輸租田であった。耕営の方法は、(1)は農民の賃租(土地の借耕)による経営、(2)は耕作のため国家から支給される正丁(せいてい)(事力(じりき))による徭役(ようえき)労働、(3)は賃租または自家労働力による経営であったと推定されている。

[村山光一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「職田」の意味・わかりやすい解説

職田
しょくでん
zhi-tian; chih-t`ien

 
122 () 8  

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「職田」の解説

職田
しきでん


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旺文社日本史事典 三訂版 「職田」の解説

職田
しきでん

 

403020 () 1062.66退  

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百科事典マイペディア 「職田」の意味・わかりやすい解説

職田【しきでん】

職分田

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普及版 字通 「職田」の読み・字形・画数・意味

【職田】しよくでん

職分田。

字通「職」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の職田の言及

【公廨田】より

…在外諸司の大宰府官人と国司の史生(ししよう)以上に支給された田地。ただし,これは公廨(官庁)ではなく,官職に対して支給されたので,実質的には職田(しきでん)と区別がなく,養老令ではともに職分田(しきぶんでん)と呼ばれた。公廨田は不輸租田である。…

※「職田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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