脚本(読み)キャクホン

デジタル大辞泉 「脚本」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐ほん【脚本】

 

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精選版 日本国語大辞典 「脚本」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐ほん【脚本】

 

(一)   ()
(一)[](1893︿)



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日本大百科全書(ニッポニカ) 「脚本」の意味・わかりやすい解説

脚本
きゃくほん


()()()play()()

 ()()姿

 

 ()()scenario1920調

 1960()

 

1943  5354196061西1980  719861989

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改訂新版 世界大百科事典 「脚本」の意味・わかりやすい解説

脚本 (きゃくほん)

劇を上演するために必要な登場人物たちの言葉や行動,人物たちの生きる世界や状況を具体的に文字化した書きもの。略して〈本〉ともいう。いわば音楽演奏のスコアに相当する。したがって劇上演前の準備台本といえるが,上演後の記録台本の場合もある。書き方としては,まず人物たちの行動する場所や時などを記し,その行動をせりふト書きに分けて書く方法が一般的である。近代以前には,せりふが中心で,ト書きの占める役割は少なかった。しかし近代以降は,写実劇の展開とともに舞台装置や人物の動き,心理描写のためのト書きの役割が重視されるようになった。日本でも近代以前の能,狂言,歌舞伎などの脚本は,役者の技芸を生かすことに主眼がおかれ,読物としての性格は薄かった。しかし明治以降は,作者個人による文学的自立性,完結性を強調する西欧近代演劇の影響もあり,〈戯曲〉概念が導入された。そして上演を直接的に意図しない文学的な,読むための戯曲も書かれるようになった。

 また映画芸術の発展につれ,映画用脚本をシナリオと直訳的に呼ぶ習慣も生まれた。放送やテレビ界でも,脚本,シナリオ,台本が併用されている。現在では演劇界においても,〈脚本〉の語が使用され,脚本,台本,戯曲の語の厳密な区別はなくなりつつある。なお,小説などの劇化を脚色という。
戯曲 →シナリオ
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百科事典マイペディア 「脚本」の意味・わかりやすい解説

脚本【きゃくほん】

演劇・映画・放送などでせりふやト書などを記したもの。台本または本にほぼ同じ。演劇では歌舞伎や大劇場用のものに使われ,映画ではシナリオと同義。
→関連項目書抜戯曲プロデューサー・システム

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脚本」の意味・わかりやすい解説

脚本
きゃくほん

戯曲のこと。文学的鑑賞の対象ともされる戯曲に対して,特に俳優によって上演されることを前提とした場合に用いられる。映画,テレビ,放送のシナリオなどにも使われる。 (→台本 )

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普及版 字通 「脚本」の読み・字形・画数・意味

【脚本】きやくほん

劇の台本。

字通「脚」の項目を見る

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