芹沢光治良(読み)セリザワコウジロウ

デジタル大辞泉 「芹沢光治良」の意味・読み・例文・類語

せりざわ‐こうじろう〔せりざはクワウヂラウ〕【芹沢光治良】

 
18971993  

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精選版 日本国語大辞典 「芹沢光治良」の意味・読み・例文・類語

せりざわ‐こうじろう【芹沢光治良】

 

(一)
 

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20世紀日本人名事典 「芹沢光治良」の解説

芹沢 光治良
セリザワ コウジロウ

 

 





29(1896)54



5(1993)323



駿()



11,3



1(3)5,(12)12()(3),( 15)39,42,( 25)43,49



1114退2457退()143943103(4049)60(16)


 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「芹沢光治良」の意味・わかりやすい解説

芹沢光治良
せりざわこうじろう
(1897―1993)

小説家。明治30年5月4日、静岡県楊原(やなぎはら)村(沼津市)に生まれる。父が天理教に入信し、全財産を神に捧(ささ)げたので、叔父の家で育てられた。他人の援助を受けて、第一高等学校、東京帝国大学に学び、経済学部を卒業。農商務省の官吏を経て、フランスに留学。滞仏中結核にかかり、スイスで療養。その療養生活を素材とした『ブルジョア』(1930)が『改造』の懸賞小説に一等当選、文壇にデビューした。続いて『明日を追うて』(1931)、『椅子(いす)を探す』(1932)、『橋の手前』(1933)などを発表、そのリアルな良心的作風で同伴者作家と目された。昭和10年代は、戦争の時代を背景にした『愛と死の書』(1939)、パリを背景に女性の生き方を描いた『巴里(パリ)に死す』(1942)などの長編小説で注目された。第二次世界大戦後は、ペンクラブの代表として活躍のかたわら、長編の自伝小説『人間の運命』(1962~68)を完成。代表作が相次いで仏訳され、国際的に知名の作家となった。

[山田博光]

『『芹沢光治良作品集』全16巻(1974~80・新潮社)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芹沢光治良」の意味・わかりやすい解説

芹沢光治良
せりざわこうじろう

 
[]1896/1897.5.4. 
[]1993.3.23. 
 1922329 (1930) 調 (31)  (32)  (33)  (39)  (42)  (5253)  (4957)  (6268) 657469  

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「芹沢光治良」の解説

芹沢光治良 せりざわ-こうじろう

1896-1993 昭和時代の小説家。
明治29年5月4日生まれ。農商務省勤務をへて,フランスに留学。昭和5年小説「ブルジョア」で作家活動にはいる。「巴里(パリ)に死す」などがフランス語訳されている。40年日本ペンクラブ会長。44年芸術院賞。45年芸術院会員。平成5年3月23日死去。96歳。静岡県出身。東京帝大経済学部卒。作品に「人間の運命」など。

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百科事典マイペディア 「芹沢光治良」の意味・わかりやすい解説

芹沢光治良【せりざわこうじろう】

 
1930  

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367日誕生日大事典 「芹沢光治良」の解説

芹沢 光治良 (せりざわ こうじろう)

生年月日:1896年5月4日
昭和時代の小説家。日本ペンクラブ会長
1993年没

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世界大百科事典(旧版)内の芹沢光治良の言及

【改造】より

…いっぽう,文芸欄は文壇の登竜門としての権威をもち,志賀直哉《暗夜行路》,中条(宮本)百合子《伸子》,芥川竜之介《河童》などの名作も生まれた。評論家の宮本顕治,小林秀雄,作家の芹沢光治良らが懸賞評論,懸賞小説から文壇に出ている。改造社は《女性改造》(1922‐24,46‐51),《文芸》(1933‐44)などの雑誌も発行したほか,単行本の出版もし,いわゆる円本時代の端緒をひらき,29年には《改造文庫》を発刊した。…

※「芹沢光治良」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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