運命(読み)ウンメイ(英語表記)fate
destiny

デジタル大辞泉 「運命」の意味・読み・例文・類語

うん‐めい【運命】

 
1
2 
[]
[]1宿宿()()2  
 

 
81919()2調
518081
︿Les Destineées1864  

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精選版 日本国語大辞典 「運命」の意味・読み・例文・類語

うん‐めい【運命】

 

(一)[1]    寿
(一)[](1093)
(二)(13)
(三)[]
(二)[2]
(一)[  ] 調()
(二)[  ] 
(三)[  ] 


(1)寿
(2)
(3)西宿

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改訂新版 世界大百科事典 「運命」の意味・わかりやすい解説

運命 (うんめい)
fate
destiny


宿︿fatum︿︿︿︿moira︿︿meiresthai︿3使

 ︿5殿3︿︿︿chreōn︿anankē︿absolute necessity︿sollenbrauchbar seinMoiraiKlōthōLachesisAtropos︿Moiragetēs5

 4︿heimarmenēhē heimarmenē moira調︿amor fati
 


運命 (うんめい)

幸田露伴の歴史小説。1919年(大正8)《改造》に発表。中国の明朝2代皇帝の建文帝が,叔父の燕王に攻められて都を捨て,燕王が3代永楽帝となる政変劇の経緯を,史書にもとづいて精細にあとづけた歴史小説。作者が過去の資料を任意に取捨し,過去の人物に思いつきのせりふをしゃべらせるのが歴史小説の常道だとすれば,これはその客観的な叙述においていわゆる小説らしい趣向をほとんど欠いている。しかし歴史の虚実に対する作者の包括的でしかも透徹した認識が,雄大な漢文脈の行文を通じて一貫して輝き続けており,その輝きはなまじいな歴史書や小説のとうてい及びがたいほどに強烈な文学的感銘を与える。露伴の博識と精神力との結合が生みだした,もっとも緊張度の高い作である。
執筆者:

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百科事典マイペディア 「運命」の意味・わかりやすい解説

運命【うんめい】

 
5調41808︿231805
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「運命」の意味・わかりやすい解説

運命
うんめい

 
 191990寿彿  

運命
うんめい
fate

われわれの意志をこえたところでわれわれの行為や存在を支配している力。ギリシア語 moiraは各人の分け前,ラテン語 fatumは神によっていわれたこと,フランス語 destinは定められたこと,ドイツ語 Schicksalは送られたことを意味する。その超越的力はギリシアやローマの神話で神格化され,人間の熟慮を裏切る不条理性は自由との葛藤として悲劇のテーマを形成してきた。またこの不条理性は,人間に対して先在的なものであるキリスト教の神の摂理から運命を区別する徴表である。

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普及版 字通 「運命」の読み・字形・画数・意味

【運命】うんめい

 
()

 

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デジタル大辞泉プラス 「運命」の解説

運命〔交響曲〕

ドイツの作曲家L・v・ベートーヴェンの交響曲第5番(1807-1808)。原題《Schicksal》。名称はベートーヴェン自身が第1楽章の冒頭部について「運命はこのように扉をたたく」と語ったという逸話に由来する。交響曲第6番『田園』とほぼ同時期に作曲された。
 

J-POP

 
()2006  

運命〔戯曲〕

堀田善衛(よしえ)による戯曲。初演は劇団民芸(1959年)。同年、第5回新劇戯曲賞(のちの岸田国士戯曲賞)の候補作品となる。
 

 
1958The Doomsters  

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占い用語集 「運命」の解説

運命

個人の人生に訪れる、見えない大きな流れのこと。一般的に、個人の努力や行いで変えられる流れを「運命」と呼び、前世からのカルマとして変えることができない流れを「宿命」と呼ぶ。

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世界大百科事典(旧版)内の運命の言及

【偶然】より

…つまり,ある偶発的な出遇いがその系列によって内面化され,その系列の新たな展開の出発点となり,いわば必然に転じられるようなとき,特にそれが偶然として意識されるのである。偶然とは〈運命の先駆形態〉(W.vonショルツ)であるとか,運命とは〈内的に同化された偶然〉(ヤスパース)であるといったふうに,しばしば偶然が運命の意識と結びつけて論じられるのもそのゆえである。しかも,偶然の出遇いを内的に同化し運命に転じるには,その当事者が他に開かれた自由な存在でなければならない。…

【天命】より



【星】より


宿宿西

【モイラ】より

…ギリシア神話の運命の女神。その名は〈割当て〉の意で,一般に3人の老女神とされ,複数形はモイライMoirai。…

※「運命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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