(読み)ブ

デジタル大辞泉 「部」の意味・読み・例文・類語

ぶ【部】[漢字項目]

 
 
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精選版 日本国語大辞典 「部」の意味・読み・例文・類語

ぶ【部】

 

(一)[1]   
(一) 
(一)[](1010)
(二) 
(一)[](133943)
(三) 
(一)[](142941)
(四) 
(一)[](1860)
(五) 
(一)[]()(1906︿)
(六) 
(七) 
(一)[](1957︿)
(二)[2]    [  ]()
(一)[](10)
(二)[]
 
 

 

(一)  
(二) ()()()
(一)[]()()()(720)
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(四) ()=
(一)[]()(720)
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「部」の意味・わかりやすい解説



()()1()()()2()()()()3()()()()31()2()()3()()()()()


成立


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 ()()()()()()()()殿()殿()殿()()()5()()


発展


()()()()()()56()()()

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廃止

部の制度が倭王権の中枢的な政治組織であったことは、いわゆる公地公民制を基礎とした律令国家の出発を理念的に表現したとみられる「大化改新詔」の第1条に、部の制度の廃止がうたわれていることから、端的に知ることができるが、事実、孝徳(こうとく)朝の諸詔や、天智朝の「甲子(かっし)の宣(せん)」などを経て、部の制度は廃され、国家による直接的な民衆統治の制度として公民制が形成され、その基礎のうえに古代律令国家が成立したのである。そして、天智朝の庚午年籍によって確定された部姓は、律令制的な氏姓としての機能を果たすことになるのである。

[大橋信弥]

『津田左右吉著『日本上代史の研究』(1957・岩波書店)』『井上光貞著『日本古代史の諸問題』(1971・思索社)』『平野邦雄著『大化前代社会組織の研究』(1969・吉川弘文館)』

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百科事典マイペディア 「部」の意味・わかりやすい解説

部【べ】

 
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図書館情報学用語辞典 第5版 「部」の解説

 

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「部」の解説


大化前代の支配組織。大和政権ないしそれに属する大王(おおきみ)一族や中央豪族の必要とする労力・技能・生産力を徴収する仕組みで,(1)職業部,(2)名代(なしろ)・子代(こしろ),(3)田部(たべ),(4)部曲(かきべ)などの種類があった。(1)は朝廷の必要とする特定の役務における固定的労働力や渡来系の技術による手工業品などを確保するためのもので,律令制下の品部(しなべ)・雑戸(ざっこ)に継承されていく。(2)のうち名代は王宮の経営のために設定されたもので,王宮にちなんだ部名がつけられ,舎人(とねり)・靫負(ゆげい)・膳夫(かしわで)などの伴(とも)が徴発され,部民はその資養物を貢納することになっていた。子代は大王家の子女の養育のために設定されたもので,王族にちなんだ部名がつけられ,壬生部(みぶべ)に相当するものと考えられる。(3)は朝廷の直轄地である屯倉(みやけ)の田の耕作の労力確保のため設定されたもの。(4)は中央豪族の経済基盤を維持するために設定されたもので,豪族の氏名を部名とした。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「部」の意味・わかりやすい解説


 
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旺文社日本史事典 三訂版 「部」の解説


部民 (べのたみ)

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【五方・五部】より

…百済は王都を泗沘(しひ)(忠清南道扶余)に移すと,三国対立の激化に備えて,王都と地方の政治体制を軍政化した。王都を上・前・中・下・後の五部あるいは中・東・西・南・北の五部に分け,各部をさらに五巷(坊)に区分し,各部を軍政の単位とし,各部に500人の軍隊をおいた。また地方を五方に分け,中方は古沙城(全羅北道古阜),東方は得安城(忠清南道恩津付近),南方は久知下城(全羅南道長城か),西方は刀先城(未詳),北方は熊津城(忠清南道公州)を中心とした地方である。…

【部民】より

…部は〈ベ〉とも〈トモ〉ともよむ。日本では大化改新以前に,朝廷あるいは天皇・后妃・皇子・豪族などに隷属し,労役を提供し,また生産物を貢納した人々の集団をいう。…

※「部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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