阿字観(読み)アジカン

デジタル大辞泉 「阿字観」の意味・読み・例文・類語

あじ‐かん〔‐クワン〕【×阿字観】

 
 

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「阿字観」の意味・読み・例文・類語

あじ‐かん‥クヮン【阿字観】

 

(一)   ()
(一)[]()(1283)
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「阿字観」の意味・わかりやすい解説

阿字観
あじかん


()()()()()()()()()()


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「阿字観」の意味・わかりやすい解説

阿字観 (あじかん)


︿︿aādi-anutpāda︿


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「阿字観」の意味・わかりやすい解説

阿字観
あじかん

密教における宗教的瞑想法の一つ。この宇宙のあらゆる事象が「阿」という字音に含められるとし,すべてのものがそれ自体すでに根本的であり,もともと生じたり滅したりしないものとする。この真理を体得するための瞑想法。満月の中に八葉の蓮華を描き,その上に書かれた「阿字」を念想し,初め,呼吸とともに「阿字」を称え,さらに進んだ段階では文字や音声を用いずに念想して密教の基本的真理を体得する。真言密教の重要な瞑想法。

阿字観
あじかん

尺八の曲名。古典本曲。明暗流,琴古流など。密教の阿字観法の哲理を尺八で表わしたもので「阿字」の名で古くから九州地方に行われた曲といわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「阿字観」の意味・わかりやすい解説

阿字観【あじかん】

密教でサンスクリットの第1字母の阿(a)に,宇宙の本体や現象および人生を収め,本来,生滅のないものとする。この理を体得するため月輪と蓮華(れんげ)の中に阿字を描いて修する真言宗の代表的瞑想法。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android