メキシコの日々
見かけはあまり美味しそうじゃないですが、これはおいしかった。 海老のタコス︵中はゆで海老、アボカド、豆ペースト、クリーム︶、蟹のトスターダ︵メキシコ風オープンサンド、蟹の身と野菜をあえたもの︶など。
中でも絶品は、見た目はグロだったので写真を撮らなかったが、海老のイカスミソースあえ。その名も﹁石油まみれの海老﹂、このぎょっとさせる命名がなんともメキシコ的である。
メキシコシティ。 不況のはずなんだけど、旨いレストランははやっているし、最近のトレンドらしいコンデッサ地区のタマウリパス通りあたりのバーは、混みまくっている。
昨日、友達のジャズライブに出かけたら、店はぎっしり。 六本木あたりのジャズライブハウスで、ビッグネームの出演でもないのに、こんなに入っていることって、最近はまずないんじゃないの? 喧噪の中で、合間に私のライブのリハ打ち合わせ。
その後、友達のロックライブ︵こういうのって、なんで日が重なるんだろうね︶に移動。最近、メキシコシティで若い子の面白いロックバンドが次々に誕生していて、ムーブメントの予兆があるそうだ。 昨日聴いたのは、おっさんプレイヤーなんだけど、もちろん、ばっちり店は賑わっていた。
不況で財布の紐を引き締めようというより、たぶん、経済危機慣れしている人たちの、﹁ホントの経済危機って、お金をセコセコ貯めててどうにかなるようなもんではない。ならばできるうちに楽しんどこ。友情を確認しとこ﹂って感覚なんでしょうが、音楽を忘れないのは、いいことよね。