国立国会図書館は、平成30︵2018︶年に開館70周年を迎えました。これまでの多くの皆様のご支援とご協力に心から感謝申し上げます。
戦前の議会図書館、帝国図書館を継承した当館の蔵書は、平成29︵2017︶年度末現在約4300万点となりました。これは、納本制度により広く収集した国内出版物を根幹として、歴史的、文化的に価値ある国内外の資料の購入・寄贈、外国の図書館等との交換等、様々な手段により収集してきたものです。当館は、これらを国民共有の文化的資産・知的資源として、保存し、利用に供しています。
開館70周年を記念し、平成30年の10月から12月にかけて開催した展示会﹁本の玉手箱―国立国会図書館70年の歴史と蔵書―﹂は、当館の歩みを紹介する第1部と、様々な資料をいろいろな視点から紹介する第2部とで構成し、これらの蔵書の中から全体で約180点の資料を展示したものです。本電子展示では、会場では展示替えをした資料も含め、その全てをご紹介します。︵解題のみ掲載し、画像を掲載していないものもあります。︶
展示をお楽しみいただきながら、当館の歴史、資料、将来に向けた取組について、ご理解を深めていただければ幸いです。