図書館とヨーロッパに関するlaislanopiraのブックマーク (7)
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︿はじめに﹀ ずっと書きたいと思いつつなかなか文章にできないことってありませんか。これから続く長い文章も、そんな経験のひとつです。書けなかった理由は、文章にするとすごく長くなってしまうこと、恨みつらみの詰まった重い文になるだろうと予想できたからでした。これを書いたとて、なくなったものは戻ってこないし、ハッピーエンドでもない。だから気が重くて書けませんでした。 それでも今、書くことにしたのには理由があります。ひとつは、記録としてやはり残しておきたいと思ったから。爽やかな読み物として着地できなくても、それも人生の出来事としてありうることだとやっと思えるようになったからです。 もうひとつの理由は、ある結果を追い求めてそれが得られないと、そのことばかりに意識が囚われてしまいがちだけど、実はその過程でもっと別の大切なものを受け取っていたと気づいたからです。﹁どんな経験にも学びがあるよね﹂なんて悟った
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高さ92cm、幅50cm、厚さ22cm、重さ75kg。この巨大な写本は、﹁ギガス写本﹂と呼ばれており、現存する中世の写本としては最大のものである。13世紀初め、ボヘミア︵現在のチェコ︶のベネディクト会の修道院で作られたと見られているが、中には悪魔の大きなイラストがあり、その製作にまつわる伝説から﹁悪魔の聖書﹂ とも呼ばれている。
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﹁今では考えられない…﹂中世ヨーロッパの図書館が本を盗まれないように行っていた仕組みがこちら15世紀にグーテンベルクが活版印刷技術を確立するまでは、 ほとんどの書物は手書きによる写本であり、それはそれは高価なものでした。 そのため中世ヨーロッパの図書館では、本の亡失・盗難を防ぐために、非常にわかりやすい手法を採っています。 いったいどんな方法かというと……。 答えは﹁鎖でつなぐ﹂! 中世ヨーロッパの書物の大半は宗教︵キリスト教︶関係のものでしたが、修道院の図書館では本の厚紙に鎖をつけ、机や本棚に固定することで紛失を防いだそうです。 ﹁鎖付図書﹂“Chained Library”と呼ばれています。 1. こちらはイギリス西部にあるヘレフォード大聖堂の図書館。 当時の姿を残す鎖付図書館としては最大。 現存する本の多くは、歴史的な状況を保存するため再発行されたレプリカ。 現在も営業︵有料︶して
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本との出会いをワクワク演出!中身の見えない小包で貸し出してくれるスロベニアの図書館 2012.02.15 ライターインターン ライターインターン ふらっと立寄り、読みたい本を探すもよし。借りたい本を決めて行くのもよし。ちょっと集中したい時にも利用できる身近な図書館。みなさんは普段どのように利用していますか? 今回ご紹介するのはスロベニアの首都にあるリュブリャナ図書館ではじまった、ちょっと小粋なプロジェクトです。なんと中身が見えないようにパッケージされています。これはいったいどういうことでしょうか? 中身には司書さんが選んだ現代作家の作品、古典作品、簡単に読める作品小の3冊セットになっていて、小包に張ってある虫眼鏡やギリシャの神殿などかわいいステッカーで、ジャンルを見分けることが出来ます。 私は普段何を読みたいか決めてから本屋さんや図書館に行くのですが、全く先入観を持たずに本を借りることが出
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中世ヨーロッパの大学 西ローマ帝国の滅亡後、西欧の学問は長い停滞を続けていた。書き言葉と話し言葉が違う︵前者はラテン語︶ので学問の習得には時間がかかり、領主の権力や都市の規模が小さいので高度な学問︵例えば体系的な法律︶はあまり必要とされていなかった。古代ギリシア・ローマ時代の優れた学問はイスラム圏やビザンティン︵東ローマ︶帝国に保存されていた。 しかし西欧でも12世紀に入って都市の発展が著しくなり︵すると法律といったものが必要になる︶、イスラム圏との交易が活発化すると、そちらを経由する形で古代の著作がもたらされるに至る。アリストテレスやユークリッド、ヒポクラテスといった哲学・数学・医学等の大学者の著作やローマ法がそれである。その多くは原書ではなくアラビア語版から西欧の言葉︵ラテン語︶に翻訳された。ローマ法に関しては、このころ激化していたローマ教皇と神聖ローマ皇帝との抗争に際し、自分の陣営を
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欧州連合︵EU︶は8月11日、欧州の書籍や芸術作品をオンラインで閲覧できる﹁デジタル図書館﹂を今秋にも公開する可能性を明らかにした。 このサイトでは、さまざまな文化機関が所蔵する芸術作品のデジタル版を、学習、仕事、娯楽目的で閲覧することができる。﹁このデジタル図書館では、母国にいても国外にいても、手早く簡単に欧州の書籍と芸術を閲覧できる。例えば、チェコの学生がロンドンに行かなくても英国の図書館の本を読んだり、アイルランドの芸術愛好家がルーブル美術館で並ばなくてもモナリザを見られるようになる﹂とEU情報社会・メディア委員のビビアン・レディング氏は述べている。﹁豊富なコンテンツを持つ欧州デジタル図書館Europeanaを年内に公開することが目標だ﹂ しかし、欧州の図書館には25億冊以上の蔵書があるが、デジタル形式で利用できるのは約1%。このため欧州委員会は加盟国に対し、作品のデジタル化に向け、
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