工場夜景など産業を観光資源に活用する動きが、中国地方でも広がっています。経済産業省が認定した「近代化産業遺産」が中国5県で最も多い山口県では、石灰石を運ぶ「日本一長い私道」とされる専用道や鉱山を巡るツアーが特に人気です。ツアー全体の参加者は年間1500人を超え、全国からやって来ます。その魅力を探りました。 宇部、美祢、山陽小野田の3市の関係団体でつくる産業観光推進協議会が監修する「大人の社会派ツアー」。石炭の採掘跡などを巡る27種類のコースがあり、中でも一番人気なのが「セメントの道」。9月11日、20~70歳代の参加者とともにバスに乗り込んだ。 まず着いたのが、美祢市にある宇部興産の宇部伊佐鉱山。石灰石を階段状に掘り進めた鉱区が棚田のように広がり、傍らには巨大な煙突がそびえる。鉱区の直径は1・2~1・6キロ。石灰石を運搬する巨大ダンプカーが豆粒のように見える。 1948年に採掘が始まった国
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