﹁入ったら15秒で死ぬビルがある﹂などといわれるのに﹁日本よりここがいい﹂と家族が話すヨハネスブルクで支局長が見た南ア社会の深い断絶 おととし︵2022年︶の末から南アフリカのヨハネスブルクに駐在している。去年からは妻とふたりの子どもたちも日本から合流した。 ネットで﹁ヨハネスブルク 治安﹂などと検索すると、﹁世界一治安が悪い﹂﹁最恐都市﹂﹁入ったら15秒で死ぬビルがある﹂などと物騒なタイトルの記事が表示される。確かに治安がよいとはとても言えないから正直、家族を呼ぶことはためらった。 それが今では妻も子どもも﹁日本に帰りたくない。ずっとヨハネスブルクがいい﹂などと話すほどになじんでいる。 そこに、ヨハネスブルクが抱える巨大な矛盾があるのだけど。 いつかはアフリカに先月︵2月︶11日、私は西アフリカのブルキナファソの首都・ワガドゥグに向かっていた。ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアがアフリ
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