ラオス
- ラオス人民民主共和国
- ສາທາລະນະລັດ ປະຊາທິປະໄຕ ປະຊາຊົນລາວ
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(国旗) (国章) - 国の標語:ສັນຕິພາບ ເອກະລາດ ປະຊາທິປະໄຕ ເອກະພາບ ວັດທະນາຖາວອນ
(ラーオ語: 平和、独立、民主主義、統一、繁栄) - 国歌:ເພງຊາດລາວ(ラーオ語)
ラオス国歌 -
公用語 ラーオ語 首都 ヴィエンチャン 最大の都市 ヴィエンチャン - 政府
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党書記長 トーンルン・シースリット 国家主席 トーンルン・シースリット 首相 ソーンサイ・シーパンドーン 国家副主席 パニー・ヤートートゥー
ブントング・チットマニー国民議会議長 セイソムフォン・ポムウィハーン - 面積
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総計 236,800km2(79位) 水面積率 2.5% - 人口
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総計(2020年) 7,276,000[1]人(104位) 人口密度 31.5[2]人/km2 - GDP(自国通貨表示)
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合計(2020年) 170兆4726億2900万[3]キープ(キップ。Kip) - GDP(MER)
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合計(2020年) 188億2000万[3]ドル(113位) 1人あたり 2586.78[3]ドル - GDP(PPP)
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合計(2020年) 589億2800万[3]ドル(110位) 1人あたり 8099.419[3]ドル
独立
- 日付フランスより
1949年7月19日通貨 キープ(キップ。Kip)(LAK) 時間帯 UTC+7 (DST:なし) ISO 3166-1 LA / LAO ccTLD .la 国際電話番号 856
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ed/Satellite-laos.jpg/240px-Satellite-laos.jpg)
概要
編集国名
編集歴史
編集ラーンサーン王国
編集フランス植民地支配
編集独立と内戦
編集ラオス人民民主共和国
編集政治
編集憲法の前文で「人民民主主義」を謳い、第3条では「ラオス人民革命党を主軸とする政治制度」と規定されているなど[33]、マルクス・レーニン主義を掲げるラオス人民革命党による社会主義国型の一党制が敷かれている。政府の政策決定は、党書記長を中心とする9人で構成される党の政治局と、49人で構成される党の中央委員会において決定される。特に重要な政策に関しては、さらに大臣の会議で審議される。
元首
編集国家主席を元首とする社会主義共和制国家であり、国家主席は国民議会で選出され、任期は5年。職務の補佐・代行のために国家副主席がいる。
行政
編集立法
編集司法
編集ラオスは宗主国であったフランスから民事法制度を継承している。司法権は最高人民法院長官に委ねられている。
最高人民法院長官は常務委員会の勧告に基づき、国会によって選出されることとなっている。
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国際関係
編集日本との関係
編集中国との関係
編集フランスとの関係
編集国家安全保障
編集地理
編集メコン川
編集環境
編集ラオスは森林破壊による環境の悪化が懸念されている国の一つに数え上げられる。
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気候
編集地方行政区分
編集地方に議会を設置しないで、県知事は国家主席が、郡長は首相が、それぞれを任命するという中央集権的地方行政制度をとっている。
首都ヴィエンチャンを含む、広域ヴィエンチャン行政区であるヴィエンチャン都(ナコーンルアン・ヴィエンチャン/Prefecture)と17県(クウェーン/Province)から構成される。以前はサイソムブーン特別区(ケートピセート・サイソムブーン)が治安上の理由から首相府の直轄下に設けられていたが、2006年に廃止された。その後、サイソムブーン特別区は県に昇格して復活した。
ヴィエンチャン都と県の下には100前後の村(バーン)から成る郡(ムアン)がある。ムアンにはラーオ語で「郡」のほかに「街」という意味もあり、日本の市町村に相当するものだと考えられる。ヴィエンチャン都を除き、全ての県には県庁所在地となる郡があり、そこが県都とされている。
県都とされる郡の名称は「ポンサーリー郡」や「ルアンナムター郡」のように県の名前と合致する場合、「サイ郡」や「サマッキーサイ郡」のように県の名前とは全く異なる場合があるが、ラオス人の多くは他県のことであれば県の名称=県都(チャンパーサック県など一部例外はあるものの)であり、一般人で県都の名称を全て正確に覚えている人は少ない。
北部
編集- ウドムサイ県 - (サイ郡)
- サイニャブーリー県 - (サイニャブーリー郡)
- シエンクワーン県 - (ポーンサワン郡) - (軍事基地:ロンチェン)
- フアパン県 - (サムヌア郡)
- ボーケーオ県 - (フアイサーイ郡)
- ポンサーリー県 - (ポンサーリー郡)
- ルアンナムター県 - (ルアンナムター郡)
- ルアンパバーン県 - (ルアンパバーン郡)
中部
編集- ヴィエンチャン県 - (ヴィエンカム郡)(ヴィエンチャン県はヴィエンカム県に改称する決定がラオス国民議会で決議された)
- ヴィエンチャン都 - (首都:ヴィエンチャン)
- カムムアン県 - (ターケーク郡)
- サワンナケート県 - (サワンナケート, 旧称:カンタブーリー郡) ラオス第二の街
- サイソムブーン県(元特別区)
- ボーリカムサイ県 - (パークサン郡)
南部
編集- アッタプー県 - (アッタプー郡)(ホーチミン・ルート)
- サーラワン県 - (サーラワン)
- セーコーン県 - (ラマーム郡)
- チャンパーサック県 - (パークセー郡) ラオス第二の街(ボーラウェン高原・シーパンドン)
主要都市
編集交通
編集道路
編集都市部以外の地域においては、幹線道路の多くが舗装されていない。
鉄道
編集空運
編集首都ヴィエンチャンにあるワットタイ国際空港には、タイ国際航空や中国南方航空などが国外から乗り入れている。国内の航空会社では、ラオス国営航空がワットタイ国際空港を拠点に国際線と国内線を運航している。過去にはラオス初の民間航空会社としてラオ・セントラル航空も事業に参入していたが、2014年に運航を停止した。
経済
編集農業
編集林業
編集ラオスの山林にはマホガニーやチークなどの木材が豊富だが、19世紀からフランスが徹底的に伐採した。現在では[いつ?]マツが主に日本に輸出されている。ラオス高地のマツは樹齢数百年という巨大で良質なものが多く、年間3万立方メートルの山林が伐採されて日本へ送られる。2, 3級のクズ材は、ラオス国内とベトナムのバイヤーに売られる。マツとともに常緑森林が根こそぎ伐採されるため、保水機能が大きく損なわれて大きな問題となっている[49]。
鉱業・エネルギー
編集製造業
編集観光業
編集国民
編集民族
編集言語
編集婚姻
編集宗教
編集宗教は上座部仏教が60%、アニミズムやその他の宗教が40%であるが、しばしば仏教とアニミズムが混同されて信仰されていることがある。その他ラオス南部ではキリスト教も信仰されている。
19世紀まで続いていたラーンサーン王朝では仏教が国教とされていた。しかし、ラオス人民民主共和国成立後、仏教は特別な保護を受けなくなった。ただし、農村の地域コミュニティーと仏教寺院は密接な関係を保ち続けている。そのため、ラオス人民革命党も「党の理念・思想と一致する」と明言するなど、仏教との関係を意識している[63]。
教育
編集この大学は首都ヴィエンチャンに在る
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保健
編集この病院は首都ヴィエンチャンに在る
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衛生環境
編集社会
編集黄金の三角地帯の一か所である点から、薬物犯罪に絡む問題が根深い面を残している[67]。
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治安
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法執行機関
編集ラオス公安省が主体となっている。公安省の管轄下にあるラオス国家警察は、かつての王国時代に設立されたラオス王立警察が前身となっている。
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人権
編集ラオス政府は、同国の少数民族であるモン族へ対し大量虐殺を行なったとして非難されている実情がある[71] 。
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人身売買
編集2017年2月20日、裕福な中国人との偽りの結婚話で騙され、売春をさせられる女子高校生が増加していると地元メディアが報じた。以前より結婚や就職を隠れ蓑にしてタイへ少女を売る被害が報告されていたが、このタイルートに加え、近年は[いつ?]中国ルートが増加していることが人身売買を調査しているNGO団体職員により判明している。被害少女の多くは高校2、3年生が主体で、結婚のために学校を中退する。中国人は首都ヴィエンチャンを含むラオス全土で少女らに声をかけており、ラオス政府も事態を把握している。旧来から存在するタイルートでは役人への賄賂が常習化し、一つのビジネスとなっているが、中国ルートも同様になっている可能性が高い。ラオス国内の人身売買の実態は公式の調査が行われず、正確な被害数すら把握されておらず、人権団体の調査も政府機関の不透明な対応で妨害されがちであるという[75]。
メディア
編集インターネット
編集メッセージのやり取りにはWhatsAppやLINEといった外国製アプリの利用者が多いが、ラオスの通信会社シリチャルーンサイと政府が共同開発した「LoudChat」(ラウドチャット)のサービスが2022年4月に始まった[76]。言論への監視・統制が行なわれているが、SNSでは政府批判が投稿されることもある[77]。
文化
編集食文化
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文学
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音楽
編集ラオスの音楽文化は、カンボジア音楽やベトナム音楽など近隣諸国の音楽文化と多くの類似点が存在する。特にタイ音楽との類似点が多いことが知られる。
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映画
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芸術
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被服・服飾
編集一般的な伝統衣装にはシュアウト・ラオと呼ばれるものが存在する。シュアウト・ラオはラーオ語で「ラオスの衣装」を意味する、文字通りの名称である。ほかにはスアパットという漢服に似通った形状の衣装があり、この衣装は長袖の仕様となっている。
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建築
編集ルアンパバーン群に位置する仏教寺院の代表格となっている。
ルアンパバーン群の仏教寺院の一つで、古くから残存する仏教建築の一部として知られる。
ラオスを代表する歴史的建築物には仏教寺院であるワット・シェントーンが知られている。
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世界遺産
編集ラオス国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が3件存在する。
- ルアン・パバンの町 - (1995年)
- チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群 - (2001年)
- シエンクワーン県ジャール平原の巨大石壺遺跡群 - (2019年)
祝祭日
編集日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
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1月1日 | 新年 | ||
1月20日 | 国軍記念日 | ラオス人民革命軍設立記念日 | |
2月9日 | マーカブーサー | 仏陀が死後のあり方を予言した日 | |
3月8日 | 女性の日 | 3月8日、国際女性の日 | |
4月14日 - 16日 | ピーマイラーオ(ラオス正月) | ||
5月1日 | 労働日 | メーデー | |
5月8日 | ビサーカブーサー | 釈迦の誕生日 | |
6月1日 | 子供の日 | 国際子どもの日、植樹の日 | |
7月7日 | カオパンサー | 「雨安居入り」の儀式 | |
8月15日 | 憲法記念日 | ||
8月20日 | お盆 | ||
9月4日 | ブン・カオサラック | 先祖供養 | |
10月4日 | オークパンサー | 「雨安居明け」の儀式 | |
10月5日 | ボート祭り | ||
10月7日 | 教師の日 | 国際教師の日は10月5日 | |
10月12日 | 独立宣言記念日 | ||
11月2日 | タート・ルアン祭り | 「タート」は「塔」、「ルアン」は「大きい」の意味で、 首都ヴィエンチャンにある黄金の仏塔のこと。 | |
12月2日 | 建国記念日 | ナショナルデーとして国民の休日 | |
12月13日 | カイソーン・ポムウィハーン誕生日 | ラオス人民民主共和国成立の功労者 |
スポーツ
編集ムエラオはタイのムエタイやカンボジアのクン・クメールの原型とされている。
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オリンピック
編集サッカー
編集ラオス国内ではサッカーが圧倒的に1番人気のスポーツとなっている。1990年にサッカーリーグのラオス・リーグが創設され、2013年にプロ化された。ペプシコーラがリーグに協賛しており、「ペプシ・ラオ・リーグ1」と呼ばれている。ラオスサッカー連盟(LFF)によって構成されるサッカーラオス代表は、これまでFIFAワールドカップやAFCアジアカップには未出場である。東南アジアサッカー選手権には12度出場しているが、全大会でグループリーグ敗退となっている。
著名な出身者
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集参考文献
編集- 菊池陽子・鈴木玲子・阿部健一編著『ラオスを知るための60章』2010年、東京、明石書店 ISBN 978-4-7503-3309-0
関連項目
編集外部リンク
編集- 政府 法律
-
- 憲法(日本語訳) - 法務省法務総合研究所国際協力部のウェブサイト内。
- ラオス法制度の概要 - 法務省法務総合研究所国際協力部のウェブサイト内。法整備支援を通じて得られた知見を整理したもの。統治機構、司法制度、法体系、立法手続など。
- ラオス民法教科書作成支援について - 法務省法務総合研究所国際協力部のウェブサイト内。法整備支援の展望のほか、ラオス民法の概要や特色を解説。
- ラオス民事判決書マニュアル及び附属判決例1-4(日本語訳) - 日本の法整備支援を受けて作成された。従前のラオスの判決の特色や支援の経過などは、 ラオス法制度整備プロジェクト-民事判決書マニュアル-を参照。
- ラオス政府観光局 (日本語)
- ラオス国営航空 (日本語)
- 日本政府
-
- 日本外務省 ラオスの情報 (日本語)
- 在ラオス日本国大使館 (日本語)
- その他
-
- ジェトロ - ラオス
- 日本アセアンセンター - ラオス
- ヴィエンチャン・タイムズ
- ル・レノヴァテュール
- カオサン・パテート・ラオ
- パサション
- ラオス国営ラジオ
- ラオスフェスティバル公式サイト(日本語)
- ラオスに関連する地理データ - オープンストリートマップ
- ラオスのウィキメディア地図(英語)
- ラオス - Curlie(英語)(英語)
- 地図 - Google マップ
- 地球の歩き方 - ラオスの旅行・観光ガイド
- JTB - ラオス観光ガイド
- LAODI - ラオス産の世界的無農薬クラフトラム酒