愛知県競馬組合
概要
編集歴史
編集「名古屋競馬場」および「中京競馬場#地方競馬の開催」も参照
1949年に開場した名古屋競馬場は当初、愛知県と名古屋市で構成される一部事務組合、名古屋競馬場管理組合が管理していた[1]。1986年4月に豊明市を加えて愛知県競馬組合となった[1]。
所属騎手
編集現役所属騎手
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騎手は愛知県騎手会︵1963年設立[2]︶を組織している。2000年代には公式ウェブサイトを開設、運営していた[3]。
●浅野皓大︵あさの こうだい︶ - 2019年10月1日付で騎手免許を取得[4]。同年10月15日にデビュー。名古屋競馬では2016年4月の加藤聡一以来3年半ぶりの新人騎手デビューとなった[5]。11月1日の名古屋競馬第1競走で地方競馬初勝利[6]。
●今井貴大︵いまい たかひろ︶
●大畑慧悟︵おおはた けいご︶- 2023年4月1日騎手免許取得、叔父に大畑雅章[7]
●大畑雅章︵おおはた まさあき︶
●岡部誠︵おかべ まこと︶
●尾崎章生︵おざき あきお︶ - 2013年12月26日に一度引退し、カレー店を経営していた[8]が、2015年8月1日付で騎手免許を再取得して復帰した[9]。
●柿原翔︵かきはら しょう︶
●加藤誓二︵かとう せいじ︶ - 2010年5月7日に一度引退したが、尾崎と同様2015年8月1日付で騎手免許を再取得して復帰した[9]。
●加藤聡一︵かとう そういち︶ - 2016年4月1日付で騎手免許を取得[10]、同年4月19日にデビュー。2016年の第49回日本プロスポーツ大賞で新人賞[11]を、NARグランプリ2016で優秀新人騎手賞を獲得[12]。
●加藤利征︵かとう としゆき︶
●木之前葵︵きのまえ あおい︶
●塚本征吾︵つかもと せいご︶ - 2021年4月1日付で騎手免許取得[13][14]。2021年4月19日の令和3年度第2回名古屋競馬1日目第2競走でデビュー[14]。デビュー4戦目となった同日の第5競走で地方競馬初勝利[15]。
●友森翔太郎︵とももり しょうたろう︶
●丹羽克輝︵にわ かつき︶
●細川智史︵ほそかわ さとし︶ - 2020年4月1日付で騎手免許取得。同年4月21日の令和2年度第2回名古屋競馬でデビュー[16]。同年5月6日の第3回名古屋競馬4日目第12競走で地方競馬初勝利[17]。
●丸野勝虎︵まるの かつと︶
●丸山真一︵まるやま しんいち︶
●宮下瞳︵みやした ひとみ︶ - 現姓・小山︵ただし登録名は旧姓をそのまま使用[18]︶。2011年8月16日に一度引退したが、2016年8月1日付で騎手免許を再取得して復帰[19]。2020年3月23日の名古屋競馬第3競走で日本人女性騎手史上初となる通算1万回騎乗[20]、さらに2021年11月18日に行われた名古屋競馬第2競走で日本の女性騎手として中央・地方を含め史上初となる通算1000勝の快挙をそれぞれ達成した[21]。2017年7月に引退︵後述︶した小山信行は夫[18]。また2018年9月まで兵庫県競馬組合に騎手として所属していた宮下康一は実兄[22]。
●村上弘樹︵むらかみ ひろき︶
●山田祥雄︵やまだ さちお︶ - 2013年3月24日に廃止となった福山競馬から同年4月1日付で移籍[23]。
●横井将人︵よこい まさと︶
元所属騎手
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●新山廣道︵にいやま ひろみち︶ - 1970年9月29日付で騎手免許取得。約12年間活躍した後1982年12月1日付で調教師に転身。2020年1月13日、病気のため逝去[24]。
●坂本敏美︵さかもと としみ︶ - 1985年7月19日に競走中の落馬事故で頸椎損傷の重傷を負い騎手生命を絶たれ[25][26]、その後福井県勝山市で療養生活を送っていたが[27]、2008年2月10日逝去[26]。
●沖静男︵おき しずお︶ - 2000年4月金沢競馬へ移籍。
●沢井守︵さわい まもる︶ - 2002年2月19日引退。
●吉本隆紀︵よしもと たかのり︶ - 2007年3月16日の騎乗を最後に引退したが、その後浦和競馬で厩務員を経て2012年6月1日付で騎手に復帰、2019年6月1日付で佐賀競馬に移籍[28]。
●清家義徳︵せいけ よしのり︶ - 2009年10月1日引退。
●倉地学︵くらち まなぶ︶ - 2010年12月23日引退。2011年1月1日付で調教師に転身[29]。
●福重正吾︵ふくしげ しょうご︶ - 2010年12月23日引退。その後愛知県競馬組合の職員に転身[30]。
●竹田吉秀︵たけだ よしひで︶ - 2011年3月25日引退。
●柴田直樹︵しばた なおき︶ - 2012年4月13日引退。
●吉田稔︵よしだ みのる︶ - 2012年9月30日引退。その後北海道日高町に移住して育成牧場を経営[31]。
●阪野学︵ばんの がく︶ - 2014年1月18日付でホッカイドウ競馬へ移籍[32]。
●兒島真二︵こじま しんじ︶ - 2015年2月15日付で佐賀競馬へ移籍[33]。2022年6月19日付で騎手引退[34]。
●竹下太︵たけした ふとし︶ - 2015年7月31日付で引退、翌8月1日付で調教師に転身[35]。
●深見勇也︵ふかみ ゆうや︶ - 2015年12月18日引退[36]。
●山本茜︵やまもと あかね︶ - 2015年12月31日、騎手免許失効により引退[37]。
●持原大志︵もちはら たいし︶ - 2016年3月31日引退[38]。
●八木直也︵やぎ なおや︶ - 2016年5月6日引退[39]。
●安部幸夫︵あべ ゆきお︶ - 2016年7月31日付で引退、翌8月1日付で調教師に転身[40]。
●小山信行︵おやま のぶゆき︶ - 妻は宮下瞳。2017年1月から韓国・釜山慶南競馬場において調教専門厩務員として活動[18][41]。2017年7月31日付で騎手を引退[42]。
●宇都英樹︵うと ひでき︶ - 2020年3月31日付で引退、翌4月1日付で調教師に転身。同年3月27日施行の名古屋競馬第8競走が最後の騎乗となった[43]。
●藤原良一︵ふじはら りょういち︶ - 2022年7月31日付で引退[44]。
●戸部尚実︵とべ なおみ︶ - 2022年11月30日付で引退。翌12月1日付で調教師に転身[45]。
主な活躍馬
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●ジュサブロー - 1986年にオールカマーを勝ち、ジャパンカップにも出走︵結果は7着︶。
●マルブツセカイオー - 交流元年の1995年にオグリキャップ記念を制覇。
●ゴールデンチェリー - 2000年にクラスターカップを制覇。
●ゴールドプルーフ - 2001年に全日本サラブレッドカップ︵現在は廃止︶を勝利した後、2003年には東海ステークスを制覇。
●ブラウンシャトレー - 2000年にサラブレッドチャレンジカップ︵現在は廃止︶を勝った。中央にも遠征し、好成績を収めた。
●マルカセンリョウ - 中央では1勝しか挙げられなかったが、移籍後は2003年に名古屋大賞典、2004年にはかきつばた記念を制覇。
●ヨシノイチバンボシ - 2005年にかきつばた記念を制覇。
●タカラアジュディ - 2004年に名古屋優駿︵当時は統一GII︶を制覇。
●キングスゾーン - 2007年にサマーチャンピオンを制覇。
●カツゲキキトキト - 平地重賞における日本最多勝記録を持つ︵20勝︶[46]。現役。
不祥事
編集2022年4月に弥富市に移転した名古屋競馬場のオープニングイベント運営業務の委託業者選定で、業者側に便宜を図った見返りとして同年4~5月にかけて341万円の賄賂を収受したとして、元愛知県競馬組合総務広報課長が受託収賄容疑で、また現金を渡したイベント業者の社員が贈賄容疑で2023年11月8日に愛知県警捜査2課と千種警察署により、それぞれ逮捕された[47]。
脚注
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(一)^ ab﹁不況の壁ウマく越せない 名古屋競馬 赤字続き存亡危機 貯金底つく 職員削減、懸命リストラ﹂﹃中日新聞 朝刊﹄1996年5月11日、35面。
(二)^ “第2回﹁名古屋競馬のあり方懇談会﹂議事録” (PDF). 愛知県. p. 3 (2004年6月10日). 2012年2月24日閲覧。
(三)^ “愛知県騎手会ホームページ”. 2007年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月12日閲覧。
(四)^ “令和元年度 第2回調教師・騎手免許試験 新規合格者について”. 地方競馬全国協会 (2019年9月11日). 2019年10月2日閲覧。
(五)^ “名古屋競馬3年半ぶりに新人騎手がデビューします。”. 名古屋競馬オフィシャルサイト. (2019年10月9日) 2019年10月18日閲覧。
(六)^ “浅野皓大騎手初勝利!!”. 名古屋競馬オフィシャルサイト. (2019年11月1日) 2019年11月1日閲覧。
(七)^ 名古屋の大畑慧悟騎手﹁兄弟子丸野騎手のようにすごい結果を﹂/104期騎手課程修了記者会見 - 日刊スポーツ 2023年3月18日
(八)^ “尾崎 章生 騎手︵名古屋︶|ジョッキーインタビュー”. オッズパーク. (2015年10月15日) 2023年8月13日閲覧。
(九)^ ab“NAR 調教師・騎手試験合格者を発表”. スポーツニッポン新聞社. (2015年7月15日) 2018年2月17日閲覧。
(十)^ “NAR新規合格者発表 調教師3人、騎手は7人”. スポーツニッポン新聞社. (2016年3月16日) 2018年2月17日閲覧。
(11)^ “2016年 第49回日本プロスポーツ大賞 地方競馬の受賞者が決定”. 地方競馬全国協会 (2016年12月20日). 2016年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月17日閲覧。
(12)^ ﹃NARグランプリ2016﹄に愛知から表彰馬2頭・表彰者4名が受賞!! - 名古屋競馬オフィシャルサイト、2017年1月11日掲載、2017年2月14日閲覧
(13)^ “令和2年度第4回調教師・騎手免許試験 新規合格者について”. 地方競馬全国協会. (2021年3月19日) 2021年4月18日閲覧。
(14)^ ab“4月19日 新人 塚本征吾騎手がデビューします!”. 名古屋競馬オフィシャルサイト. (2021年4月17日) 2021年4月18日閲覧。
(15)^ “新人の塚本征吾騎手が初勝利!!”. 名古屋競馬オフィシャルサイト. (2021年4月19日) 2021年4月21日閲覧。
(16)^ “新人 細川智史騎手デビュー!”. 愛知県競馬組合 (2020年4月20日). 2020年4月20日閲覧。
(17)^ “名古屋けいば 細川智史騎手 初勝利!!”. 名古屋競馬オフィシャルサイト (2020年5月6日). 2020年5月6日閲覧。
(18)^ abc“名古屋競馬所属・宮下瞳の復帰支えた夫・小山信行の新たな挑戦”. スポーツニッポン新聞社 (2016年12月16日). 2016年12月16日閲覧。
(19)^ 名古屋競馬の宮下瞳が騎手復帰、女性最多626勝 - 日刊スポーツ、2016年7月13日掲載、2016年7月14日閲覧
(20)^ “宮下瞳騎手 日本人女性騎手初地方競馬通算10,000回騎乗達成”. 名古屋競馬オフィシャルサイト (2020年3月23日). 2020年3月23日閲覧。
(21)^ “宮下瞳 通算1000勝!国内女性騎手初の快挙﹁ほっとした﹂”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2021年11月19日) 2021年11月19日閲覧。
(22)^ “園田の宮下康一騎手が引退”. netkeiba.com. (2018年9月26日) 2018年9月26日閲覧。
(23)^ 福山競馬の山田祥雄騎手が名古屋競馬に移籍 - スポーツニッポン新聞社、2013年3月27日掲載、2016年10月12日閲覧
(24)^ “訃報 新山廣道調教師 逝去”. 愛知県競馬組合. (2020年1月14日) 2020年1月28日閲覧。
(25)^ ﹃新版競馬歴史新聞﹄ p163﹁坂本敏美騎手 落馬事故で再起不能﹂︵競馬歴史新聞編集委員会編、日本文芸社、2004年4月、ISBN 4-537-25205-7。︶
(26)^ ab“アンカツでもかなわなかった伝説のジョッキー/トレセン発秘話”. netkeiba.com (2018年2月9日). 2018年9月25日閲覧。
(27)^ “高知競馬という仕事︻9︼ 第4部・神様を追いかけて”. 高知新聞社 (2003年3月24日). 2007年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月19日閲覧。
(28)^ “吉本隆記騎手の移籍について”. 埼玉県浦和競馬組合 (2019年5月27日). 2024年1月13日閲覧。
(29)^ 斉藤正弘ら現役騎手3人、調教師試験に合格 - スポーツニッポン新聞社、2010年12月17日掲載、2016年10月18日閲覧
(30)^ 第32話﹁名古屋競馬場﹂︵4︶福重正吾さん - 中日新聞Web 2020年4月26日
(31)^ 吉田稔さん 名古屋の名手から“子育てパパ”に - スポーツニッポン新聞社、2013年5月31日掲載、2016年10月18日閲覧
(32)^ 阪野 学 騎手がホッカイドウ競馬に移籍 - 名古屋競馬オフィシャルサイト、2014年1月14日掲載、2016年6月23日閲覧
(33)^ 兒島 真二 騎手が佐賀競馬に移籍 - 名古屋競馬オフィシャルサイト、2015年2月5日掲載、2015年2月16日閲覧
(34)^ 兒島真二騎手の引退について - 佐賀県競馬組合、2022年6月5日配信、2022年6月6日閲覧
(35)^ “平成27年度 第1回調教師・騎手免許試験新規合格者について”. 地方競馬全国協会 (2015年7月14日). 2018年2月17日閲覧。
(36)^ 深見 勇也騎手の引退について - 名古屋競馬オフィシャルサイト、2015年12月18日掲載、2016年2月4日閲覧
(37)^ 名古屋競馬の︻山本 茜︼騎手について - 名古屋競馬オフィシャルサイト、2015年12月31日掲載、2016年2月4日閲覧
(38)^ 持原大志騎手の引退について - 名古屋競馬オフィシャルサイト、2016年3月30日掲載、2016年4月2日閲覧
(39)^ 名古屋競馬騎手の動向について - 名古屋競馬オフィシャルサイト、2016年5月6日掲載、2016年5月11日閲覧
(40)^ “平成28年度 第1回調教師・騎手免許試験新規合格者について”. 地方競馬全国協会 (2016年7月13日). 2018年2月17日閲覧。
(41)^ “野元賢一﹁夫に支えられ心の底からレース楽しむ 宮下瞳(下)﹂”. 日経電子版. 日本経済新聞社. (2018年4月29日) 2020年6月2日閲覧。
(42)^ 名古屋競馬の小山信行騎手・山内和明調教師の引退について - 名古屋競馬オフィシャルサイト、2017年7月28日掲載、2017年7月31日閲覧
(43)^ “宇都英樹騎手 引退について”. 名古屋競馬オフィシャルサイト (2020年3月27日). 2020年3月29日閲覧。
(44)^ “名古屋競馬 藤原良一 騎手の引退及び引退セレモニーの開催について”. 名古屋競馬オフィシャルサイト (2022年7月15日). 2024年1月13日閲覧。
(45)^ “地方競馬の調教師・騎手免許新規合格者発表 2000勝騎手6人が調教師に転身へ”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2022年11月11日) 2022年11月11日閲覧。
(46)^ 2023年3月現在。
(47)^ 愛知県競馬組合元課長を逮捕 競馬場移転イベント巡り収賄容疑 - 毎日新聞 2023年11月8日
外部リンク
編集- 名古屋競馬オフィシャルサイト
- 愛知県競馬組合規約 - 名古屋市例規類集(名古屋市)