福井県民歌」(ふくいけんみんか)は日本都道府県の一つ、福井県1954年昭和29年)5月1日に制定した県民歌である。作詞・三好達治

福井県民歌 / 新福井県民歌
関連画像
福井県民の歌発表大会(1954年5月22日)

県民歌の対象
福井県

作詞 三好達治
作曲 諸井三郎(旧) / 小松長生(新)
採用時期 1954年5月1日2014年に旋律を全面改訂、旧版の2・5番を廃止)
言語 日本語
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作曲は制定時の旧版「福井県民歌」が諸井三郎、現行の改訂版「新福井県民歌」が小松長生

解説

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福井県民の歌 ※旧版
(A面)倉田芳雄小林滋子 /
(B面) 渡辺はま子
シングル
A面 福井県民の歌
B面 意気の若越
リリース
規格 SPレコード
ジャンル 都道府県民歌
レーベル ビクターレコード(PR-1308)
作詞・作曲 福井県民歌‥作詞:三好達治、作曲:諸井三郎
意気の若越‥作詞:勝承夫、作曲:團伊玖磨
注:表題「福井県民の歌」は盤面の記述に拠る
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[1]195429[2]522[3]JVCSPB[2][4]

196843EPPRS-139B

「新福井県民歌」への改訂

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制定当初の歌詞は全5番で構成されていたが、5番の歌詞にあった市郡の数が制定後の市制施行と郡の改廃を反映していないこともあり1997年平成9年)には県民対話集会で当時の知事栗田幸雄に対し「歌詞が現状と合わず古めかしい」として新県民歌の制定を求める意見も出されていた[5]。そのため、県では2018年(平成30年)に開催される第73回福井しあわせ元気国体に合わせて2代目の新県民歌制定を検討していたが、結果的に三好達治の原詞を活かしたうえで「高音で歌いにくい」と不評であった諸井三郎の曲に代えて小松長生が新規に曲を付けることになり[6]2014年(平成26年)12月20日に「福井しあわせ元気スポーツフェスタ2014」で「新福井県民歌」と題する改訂版の曲が披露された。

改訂版の歌詞では原詞の2番と5番が廃止され、旧1・3・4番の全3番で構成されている。

歌詞

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5番(廃止)の歌詞について

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5 11196843[7]

195530497

備考

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福井県庁では県民歌の改訂作業に先立ち、1997年(平成9年)に他の46都道府県の都道府県民歌制定状況を照会した[8]。この際「未制定」と回答したのは大阪府兵庫県広島県大分県の4府県であるが、兵庫県の回答は事実でなく実際は1947年(昭和22年)に「兵庫県民歌」が制定されていたことが2015年(平成27年)に神戸新聞社の取材で明らかになっている[9]

脚注

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(一)^ (2012), p214

(二)^ ab(1968), p196

(三)^ 19545237 

(四)^  No.452

(五)^ 199792410?

(六)^ ? . 47NEWS (). (2014724). 2015210. https://web.archive.org/web/20150210065043/http://www.47news.jp/localnews/hukui/2014/07/post_20140724201605.html 2015210 

(七)^ , p74-75

(八)^ ? -  - 20041230

(九)^  . NEXT (). (201511). 201514. https://web.archive.org/web/20150104112533/http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201501/0007625977.shtml 20151114 

参考文献

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  • 国民文化協会『事典 シンボルと公式制度 日本篇』(国際図書、1968年NCID BN09461711
  • 西崎嘉太郎/日本青少年音楽教育センター 監修『日本うたの地図』(しなの出版、1970年NCID BN12728412
  • 中山裕一郎 監修『全国 都道府県の歌・市の歌』(東京堂出版2012年ISBN 978-4-490-20803-0

外部リンク

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