水上、および水中を移動する乗り物
船舶から転送)

: vesselboatship[1][2]
19311976



使

[1]/[1]

概要

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船舶の要素

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日本の国土交通省のウェブページ上の記述では、船(船舶)は浮揚性・移動性・積載性の三要素をそなえた構造物[2]、とのことである。


18使19#
線引き






船体

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艤装

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rigriggingoutfitting(s)2



使

法令による定義

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68435[3]

[4][5]31

361896valuation(abandonment

船舶を指すための様々な表現

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日本語表現

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 - [6]使[1]

 - [6]

 - [6]使[6]

 - [6]

 - 



 - 使

英語表現

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boatshipboat  boatshipboatboat / shipvessel() boatship[7]

shesheheit使 she

数詞

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(一)123123123

(二)123使

(三)123

船舶の分類・種類

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用途による分類

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[8]

商船

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Merchant ship[9]


 
2
 
MS


使

沿








 
MSC
 
TI
 
 
RO-ROMS


使 (Gearless Vessel) 



1105-72 - 33-512便[2][3][4]使 (Heavy Derrick) 2,580



ISO204045
















4
(一)

(二)

(三)

(四)使

100km100km300km300km




RO-RORORO





漁船

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漁船の一例

漁船漁業に用いる船舶。近海用と遠洋用、また漁獲する水産物の大きさや量によって、船の大きさはさまざまである。

軍艦

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軍艦の一例(ニミッツ級航空母艦



使使沿使

特殊船

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50
 
 
USNS

調



調
調
調

調





沿






















使


使


 



















 [10][11]











使使35

















運航形態による分類

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[8]

 - [8]

 - [8]

 - [8]

 - [8]

船型による分類

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3







 

Wave-piercing2000

単胴船

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代表的な船型

11



ErectionForecastleBridgePoop







PCC()

双胴船

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ポリネシアで使われていた双胴船

2



2

三胴船

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12



1退127m, 40kn 沿

ウェーブ・ピアーサー

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Wave piercer

2323



20153


その他の船型

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その他の船型として水中翼船、表面効果船(側壁型エアクッション船)、ホバークラフト、地面効果翼機などがある。地面効果翼機は、波浪が一切ない状態では水に接触せず空中を飛行している状態であり、厳密には航空機の一種である。

浮力による分類

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Displacement



Skimmer



Hydrofoil












Hover craft



Surface Effect ShipSES

工学上の分類

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船体材料による分類

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船は船体の主な材料で木造船(木造艇)、アルミ船(アルミ艇)、繊維強化プラスチック(FRP)船、先進複合材料(ACM)船などに分類される[12]

動力による分類

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[12]

 - 







パドルを用いるカヤックで獲物に忍び寄りハンティングを行うイヌイット
  • 古代エジプトのオール(櫓)を漕いで進んだ船
  • 大自然の中でのカヤッキング(アラスカ)
  • 1959年の手漕ぎ舟での舟運の様子
  • 足漕ぎ式のスワンボート
     


     - 2


    エジプトナイル川でも、現在も実用目的でのセイルボートの利用が盛んである。
  • アフリカ、ザンジバルen:Swahili coast付近で今も実用的に用いられているダウ船
  • セーリング・クルーザーで家族・友人とセーリングを楽しむ欧米の人々
  • 訓練航海中のUSCGCイーグル
     


     - 

    [13]

     - 退

     - LNG使

     - 




     - 

     - 
     - 

     - 

    CODLAG - 

     - 使

     - 

     - 使1

    船体構造による分類

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    • 単胴船・多胴船(双胴船三胴船



       - 

       - 

       - 

      機関の搭載方法による分類

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      • 船外機船 - 船尾板(トランサムボード)に船外機を装着したもの
      • 船内外機船 - 機関を船内船尾に備え付けドライブユニットを船外に出すことによるスクリュープロペラを回転させる
      • 船内機船 - 機関を船内中央付近に備え付けプロペラシャフトによりスクリュープロペラを回転させる

      法令上の分類

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      所有者による分類

      編集

       - 

       - 

      [3]

      供用による分類

      編集

       - [3]

       - 

      海上運送法による分類

      編集

      [8]

      船舶安全規則による分類

      編集

      沿20沿175946311[8]

      日本標準商品分類の分類

      編集

      50501502503504506507508509[14]




      502調502150225023502450255026502750285029[14]


      503503150325033調503450355049[14]


      5045041504250435044504550465049[14]

      各時代ごとの特徴的な船舶の分類

      編集



       : 
       : 

       : 

       : 

      en:Bilander : 12

      Caravel : 1523

      Carrack : 15

       : 1618貿

       :  

      man-of-war : 1619

       : 1719

       : 19

       : 

      U:

      QQ : U

       : 
       : 

      歴史

      編集

      世界

      編集

      有史以前

      編集

      [15][15]150200

      [15]

      4000[15]

      紀元前

      編集
       
      エジプト新王国時代の壁画に描かれた横帆の船(紀元前1411年から1422年にテーベの貴族の墓に描かれたもの)

      使使4,000使3,0001,5004,000[11]4,0004,0001,000

      紀元後

      編集
       
      ガレー船の一種、三段櫂船の実物大の復元船Olympiasの写真を使って再現してみた船隊の写真。

      使1 - 

      8-10西

      600使618使1401貿1530沿

      15

      16[11]1819使18071858K1860

      #

      1892


      日本

      編集

      古代

      編集

      20019895.79m19957.45m19984.4m85cm8m

      西11.7m西161931513.46m1.89m311187812m91838西 (20.6m) 

      飛鳥 - 室町時代

      編集

      使

       16041635貿6002,500375

      江戸時代(幕末まで)

      編集

      江戸時代初期の1635年には「大船建造禁止令」が施行され、船の500石積以上の建造が禁止されることになる。ただし、これはすぐに商船は対象外になる。鎖国を行ったために、外航船を建造する必要が無くなった日本では軍船は関船が、商船は帆走専用に改良された弁才船が中心となった。特に後者は江戸時代の近海海運を大いに発展させた。

      鎖国以前には徳川家康の命によってウィリアム・アダムス(三浦按針)が建造した2隻の小型ガレオン[注 5]や、慶長遣欧使節団のサン・ファン・バウティスタ号などの例がある。

      近代(幕末以後)

      編集

      318539西1853

      18542西

      185518571861186518901,609

      1861726()[16]

      1865 ()(10)[17]

      18906941896[18]1897[19]18981,5006,172[6][20]

      1899[21]

      大東亜戦争以後

      編集

      80%

      GHQ15100GHQ194719501956

      1946GHQ

      1951 (APL) 15,97312,597

      195219531219528,51519538,354使2195410,100195810,863196212,6285 -  - 

      1964

      1956197550%

      1950LNG

      19731977198056.5

      日本の船会社が運航する日本籍船の減少

      編集

      197219782006952,2234 %

      2[22]

      船名・船籍

      編集

      各船舶は、古来、一艘一艘(一杯一杯)、それぞれ固有の名称(船名)を与えられ、その後、固有の国籍(船籍)を持たされるなど、擬人的な取り扱いがなされてきた。

      各国の船舶関連の法規において、船首両舷および船尾に船名を表記するように定められている。IMOの規則では、IMOナンバーも併せて明記し、船籍港も明記し、各文字の高さは最低でも4インチなければならない[23]

      船名

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      英語圏の船名

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       steam ship SS21SS motor ship MSM.V. (motor vessel)S.V. (sailing vessel)使



      HMS : Her/His Majesty's ship/

      HMAS : His/Her Majesty's Australian Ship 

      USS : United States ship 



      BRP : 

      JDS  JS: 

      [7]

       

      日本船舶の船名

      編集

      44

      1[8]2001  : 

      麿使使[24][24]Maru ship[25]

      Rera

      船籍、旗国、船籍港

      編集

       ship registration

      en:ship registrationen:flag state使[26]

       flag state

      en:flag stateAA使[27]

       port of registry

      [28]IMO

      便

       :  :  : 便便便



      便

      固有の番号・符号

      編集

      簿

      IMO





      1簿
       
      ArktikaUKTY

       maritime call sign

      1004JOAK4使JA - JS7J - 7N8J - 8N1224JDJM6

      船舶の運航

      編集

      航海

      編集

      資格

      編集

      [29]

      [29][29]


      • 登録長が3m(約10フィート)未満であること
      • 推進機関が1.5kW(2馬力)未満であること
      • 直ちにスクリュープロペラの回転を停止することができる機構を有する船舶でまたは、その他のスクリュープロペラによる人の身体の傷害を防止する機構を有する船舶

      操舵

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      大海原では舵はオートパイロットによって自動で保針されており、人は海上を監視することが求められる。船の多い海域や狭い海域ではクオーターマスター(操舵手)が舵を手動で操作する。

      船内生活

      編集



       (UTC) 使1西



      24[9]

      423
      (一)0:00-4:00 12:00-16:00 2

      (二)4:00-8:00 16:00-20:00 1

      (三)8:00-12:00 20:00-24:00 3

      M[10][30]

      記録

      編集



      2

      [22]



      108cm×67cm12[22]

      信号

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       401 - 42使4
       



      100m12m100m12m


       : 1 : 4 - 6

       : 1

       : 2

       : 3


       : 2 1

       : 2 2

       : 1 1 1 1

       :  5

       :  11

       : 1

      無線

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      使使
      国際VHF
      通常の通信で使われる一般的なもの。船対船の通信だけでなく、港内管制等、陸上の船関係の官庁との連絡にも使われる。
      マリーナ無線
      レジャーボート用。マリーナとの連絡に使用する。
      漁業無線
      沿岸漁業の漁船が使用する。短波と超短波を使用。

      放送

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      [11]



      2016930

      MARine Traffic Information Service

      Martis

      安全と海難事故

      編集



       (Loyd's register of shipping)  (NK) 



      PSC

      IMO

      158

      SOLASSOLAS1912

      LPGPSCIMO

      GA





      調20081011

      係留

      編集

      錨泊

      編集
       
      錨泊
      1. 単錨泊
      2. 単錨泊(振れ止め錨利用)
      3. 双錨泊
      4. 2錨泊
      5. 船首尾錨泊

      使


      (一) - 

      (二) - 0


      • 錨泊方法
        1. 単錨泊(たんびょうはく) - 船首片舷の錨を使う
        2. 単錨泊(たんびょうはく) - 荒天時に普通の単錨泊に加えて振れ止め用の錨を反対横に使う
        3. 双錨泊(そうびょうはく) - 船首の錨を2つ用いて、荒天時に使う、又は振れ回りを小さくするため
        4. 2錨泊(にびょうはく) - 船首の錨を2つ用いて、荒天時に使う
        5. 船首尾錨泊 - 泊地水面に制約がある場合に使う。中小型船に多く使われる

      岸壁係留

      編集
       
      係留索
      6. 船首索
      5. ブレスト・ライン
      4. 船首スプリング・ライン
      3. 船尾スプリング・ライン
      2. ブレスト・ライン
      1. 船尾索

      [12]


      1. 船首索(ヘッド・ライン、おもてもやい、おもてながし)
      2. ブレスト・ライン
      3. 船首スプリング・ライン(フォアスプリング、おもてスプリング)
      4. 船尾スプリング・ライン(アフトスプリング、ともスプリング)
      5. 船尾索(スターン・ライン、とももやい、ともながし)

      水域区分

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      4





      沿

      20



      17511西9463






      右舷と左舷

      編集

      [13] steeringboard[14][15][16]

      1

      使1

      [17]


      船を仕事場としている人々:船員

      編集

      船舶に乗り組んで海上で働く人々のことを船員船乗りという。 全世界におよそ百数十万人の船員がいる、とされる。

      船舶と環境

      編集

      排ガス規制

      編集

      15000[31]20075MALPOL73/78[32]SO202013.500.50[33]

      バラスト水

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      バラスト水による自然生態系への悪影響がある

      ギャラリー

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      脚注

      編集

      注釈

      編集


      (一)^ 

      (二)^ : mail room

      (三)^ : strong room

      (四)^ : deep tank

      (五)^ 1使 : 

      (六)^ 3,847

      (七)^ 使
      HIJMS : His Imperial Japanese Majesty's ship

      SMS : Seiner Majestät Schiff1945

      (八)^ 

      (九)^ : watch

      (十)^ : machinery space man zero

      (11)^ 2120 ""

      (12)^ : bollard

      (13)^ : starboard

      (14)^ : port side

      (15)^ : port

      (16)^ : larboard

      (17)^ : centre consoler

      出典

      編集


      (一)^ abc  p.2354

      (二)^ ab.  . 2020625

      (三)^ abc 2005, p. 45.

      (四)^  2005, p. 41.

      (五)^  2005, p. 46.

      (六)^ abcde. . 2020625

      (七)^ Oxford Dictionaries "vessel"

      (八)^ abcdefgh. . 2020625

      (九)^ Cambridge Dictionary

      (十)^  2008.

      (11)^ abc 2007.

      (12)^ ab. . 2020625

      (13)^  - 

      (14)^ abcd 50-.  (19906). 2020115

      (15)^ abcd. . 2020625

      (16)^  2015, p. 89.

      (17)^  2015, p. 91.

      (18)^ 

      (19)^ 

      (20)^  2007.

      (21)^  2022, p. 4.

      (22)^ abc 2008.

      (23)^ gCaptain, how to name

      (24)^ ab. . 2020625

      (25)^ 

      (26)^   - 

      (27)^   - 

      (28)^ . . 2020625

      (29)^ abc - 

      (30)^ 調20084 200841

      (31)^ Health risks of shipping pollution have been 'underestimated'

      (32)^ MALPOL73/78. . 2019822

      (33)^ 2020SOx 5. . 2019822

      参考文献

      編集

      ABC2ISBN 4-425-91040-0 

      2005118ISBN 978-4425200252 

      2007108ISBN 978-4425303212 

      2007118ISBN 978-4425911226 

       2008319ISBN 978-4495578619 

      2008430ISBN 978-4526060533 

       - -2014 -2015125ISBN 978-4816925191 

       2022ISBN 978-4-425-26144-4 

      関連項目

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      外部リンク

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