渋滞
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6d/Traffic_in_Brasilia_before_Brazil_%26_Chile_match_at_World_Cup_2010-06-28_1.jpg/250px-Traffic_in_Brasilia_before_Brazil_%26_Chile_match_at_World_Cup_2010-06-28_1.jpg)
(2010年 ブラジリア)。
定義
編集渋滞の悪影響
編集各国・各地域における渋滞
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8c/Motorcycles_on_Civic_Boulevard_20080918.jpg/220px-Motorcycles_on_Civic_Boulevard_20080918.jpg)
世界三大渋滞
編集![タイ王国の旗](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a9/Flag_of_Thailand.svg/25px-Flag_of_Thailand.svg.png)
![インドネシアの旗](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9f/Flag_of_Indonesia.svg/25px-Flag_of_Indonesia.svg.png)
![メキシコの旗](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/fc/Flag_of_Mexico.svg/25px-Flag_of_Mexico.svg.png)
米国における渋滞
編集日本における渋滞
編集日本における定義
編集総距離の長い渋滞
編集発生日時 | 最後尾 | 先頭 | 延長 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1995年12月27日 | 名神高速道路 秦荘PA (滋賀県愛荘町、現・湖東三山PA) |
東名高速道路 赤塚PA (愛知県豊川市) |
154 km | 日本の渋滞最長記録 滋賀県~愛知県でのゲリラ豪雪による通行止めの影響 |
1990年8月12日 | 中国自動車道 山崎IC (兵庫県山崎町) |
名神高速道路 瀬田西IC (滋賀県大津市) |
135 km | |
1995年8月11日 | 名神高速道路 竜王IC (滋賀県竜王町) |
中国自動車道 福崎IC (兵庫県福崎町) |
129 km | 名神・中国道の下り車線で、お盆休みの帰省の影響[33]。 |
1995年5月2日 | 東北自動車道 | 東北自動車道 | 126 km | 東北道の下り車線で、ゴールデンウィークの行楽客の影響[33]。 |
1994年8月13日 | 関越自動車道 水上IC (群馬県水上町) |
関越自動車道 川越IC (埼玉県川越市) |
122 km | |
2006年8月 | 東北自動車道 那須高原SA (栃木県那須町) |
東北自動車道 館林IC (群馬県館林市) |
113 km |
高速道路における渋滞の多発地点
編集2014年に国土交通省では、日本全国の高速道路において収集した各種交通データを活用し、日本全国の高速道路の渋滞ワーストランキングを発表している[34]。以下に、年間ワースト10を挙げる。
- 東名高速道路 上り 海老名JCT - 横浜町田IC
- 東名高速道路 上り 秦野中井IC - 厚木IC
- 東名高速道路 下り 横浜町田IC - 海老名JCT
- 中国自動車道 上り 西宮山口JCT - 宝塚IC
- 中央自動車道 上り 調布IC - 高井戸IC
- 東名高速道路 上り 東名川崎IC - 東京IC
- 東名高速道路 下り 豊川IC - 音羽蒲郡IC
- 中国自動車道 下り 中国池田IC - 宝塚IC
- 東名阪自動車道 上り 亀山JCT - 鈴鹿IC
- 東名高速道路 下り 大井松田IC - 御殿場IC
開発途上国における渋滞
編集渋滞の種類
編集渋滞での交通流
編集渋滞の原因
編集一般道路で発生する渋滞
編集信号交差点
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d9/Gridlock.svg/180px-Gridlock.svg.png)
有効車線数の減少
編集踏切
編集事故
編集見物渋滞(わき見渋滞)
編集交通工学の本来の用語ではない。ドライバーが景色や看板、火事、対向車線の事故に目を奪われて脇見したりすることが走行速度の減速につながり、また停車をすることによって渋滞が引き起こされる[40]。また、わき見運転は事故の危険も伴い、こうしたドライバーが事故を起こせば渋滞をさらに悪化させることになる。
高速道路で発生する渋滞
編集分岐点での渋滞
編集インターチェンジ(IC)やジャンクション(JCT)では流出、流入が発生するが、本線の車は流入車を入れるため、前車との車間距離を空けるために少し減速したり、追越車線に移動したりする。本線の後続車は車間距離を一定に保とうとして、詰まった車間距離を広げるために速度を先行車より落とす。これが連鎖的に続くと渋滞となる。流入車そのものも遅い速度のまま本線に合流すれば渋滞の原因となりうる。また、流出でもカーブのため40 km/h規制、対向車線からの流出合流、料金所、一般道での渋滞などによって本線まで続くことがある。 織り込み(ウィービング)とは右図のようなものを言う。
料金所による渋滞
編集料金所ではノンストップで走ってきた自動車が、通行料金を支払うために一旦停止し、その精算に時間がかかるために長い車列が出来ることは珍しくない。料金所の料金収受能力を越えると、その車列がインターチェンジ内にとどまらず、本線まで伸びてくることで、本線を走行中の車両の交通を阻害するようになり、渋滞に発展する[45]。
日本では、2000年頃まで渋滞の最大要因となっていたが、ETCの普及によりノンストップで料金所を通過できる車両が増えたため、ほとんど解消されている[45][54]。しかし料金所を抜けて一般道へつながる交差点や信号機でうまく自動車が流れず渋滞することもある。本線料金所では通行するすべての車が停車または減速を強いられるため、そこへ続く本線の交通量によっては渋滞が発生する。
工事・事故による渋滞
編集工事や事故のため車線が減少・規制あるいは通行止めされることで渋滞になる。ときには全く動かなくなることもある。工事による渋滞はWebページやVICS等を通じて事前に公表されることがあるが、事故による渋滞は前述のケースや料金所での渋滞と違いいつどこで起こるかわからないため、予想することは困難で、VICSなどにも情報がすぐには入りにくい。車線規制が終了し交通容量が回復した後で、車線規制による渋滞列中に存在する車両がすべて通過して、渋滞解消となる。
山間部による渋滞
編集サグ部と上り坂による渋滞
編集(名神高速道路 高槻BS付近)
トンネルによる渋滞
編集渋滞対策
編集道路の拡幅・新規整備
編集信号制御
編集平面交差
編集立体交差
編集路上駐車
編集LED発光パネル
編集渋滞税
編集イギリスのロンドン市では2003年、特定地区への車両乗り入れ時に課税するコンジェスチョン・チャージ(渋滞税)を導入した結果、交通量が20%減少し、渋滞遅延時間も30%減少した[87]。
ナンバープレートを利用した流入制限
編集渋滞吸収運転
編集2009年に警察庁と日本自動車連盟が共同で、中央自動車道小仏トンネルで8台の車を車間距離を40 m空けて一斉に走行させた結果、平均時速が実施前の55 km/hから80 km/hに回復したという実験結果が出ている[89]。これは車間距離を詰め過ぎると後ろの車が前の車に反応することによってスピードが落ちるためで、距離を40 m空けることで防ぐことができる[90]。
渋滞予測カレンダー
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集参考文献
編集![Paid subscription required](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b7/Lock-red.svg/9px-Lock-red.svg.png)
![閲覧は自由](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Lock-green.svg/9px-Lock-green.svg.png)
関連項目
編集外部リンク
編集- 日本道路交通情報センター
- 整備効果事例/道路関係データ(交通量・渋滞・環境等)(国土交通省)
- 『渋滞損失時間』 - コトバンク
- 「渋滞に関する資料」(香川県立図書館) - レファレンス協同データベース