M
ラテン文字の13番目の文字
Mm Mm | |||||||||||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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字形
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/20/M_cursiva.gif/250px-M_cursiva.gif)
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呼称
編集音価
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この文字が表す音素は、[m]︵両唇鼻音︶およびその類似音である。
●多くの言語で、唇歯摩擦音 [f], [v] の前では異音として唇歯鼻音 [ɱ] になることがある。
●フランス語では、同じ単語内の直前に母音があり、直後が母音︵発音しないeは除く︶かmでなければ、直前の母音を同化し鼻母音にする。このとき、/m/ は発音しない。
●ただしリエゾン︵﹁母音+m︵語境界︶母音﹂︶の場合、/m/は発音され、鼻母音化も保たれる。
●﹁母音+mm+母音﹂で鼻母音化が起こるかどうかは語による。
●これらの振る舞いは nと同様である。
●スペイン語では、語末で母音を伴わないとき、[n] になる。
M の意味
編集大文字・小文字
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●質量 (mass)。
●通常の物理量としては小文字イタリック体の mを使う。
●大きな質量︵2つの質量の大きいほう、天体の質量など︶を Mで表すこともある。
●質量の次元をサンセリフローマン体の大文字Mで表す。密度の次元は [長さ]−3×[質量]=L−3Mなど。
●等級︵天体の︶(magnitude)。大文字は絶対等級、小文字は実視等級を表す。
●月 (month) または 分 (minute)。日時の表現で、YYYY/MM/DD hh:mm:dd などのように使う。大文字・小文字共に使うが、年月日を大文字、時分秒を小文字と区別することもある︵ISO 8601 など︶。
原則大文字
編集学術
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●ローマ数字で1000。
●単位
●メガ (mega)、またはミリオン (million)。100万。例えば¥100Mは1億円。ビットとバイトに対しては1048576 (= 220) を表すこともあるが、この意味では正式にはMi︵メビ︶を使う。
●平均(mean)
●マイル (mile)。
●モル濃度 (mol/l)。読みはモル、モル・パー・リッター、モラー (MOL per litER)。
●磁化 (magnitization)。
●地震マグニチュード (magnitude)。例‥M 6.5。
●化学では、金属元素 (metal)。元素記号の代わりに使い、任意の金属元素を表す。
●天体
●メシエカタログ (Messier) の符号。M1のようにあとにカタログ番号を続ける。
●火星 (Mars)。
●月 (Moon)。
●ミラ型変光星 (Mira variable)。
●文法で、修飾語 (modifier)。S・V・O︵主語・動詞・目的語︶などと共に使う。
●恒星のスペクトル型で、熱温度が2500–3900Kのクラス。
●マッハ数 (Mach)。Maとも。
●修士号 (master) の略。M1と表記されれば修士課程1年生の意。
●行列環
●数学においては右下添え字を伴ってメルセンヌ数を表す。
●二十二を意味する数字。三十六進法など、二十三進法以上(参照: 位取り記数法#Nが十を超過)において二十二︵十進法の22︶を一桁で表すために用いられる。ただし、アルファベットの Iと数字の 1が混同し易いために、アルファベットのIを用いないことがあり、この場合、J が十八、K が十九、L が二十、Mが二十一を意味する。
工学・産業
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●明朝体 (mincho)。MMは中明朝を表す︵2文字目のMはmedium︶。
●NTTドコモ・DDIセルラーグループ→auでモトローラ製を表す携帯電話端末型番の文字。M702iG, C100Mなど。︵ソフトバンクでは﹁MO﹂︶
●アステルのPHS端末の型番では、三菱電機製を表す︵通常は﹁D﹂︶。
●電車の車種で、電動車︵モーター付車両︶。対義語は﹁T﹂︵付随車、モーターなし車両︶。JRの列車番号は、別に指定がない場合、電車列車の末尾にMを付番する。
●カラー印刷でのマゼンタ (magenta)。CMY・CMYK色空間の原色。
●Mモード。超音波検査方法。
●BMWの高性能モデル開発部門子会社 BMW M。
●商品名
●メルセデス・ベンツの車種のMクラス。
●日産自動車の高級乗用車インフィニティ・M。かつてのY34型グロリアの北米地域輸出名で、日本国内ではフーガに当たる。
●ソフトウェア開発工程における製造︵実装、コーディング︶(make)。
●海図の記号で﹁底質が泥﹂(mud)。
マクドナルド マクドナルドのロゴ︵ゴールデンアーチ︶は大文字のMを模していると思われることが多いが、実際には世界初のマクドナルド店舗にあった2つのアーチを重ねて模したものである。
●メタルハライドランプ。構内電気設備配線用図記号︵JIS C 0303‥2000︶で用いられる。
●建物などで中何階を表す︵例‥中2階→M2F︶。一般的には地上階では中○階は○階の下で、地下階では中地下○階は地下○階の上となる︵中1階は通常存在しない︶。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/71/MacDonalds_sign_in_Times_Square.jpg/80px-MacDonalds_sign_in_Times_Square.jpg)
交通
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/19/Tokyo_Metro_logo.svg/80px-Tokyo_Metro_logo.svg.png)
文化
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●男性 (masculus, male)
●中間・中庸 (medium, middle など)。
●洋服などの普通サイズ。小さい (small) S・大きい (large) Lなどに対す。
●中間のウェイト︵線の太さ︶の書体。
●言語学で﹁中期﹂。ME︵中英語︶など。
●マゾヒズム・マゾヒスト (masochism, masochist)。
●古代ローマ人の個人名マルクス (Marcus)。
●明治の略記。
●日本のプロ野球球団千葉ロッテマリーンズ (Marines)。
●野球のマジックナンバー。
●イアン・フレミングのジェームズ・ボンドシリーズに登場する架空の人物であり、イギリス情報局秘密情報部︵MI6︶の局長である。M。
●ロビン・スコットによるイギリスの音楽ユニットM。
●コンピュータゲームのレイティングで mature。
●ESRB︵アメリカ︶では﹁17歳以上対象﹂。
OFLCのレーティングM OFLC︵オーストラリア・ニュージーランド︶では﹁15歳以上推奨︵豪︶﹂または﹁16歳以上推奨 (NZ)﹂。
マリオ 限定版DS 任天堂のゲームキャラクターのマリオ (Mario)。よく着用する帽子に書かれている。
●長調 (major)。ただし一般的にはMは省略されて単にA︵イ長調︶のように書かれることが多い。また、長三和音のコードネームもMは省略されることが多い。
●イタリア語の墓碑においては、死亡年月日(Morto)を意味する頭文字。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7f/Australian_Classification_Mature_%28M%29.svg/80px-Australian_Classification_Mature_%28M%29.svg.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/77/Nintendo_DS_Lite_Mario_Edition_20081204.jpg/80px-Nintendo_DS_Lite_Mario_Edition_20081204.jpg)
タイトル
編集原則小文字
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●単位
●メートル (metre)。
●ミリ (milli)。1⁄1000 (10-3)。
●時間の単位の分 (minute)。ただし正式な単位記号は min。
●m と n︵斜体︶で、2つの自然数 (natural) あるいは整数を表す。(oはゼロと紛らわしいので) nの前の文字として選ばれたためで、m 自体の由来はない。
●磁気モーメント (magnetic moment)。
●m- でメタ (meta) 位を表す。
●文法で男性 (masculus)。
●文字mの幅。mダッシュ (―)、mスペース ( ) など。幅の狭い nに対する。
●自動車メーカー・マツダの1970年代中期まで使用された丸型ロゴは小文字でサンセリフの"m"の書き始めと書き終わりをそれぞれ長くし、丸の中に収めたもの。
●英語で amの短縮形 'm。
●真夜中 (midnight)。正午 (noon) と対になる。
●フラクトゥールで極大イデアル︵とくに局所環の極大イデアル︶
●短調 (minor)。Am︵イ短調︶など。
符号位置
編集大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
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M | U+004D
|
1-3-45
|
M M
|
m | U+006D
|
1-3-77
|
m m
|
|
M | U+FF2D
|
1-3-45
|
M M
|
m | U+FF4D
|
1-3-77
|
m m
|
全角 |
Ⓜ | U+24C2
|
‐
|
Ⓜ Ⓜ
|
ⓜ | U+24DC
|
1-12-38
|
ⓜ ⓜ
|
丸囲み |
🄜 | U+1F11C
|
‐
|
🄜 🄜
|
⒨ | U+24A8
|
‐
|
⒨ ⒨
|
括弧付き |
𝐌 | U+1D40C
|
‐
|
𝐌 𝐌
|
𝐦 | U+1D426
|
‐
|
𝐦 𝐦
|
太字 |