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アルジェのイタリア女

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アルジェのイタリア女』(:L'italiana in Algeri)は、ジョアキーノ・ロッシーニが作曲した2幕からなるオペラ(またはドラマ・ジョコーソ)である。序曲は演奏会で演奏される有名な楽曲である。

作曲の経緯

作曲と完成まで


18134Carlo Coccia[1]21442527[2]522

使1808Luigi Mosca816

初演


1813522

1830

台本(リブレット)

アンジェロ・アネッリがルイージ・モスカ(作曲家)の同名のオペラのために書いた台本と、『偉大なソリーマン2世の美しい女奴隷ロクセラーナ』という伝説に基づいて書いたもの。

楽器編成

登場人物

人物名 声域 初演時のキャスト
(1813年5月22日)
イザベッラ コントラルト イタリアの女性 マリエッタ・マルコリーニ
(Marietta Marcolini)
リンドーロ テノール イタリアの青年、ムスタファの奴隷 セラフィーノ・ジェンティーリ
(Serafino Gentili)
タッデオ バス イザベッラと同船の旅客 パオロ・ロジク
(Paolo Rosich)
ムスタファ バス アルジェの総督 フィリッポ・ガッリ
(Filippo Galli)
エルヴィーラ ソプラノ ムスタファの妻 ルットガルト・アンニバルディ
(Luttgard Annibaldi)
ズルマ メゾ・ソプラノ 奴隷、エルヴィーラの腹心 アンヌンツィアータ・ベルニ・チェッリ
(Annunziata Berni Chelli)
ハリ バス アルジェの海賊の首領 ジュゼッペ・スピリート
(Giuseppe Spirito)

その他(合唱):ハーレムの神官たち、アルジェの海賊たち、イタリア人の奴隷たち、パッパターチたち

あらすじ

時と場所:1805年頃のアルジェ

序曲(シンフォニア)


調438

第1幕 太守ムスタファの宮殿

第2幕 総督の住居の小広間

録音

指揮者 管弦楽団・合唱団 配役 録音年 レーベル 備考
カルロ・マリア・ジュリーニ ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 グラツィエラ・シュッティ
ジュリエッタ・シミオナート
チェーザレ・ヴァレッティ
マリオ・ペトリ、他
1954 EMI モノラル録音
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、合唱団 ジュリアーナ・タヴォラッチーニ
テレサ・ベルガンサ
ミティ・トゥルッカート・パーチェ
ルイジ・アルヴァ
ローランド・パネライ
パオロ・モンタルソロ
フェルナンド・コレナ
1963 デッカ
ガリー・ベルティーニ シュターツカペレ・ドレスデン ルチア・ヴァレンティーニ=テラーニ
ウーゴ・ベネッリ
セスト・ブルスカンティーニ
エンツォ・ダラ
1978 アルトゥス
クラウディオ・アバド ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
パトリシア・パーチェ
アンナ・ゴンダ
アグネス・バルツァ
フランク・ロパード
ルッジェーロ・ライモンディ
アレッサンドロ・コルベッリ
エンツォ・ダーラ
1987 DG

脚注

  1. ^ これは4月10日付けの新聞で予告されていたものだが、どういう理由からか情報が漏れてしまったことに起因する
  2. ^ 17日ないし18日という説もある

参考文献