コンテンツにスキップ

「エンタシス」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
 
(9人の利用者による、間の10版が非表示)
1行目:
[[File:The_Parthenon_in_Athens.jpg|thumb|220px|エンタシスの柱([[パルテノン神殿]])]]
''''''(entasis)entasis[[]][[]][[]]
[[]]
[[]]使
 
== 概要 ==
10 ⟶ 14行目:
ファイル:Paestum BW 2013-05-17 13-21-10.jpg|[[ネプトゥヌス神殿]](ギリシャ)
ファイル:防波堤ドーム-01.JPG |稚内港[[北防波堤ドーム]]([[北海道]][[稚内市]])
File:1_Chome-11_Shitennōji,_Tennōji-ku,_Ōsaka-shi,_Ōsaka-fu_543-0051,_Japan_-_panoramio.jpg |[[四天王寺]]([[大阪府]][[大阪市]])(※歴史的建築を模しているが、実は鉄筋コンクリート造りで、現代建築である)
File:Bảo_tàng_Thành_phố_Hồ_Chí_Minh_1.jpg |[[ホーチミン市美術館]]([[ベトナム]])
</gallery>
18 ⟶ 23行目:
[[]][[]][[]][[]][[]]<ref>[[ ()|]]p.31</ref>
 
[[鎌倉時代]]に中国から[[大仏様|大仏様(だいぶつよう)]]と[[禅宗様]]が日本に伝えられ、柱の上下端を細くしたエンタシス類似の曲線を持つ柱が流行したが、これは「エンタシス」や「胴張り」とは呼ばず「粽形(ちまきがた)」と言う。
 
[[]][[]][[ ()|]]寿殿18[[]]51[[]][[]][[]]湿[[ ()|]][[15]][[|]][[調]]
 
[[ (西) |]]殿使1/3entasisentasis[[]]
 
中国では法隆寺にあるようなタイプの胴張りは残っておらず、早い時期に廃れてしまったと見られる。しかし[[:zh:柿子壪崖墓|柿子湾崖墓]](後漢時代)や[[:zh:义慈惠石柱|義慈恵石柱]](南北朝時代)などの遺跡に描かれた石刻柱を見る限りでは、おそらく古代には存在したと推測されており、中国から韓国・日本へと伝播したと考えられている。
 
<gallery>
ファイル:Horyu-ji04s3200.jpg|[[法隆寺|法隆寺東院伽藍廻廊]](奈良県生駒郡斑鳩町)
File:Toshodaiji_Nara_Nara_pref17n4592.jpg|[[唐招提寺]]金堂(奈良県奈良市)
ファイル:Muryangsujeon2.jpg|[[浮石寺]]無量寿殿(韓国)
File:강릉_임영관_삼문_01.jpg|[[江陵客舎門]](韓国)
file:Hanoi KimLiên1 tango7174.jpg|[[キムリエン寺]](金蓮寺)三関門(ベトナム)
</gallery>
 
== 「法隆寺の胴張りの起源は古代ギリシャのエンタシス」説 ==
1893[[]][[]][[]][[ ()|]]
 
[[]]<ref>×   p.13</ref>西
 
[[|]][[]]<ref>[[]] 貿 p.202</ref>
なお、伊東忠太はこの説を証明するため、中国からインド・トルコなどを経てギリシャまで3年がかりで徒歩で旅行したが、日本とギリシャ以外のどこにもエンタシスの柱を見つけることはできず、結局この説を証明することは出来なかった。
 
3調[[]][[]][[]][[]][[]]
また、[[ギリシア美術|ギリシャ美術史]]研究家の[[前田正明]]も、ギリシャ建築様式とその周辺諸国への伝播の経緯から考察し、「たとえそこにエンタシスが見
 
られるからといってこの法隆寺の中門、金堂内陣などの柱をドリス様式の影響と観るのは誤りである。」と否定している<ref>[[前田正明]]『ギリシアの美術さ・え・ら』 「法隆寺のエンタシス論争再考」日貿出版社 p.202</ref>。
 
== 参照 ==
{{脚注ヘルプ}}
<references />
 
== 外部リンク ==
*{{Youtube|KQkXL2jxASU|The ArchitecturalOrders "Entasis of Column's Shaft"}} 各種エンタシスを図面で紹介(英語動画)
 
{{ギリシャの建築}}
{{Architecture-stub}}
 
{{デフォルトソート:えんたしす}}
[[カテゴリ:建築構造]]
[[カテゴリ:古代ギリシアの建築]]
 
== 外部リンク ==
*{{Youtube|KQkXL2jxASU|The ArchitecturalOrders "Entasis of Column's Shaft"}} 各種エンタシスを図面で紹介(英語動画)

2024年2月3日 (土) 13:59時点における最新版

エンタシスの柱(パルテノン神殿

entasis



使

[]


εντείνω (enteino)

殿1/3

胴張り[編集]


1/3

[1]



寿殿1851湿15調

殿使1/3entasisentasis


「法隆寺の胴張りの起源は古代ギリシャのエンタシス」説[編集]


1893

[2]西

[3]

3調

参照[編集]

  1. ^ 近藤豊『古建築の細部意匠』大河出版、p.31
  2. ^ 『藤森照信×山口晃 日本建築集中講義』 淡交社 p.13
  3. ^ 前田正明『ギリシアの美術さ・え・ら』 「法隆寺のエンタシス論争再考」日貿出版社 p.202

外部リンク[編集]