グル
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インド哲学 - インド発祥の宗教 |
ヒンドゥー教 |
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f7/Ramakrishna_trance_1879.jpg/220px-Ramakrishna_trance_1879.jpg)
グル︵サンスクリット: गुरु [guru]、巴: garu︶は、サンスクリット語で﹁師﹂﹁指導者﹂﹁教師﹂﹁尊師﹂[1][2]﹁尊敬すべき人物﹂などを意味する単語。もともとサンスクリットで﹁重い﹂という意味をあらわす形容詞で、﹁重んじるべき方﹂という意味になった[3]。密教では﹁導師﹂などのことを指す。他には﹁上師﹂などとも訳される。師匠であるグルに対して弟子のことをシシュヤ(梵: śiṣya、巴: sissa)という[4]。巨匠、師匠、熟練者なども意味する語。﹁重いもの﹂﹁闇から光へ導くもの﹂﹁木星﹂などの意味もある[5]。
ヨーガの修行を達成するためには、グルは死ぬ最期の時まで必要不可欠なものだとされている。
狭義にはヒンドゥー系のバクティ・ヨーガ等の指導者を言う。そこから、欧米でニューエイジ系カルト団体指導者もまたグルを名乗った。
バクティ・ヨーガにおけるグルは、弟子にとって神の化身ともいえる存在であり、信仰の対象である。グルは自身の霊力を愛という形で弟子に注ぎ、弟子はグルに意識を集中させることにより自己の霊性を向上させる。師弟の信頼により支えられたこの関係において、弟子はグルの指示・指令を実践することによりグルの期待に応えるのである。
転じて米国メディアなどでは、ある種のカリスマ性を持って健康法などを指導する人物を﹁グールー﹂という。これはヒッピー文化を通して広まった用法とされる。
ヒンドゥー教の主なグル
●ラーマクリシュナ ●ヴィヴェーカーナンダ ●オーロビンド・ゴーシュ ●ラマナ・マハルシ ●パラマハンサ・ヨガナンダ ●マハヨギ・パイロットババ ●マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー ●サティヤ・サイ・ババ ●シュリ・チンモイ ●シュリ・シュリ・ラビ・シャンカールシク教のグル
シク教では、教祖のグル・ナーナクからグル・ゴービンド・シングまでの10人のグルに教えが継承された。シク教の教典である﹃グル・グラント・サーヒブ﹄は、11番めにして永遠のグルとされる。 シク教経典﹃グル・グラント・サーヒブ﹄日本語全訳1430ページ https://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=en&u=https://www.sikhs.org/english/frame.html&prev=search&pto=aue他言語による借用
サンスクリットのグルを語源として、教師のことをタイ語で ครู (khruu)、マレー語・インドネシア語で Guru という。他の用法
コンピュータ関連の俗語では、特定の技術開発分野で牽引役となっている﹁伝説級の技術者﹂を指す。 一部のソフトウェアでは、回復不可能なエラーをGuru Meditation︵グルの瞑想︶という。脚注
(一)^ https://www.ei-navi.jp/dictionary/amp/content/guru/
(二)^ https://www.weblio.jp/content/%E5%B0%8A%E5%B8%AB#:~:text=%E5%B0%8A%E6%95%AC%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D%E5%B8%AB%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86,%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%99%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%80%82
(三)^ ﹁グル﹂ - 世界大百科事典 第2版、平凡社
(四)^ ﹁グル﹂ - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、2014、Britannica Japan。
(五)^ “The Meaning of the Word Guru”. 2016年10月20日閲覧。