コラボレーション

コラボレーション(英:collaboration)とは、共に働く、協力するの意味で、共演、競演、合作、共同作業、利敵協力を指す言葉。動詞形はコラボレート(collaborate)。しばしばコラボと略される。
音楽、漫画、企業間など、また、ブランドと雑紙、ショップなどの共同企画など、﹁コラボレーション﹂と呼ばれるものは多岐に渡るが、最近ではテレビ番組やCMや映画とアーティストや芸能人等の企画を単にコラボレーションという言葉が使われる傾向が強い。

音楽

音楽の場合、ミュージシャン同士、或いは他の分野のアーティストなどと一時的なユニットを組むことや、楽曲提供や音楽プロデュースなども含まれ、恒久的な活動をする場合はあまり使われない。﹁&﹂や﹁with﹂で同列に扱われる場合を一般にコラボレーションと呼び、メインアーティストが存在しゲスト扱いになるとフィーチャリングと呼ばれる。

主なコラボレーションソング

●美空ひばり&ブルーコメッツ﹁真っ赤な太陽﹂ ●樹木希林参加作品 ●郷ひろみ&樹木希林﹁おばけのロック﹂、﹁林檎殺人事件﹂　 ●唐沢寿明&樹木希林﹁2人のすべて﹂︵TBSテレビ系日曜劇場﹁輝け!隣太郎﹂主題歌︶

1980年代

●忌野清志郎+坂本龍一﹁い・け・な・いルージュマジック﹂ ●井上陽水・安全地帯﹁夏の終わりのハーモニー﹂ ●Toshi&Naoko﹁夏ざかりほの字組﹂ ●松任谷由実・小田和正・財津和夫﹁今だから﹂(1985年、未CD化)

1990年代

●V2︵小室哲哉・YOSHIKI︶﹁背徳の瞳～Eyes of Venus﹂︵1992年︶ ●織田哲郎&近藤房之助﹁BOMBER GIRL﹂︵1992年︶ ●カールスモーキー石井・松任谷由実﹁愛のWAVE﹂︵1992年、フジテレビキャンペーンソング︶ ●高野寛&田島貴男﹁Winter's Tale～冬物語～﹂︵1992年、サッポロビール﹁冬物語﹂CMソング︶ ●中山美穂&WANDS﹁世界中の誰よりきっと﹂ (1992年) ●加山雄三・谷村新司﹁サライ﹂︵1992年︶︵24時間テレビ愛は地球を救うテーマソング︶ ●宇徳敬子&近藤房之助﹁Good-by morning﹂︵1992年︶ ●TWINZER︵コーラス‥上杉昇︵WANDS︶、宇徳敬子︵Mi-Ke︶︶﹁OH SHINY DAYS﹂︵1992年︶ ●高橋真梨子 with 玉置浩二﹁貴方が生きたLove Song﹂︵1992年︶ ●嘉門達夫・浅田美代子﹁デュエット替え唄メドレー﹂︵1992年︶ ●USED TO BE A CHILD﹁僕らが生まれたあの日のように﹂︵1993年︶ ●ZYYG，REV，ZARD&WANDS featuring 長嶋茂雄﹁果てしない夢を﹂︵1993年︶︵日本テレビ系プロ野球中継テーマソング︶ ●NOA︵仙道敦子・吉田栄作︶﹁今を抱きしめて﹂︵1993年︶︵TBS系徹底的に愛は…主題歌︶ ●オールナイトニッポンパーソナリティーズ﹁今、僕たちにできるコト﹂︵1993年、当時パーソナリティだった松任谷由実、ウッチャンナンチャン、加藤いづみ、裕木奈江、福山雅治などがコラボレーション︶ ●織田哲郎&大黒摩季﹁憂鬱は眠らない﹂︵1993年︶ ●藤谷美和子・大内義昭﹁愛が生まれた日﹂︵1994年︶ ●森口博子 with Dual Dream﹁Let's Go﹂︵1994年︶ ●YOSHIKI&ROGER TAYLOR﹁FOREIGN SAND﹂︵1994年︶ ●小沢健二・スチャダラパー﹁今夜はブギー・バック﹂︵1994年︶ ●宮沢和史︵THE BOOM︶ ●MIYA&YAMI︵宮沢和史・YAMI BORO︶﹁神様の宝石でできた島﹂︵1994年︶ ●宮沢和史&矢野顕子﹁二人のハーモニー﹂︵1995年︶ ●桑田佳祐&Mr.Children﹁奇跡の地球﹂︵1995年︶︵AAA-Act Against AIDS-チャリティーソング︶ ●内田有紀&m.c.A・T﹁EVER&EVER﹂︵1996年︶ ●PLUS ONE(佐藤竹善+小田和正)﹁クリスマスが過ぎても﹂︵1996年︶ ●TK PRESENTSこねっと﹁YOU ARE THE ONE﹂︵1997年︶︵小室ファミリー多数参加のチャリティーソング︶ ●織田裕二 with マキシ・プリースト﹁Love Somebody﹂︵1997年︶︵フジテレビ系踊る大捜査線エンディングテーマ︶ ●井上陽水奥田民生﹁ありがとう﹂︵1997年︶ ●Little Kiss︵石橋貴明・工藤静香︶﹁A.S.A.P.﹂︵1997年︶ ●ANDY'S︵石橋貴明・デビット伊東・定岡正二︶﹁FREEDOM﹂︵1997年︶ ●gonna be fun︵ともさかりえ・金子統昭・鮫島巧︶﹁Birthday Party﹂︵1997年︶︵ポンキッキーズメロディ︶ ●カロゴンズ︵篠原ともえ・ユースケ・サンタマリア︶﹁カロゴンズのテーマ﹂、﹁カロゴンズのラヴソング﹂︵1998年︶ ●ぢ・大黒堂︵ビートたけし・トータス松本・ユースケ・サンタマリア・三宅裕司・野口五郎︶﹁友だちじゃないか﹂、﹁踊れ!ボンボン﹂︵1999年︶ ●明石家さんま&所ジョージ、ゲスト‥工藤静香﹁明石家さんまさんに聞いてみないとネ﹂︵1999年︶︵さんまのまんまテーマ曲︶ ●CHARA+YUKI﹁愛の火☆3つ☆オレンジ﹂︵1999年︶

2000年代

●Yuming+ポケットビスケッツ﹁millenium﹂︵2000年︶ ●郷ひろみ／松田聖子﹁True Love Story﹂︵2000年︶ ●MISIA＋DCT(ドリームズ・カム・トゥルー)﹁I miss you～時を超えて～﹂︵2001年︶ ●坂本龍一プロデュース N.M.L. ﹁ZERO LANDMINE﹂︵2001年︶︵地雷ZEROキャンペーンチャリティーソング︶ ●小室哲哉プロデュース﹁song+nation﹂のシングル ●浜崎あゆみ&KEIKO(globe) ﹁a song is born﹂︵2001年︶ ●安室奈美恵&VERBAL(m-flo) ﹁lovin'it﹂︵2002年︶ ●KODA KUMI&BoA ﹁the meaning of peace﹂︵2002年︶ ●Voices Of KOREA/JAPAN(CHEMISTRY,Sowelu,リナ・パーク,ブラウン・アイズ)﹁Let's Get Together Now﹂︵2002年︶︵日韓ワールドカップサッカーイメージソング︶ ●椎名林檎カバーアルバム﹁唄ひ手冥利〜其ノ壱〜﹂︵2002年、宇多田ヒカル、松崎ナオ、椎名純平(兄)などとコラボ︶ ●TAMAO&KIYOSHI﹁ラブリィ﹂︵2003年︶ ●スターダスト★レヴュー参加作品 ●CHAGE and ASKA + Stardust Revue ﹁デェラ・シエラ・ム﹂︵2003年︶ ●大泉洋 with STARDUST REVUE ﹁本日のスープ﹂︵2004年︶ ●浜田雅功と槇原敬之‥作詞:松本人志﹁チキンライス﹂︵2004年︶ ●トコブクロ︵所ジョージとコブクロ︶﹁毎朝、ボクの横にいて。﹂︵2004年︶ ●MOLMOTT+S︵MOLMOTTと篠原ともえ︶﹁月灯り～Single Edition～﹂︵2004年︶ ●Skoop On Somebody+SOUL'd OUT﹁Dot Do Tha Dot﹂︵2005年︶ ●GLAY×EXILE﹁SCREAM﹂︵2005年︶ ●Crystal Kay×CHEMISTRY﹁Two As One﹂︵2005年、トヨタ・ウィッシュCMソング︶ ●SEAMO with BENNIE K﹁a love story﹂︵2005年︶ ●電気グルーヴ×スチャダラパー︵2005年︶ ●FBDB︵FIRE BALLとBACK DROP BOMB︶﹁撫子MANGO FRUITS～FBDB～﹂﹁FBDB ANTHEM﹂︵2005年︶ ●HOTEIvsRIP SLYME﹁BATTLE FUNKASTIC﹂︵2006年、トヨタ・bBCMソング︶ ●槇原敬之×HOME MADE 家族 ●﹁You'll be alright with 槇原敬之﹂︵2006年︶シングル﹁サルビアのつぼみ﹂の2曲目 ●槇原敬之 feat.KURO︵HOME MADE 家族︶﹁ほんの少しだけ﹂︵2006年︶ ●ゴスペラッツ︵ラッツ&スターとゴスペラーズがドッキング︶‥アルバム﹁ゴスペラッツ﹂︵2006年︶ ●クレイジーキャッツ&YUMING﹁Still Crazy For You﹂︵2006年︶ ●やな家︵斉藤由貴・及川光博︶﹁家庭内デート﹂︵2006年、花王愛の劇場・吾輩は主婦である主題歌︶ ●GAKU-MC／桜井和寿︵Mr.Children︶﹁手を出すな!﹂︵2006年、日本テレビ系﹁サッカーアース﹂テーマ曲ほか︶ ●愛内里菜&三枝夕夏(コーラス:スパークリング☆ポイント)﹁100もの扉﹂︵2006年、アニメ﹁名探偵コナン﹂︶オープニングテーマ︶ ●Ukatrats FC﹁WIN AND SHINE﹂(2006年、Taku Takahashi(m-flo)プロデュースの元MINMI,Sowelu,SEAMOなど総勢11組が参加したコナミの大ヒットサッカーゲーム﹁WORLD SOCCER Winnning Elevem10﹂のメインテーマソング) ●YELL FROM NIPPON﹁勇気のエール﹂︵2006年、サッカーボールを世界中の子供たちへ届けようというチャリティーソング︶ ●米米CLUBvsHOME MADE 家族﹁アイコトバはア・ブラ・カダ・ブラ﹂︵2006年、トヨタ・bBCMソング︶ ●リップスライムとくるり﹁Juice﹂︵2006年︶ ●くるりとリップスライム﹁ラヴぃ﹂︵2006年︶ ●GLAY feat. KYOSUKE HIMURO﹁ANSWER﹂︵2006年︶ ●玉緒&中川家﹁大阪ラプソディ﹂︵2006年︶ ●SunMin thanX Kubota﹁Keep Holding U﹂︵2006年、映画・日本沈没主題歌︶ ※2000年代中盤に関してはコラボレーションソングのオンパレードである。洋楽に関してはR&B、ヒップホップ、ダンスホールレゲエなどでフィーチャリングという呼称で参加し、共演することが多い。例えば ●ビヨンセ　フィーチャリング　ジェイ・Z﹁クレイジー・イン・ラブ﹂全米8週連続1位︵2003年︶ ●アッシャー　フィーチャリング　リル・ジョン＆リュダクリス﹁YEAH!﹂全米11週連続1位︵2004年︶ ●シアラ　フィーチャリング　ピティ・パブロ﹁グッディーズ﹂全米7週連続1位︵2004年︶ ●アウトキャスト　フィーチャリング　スリーピー・ブラウン﹁THE WAY YOU MOVE﹂︵2004年︶︵ビルボードチャートで、1位アウトキャスト﹁HEY YA!﹂、﹁THE WAY YOU MOVE﹂が2位と、同じアーティストの作品が1位と2位を8週キープしたことで、ギネスブック記録となっている。︶

ライブコンサート

●木根尚登&森口博子︵Collaboration Live︶ ●B'z・エアロスミス︵日韓ワールドカップ記念ライブ︶ ●L'Arc～en～Ciel with 青木さやか︵音楽戦士 MUSIC FIGHTERでのトークがきっかけで実現︶ ●コブクロ&絢香﹁WINDING ROAD﹂︵ライブ限定で、CD化の予定なし︶

音楽番組

●稲垣潤一&RAG FAIR︵HAPPY X'mas SHOW!!'05︶ ●氷川きよし with 志村けん・ビートたけし︵NHK紅白歌合戦初出場の時︶ ●ゴスペラーズ ●加藤登紀子︵ふたりのビッグショー︶ ●郷ひろみ ●鈴木雅之 ●中島美嘉 ●HYDE︵ミュージックステーション︶ ●綾戸智絵︵ミュージックステーション︶﹁僕らの音楽2﹂、﹁MUSIC FAIR21﹂など、コラボーレーションを前提とした番組もある。

漫画

漫画の分野においては、複数名の漫画家による合作を﹁コラボレーション作品﹂、または単に﹁コラボ﹂と呼ぶことがある。漫画雑誌の企画等で時折見られ、その雑誌に連載している作家のうち2名が、2作品の世界観が同一またはごく近接したものであるとみなし︵或いは、無理にでも一方を他方に合わせ︶、2作品の登場人物たちを用いて1つの物語を描く、という形をとるものが多い。また、この“異なる2作品を1つの物語として描く”という点を拡張し、1名の作家が自作の2作品を合わせて1つの物語を描くことも行われる。これは﹁セルフコラボ﹂と呼ばれる。但し、後者も単に﹁コラボ﹂とも呼ばれることがあり、語法としては特に厳密な区別はされていない。

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