ロウディ・テレス

ロウディ・テレス
*Rowdy Tellez*
ピッツバーグ・パイレーツ #44
	トロント・ブルージェイズ時代; （2020年7月29日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州サクラメント
生年月日	1995年3月16日（29歳）
身長; 体重	6' 4" ＝約193 cm; 255 lb ＝約115.7 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	一塁手
プロ入り	2013年 MLBドラフト30巡目
初出場	2018年9月5日
年俸	$3,200,000（2024年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	エルクグローブ高等学校（英語版）; トロント・ブルージェイズ (2018 - 2021); ミルウォーキー・ブルワーズ (2021 - 2023); ピッツバーグ・パイレーツ (2024 - );
国際大会
代表チーム	メキシコ
WBC	2023年
	この表について

この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。

ロウディ・テレズ

ライアン・ジョン・テレス︵Ryan John Tellez,^[注^釈 1] 1995年 3月16日 - ︶は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント出身のプロ野球選手︵一塁手︶。左投左打。MLBのピッツバーグ・パイレーツ所属。

経歴[編集]

プロ入りとブルージェイズ時代[編集]

2013年のMLBドラフト30巡目︵全体895位︶でトロント・ブルージェイズから指名され^[2]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズでプロデビュー。34試合に出場して打率.234、2本塁打、20打点、1盗塁を記録した^[3]。 2014年はアパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズ︵英語版︶とA級ランシング・ラグナッツでプレーし、2球団合計で65試合に出場して打率.305、6本塁打、43打点、3盗塁を記録した^[3]。 2015年はA級ランシングとA+級ダニーデン・ブルージェイズでプレーし、2球団合計で103試合に出場して打率.289、14本塁打、77打点、5盗塁を記録した^[3]。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ︵英語版︶に所属した。 2016年はAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツでプレーし、124試合に出場して打率.297、23本塁打、81打点、4盗塁を記録した^[3]。 2017年はAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、122試合に出場して打率.222、6本塁打、56打点、6盗塁を記録した^[3^]。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[4]。 2018年にMLB.comが発表したプロスペクト︵英語版︶ランキングでは、ブルージェイズの組織内で15位︵シーズン途中で29位に下降︶にランクインした^[5]。シーズンでは開幕からAAA級バッファローでプレーし、112試合に出場して打率.270、13本塁打、50打点、7盗塁を記録した^[3]。9月4日にMLB初昇格を果たし^[6]、翌5日のタンパベイ・レイズ戦にて6回裏に代打で登場してメジャーデビューすると、この打席でジェイコブ・ファリアからMLB初安打となる二塁打を放った^[7]。さらに翌6日のクリーブランド・インディアンス戦に先発出場すると、第1打席・第2打席でも二塁打を放った。これにより﹁MLB初打席から3打席連続で長打﹂という史上初の記録を残した^[8]。この試合の第4打席にも二塁打を放つと、さらに翌日の試合でも二塁打を2本放ち、アメリカンリーグの新人ではジョー・ディマジオ以来となる﹁3試合で6本の長打﹂という記録を残した。^[9] 2019年は開幕戦のロースターに入った^[10]。4月11日に放った115.2マイルの打球速度の本塁打は、2015年からスタットキャストで計測してる中でブルージェイズで最も速い打球だった^[11]。4月23日に24年と38日で初めて満塁本塁打を放ったが、これは歴代のブルージェイズの選手の中で5番目に若い記録だった^[11]。シーズンでは、370打数で打率.227、出塁率.293、長打率.449で21本塁打を放ち、51打点を記録した^[3]。また、ブルージェイズの新人時代に21本以上記録した打者はエリック・ヒンスキー︵2002年に24本︶、J.P.アレンシビア︵2011年に23本︶となり自身が3番手に入った^[12]。また、AAA級バッファローでは、26試合に出場し、93打数で打率.366、出塁率.450、長打率.688で7本塁打を記録し、21打点を残した^[3]。 2021年は開幕をMLBで迎えたが、4月28日にジョージ・スプリンガーの故障者リストからの復帰に伴いマイナーに降格した^[13]。5月3日にAAA級バファローに配属され^[3]、開幕ロースター入りした^[14]。5月7日にジョー・パニックの故障者リスト入りに伴い、再びMLBに昇格した^[15]。

ブルワーズ時代[編集]

2021年7月6日にトレバー・リチャーズ、ボウデン・フランシスとのトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した^[16]。ブルワーズ移籍後は打率.272、7本塁打、28打点という成績であった。ポストシーズンではアトランタ・ブレーブスと対戦したディビジョンシリーズに出場。第1戦ではチャーリー・モートンから決勝2点本塁打を放った^[17]。第4戦でも本塁打を放ったが、チームはシリーズ敗退となった。 2022年5月4日のシンシナティ・レッズ戦で球団新記録となる1試合8打点を記録し、チームも18-4で大勝した^[18]。シーズンを通して自身初の30本塁打以上を記録した。 2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック︵WBC︶のメキシコ代表に選出された。オフの11月17日にノンテンダーFAとなった^[19]。

パイレーツ時代[編集]

2023年12月15日にピッツバーグ・パイレーツと320万ドルの単年契約を結んだ^[20]。オプションとして最大80万ドルの出来高が含まれる^[20]。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2018	TOR	23	73	70	10	22	9	0	4	43	14	0	0	1	2	0	0	21	0	.314	.329	.614	.943
2019		111	409	370	49	84	19	0	21	166	54	1	1	3	29	3	7	116	9	.227	.293	.449	.742
2020		35	127	113	20	32	5	0	8	61	23	0	1	2	11	1	1	20	1	.283	.346	.540	.886
2021		50	151	139	12	29	4	1	4	47	8	0	0	0	9	1	3	33	3	.209	.272	.338	.610
2021	MIL	56	174	158	22	43	10	1	7	76	28	0	0	1	14	3	1	32	3	.272	.333	.481	.814
'21計		106	325	297	34	72	14	2	11	123	36	0	0	1	23	4	4	65	6	.242	.305	.414	.719
2022		153	599	529	67	116	23	0	35	244	89	2	1	3	62	9	5	121	20	.219	.306	.461	.767
2023		106	351	311	26	67	9	1	13	117	47	0	0	5	35	2	0	86	11	.215	.291	.376	.667
MLB：6年		534	1884	1690	206	393	79	3	92	754	263	3	3	15	162	19	17	429	47	.233	.304	.446	.750

2023年度シーズン終了時

WBCでの打撃成績[編集]

年度	代表	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率
2023^[21]	メキシコ	6	27	25	3	7	1	0	1	11	5	0	0	0	2	0	0	4	0	.280	.333	.440

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2023	MIL	1	0	0	0	0	0	0	0	0	----	4	1.0	1	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0.00	1.00
MLB：1年		1	0	0	0	0	0	0	0	0	----	4	1.0	1	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0.00	1.00

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

投手守備

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2023	MIL	1	0	0	0	0	----
MLB		1	0	0	0	0	----

内野守備

年度	球団	一塁（1B）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2018	TOR	17	113	10	2	11	.984
2019		57	451	41	2	40	.996
2020		19	132	4	0	15	1.000
2021		19	122	4	2	9	.984
2021	MIL	46	313	17	4	31	.988
'21計		65	435	21	6	40	.987
2022		139	946	81	2	86	.998
2023		76	468	49	2	46	.996
MLB		373	2545	206	14	238	.995

2023年度シーズン終了時

背番号[編集]

68（2018年）
44（2019年 - 2021年6月19日、2024年 - ）
11（2021年7月7日 - 2023年）

代表歴[編集]

2023 ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表

脚注[編集]

(一)^ “英語のIPA発音記号変換︵アメリカ英語︶”. tophonetics.com. 2020年8月14日閲覧。 (二)^ Shi Davidi (2015年5月1日). “Farm Report: Tellez hopes to keep impressing Jays” (英語). Sportsnet. 2018年9月13日閲覧。 (三)^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱMLB公式プロフィール参照 (四)^ Shi Davidi (2017年11月20日). “Jansen, Tellez among players added to Blue Jays’ 40-man roster” (英語). Sportsnet. 2018年9月13日閲覧。 (五)^ 2018 MLB Prospects Watch – Toronto Blue Jays Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on September 13, 2018. (六)^ “Tellez joins Blue Jays in latest wave of September call-ups” (英語). Sportsnet (2018年9月4日). 2018年9月13日閲覧。 (七)^ Robert Macleod (2018年9月5日). “Blue Jays prospect Rowdy Tellez delivers RBI double in first MLB at-bat” (英語). The Globe and Mail. 2018年9月13日閲覧。 (八)^ “メジャー史上初！ブルージェイズ内野手がデビュー打席から3連続長打”. スポーツニッポン (2018年9月7日). 2019年3月26日閲覧。 (九)^ “ブルージェイズ新人テレス、昇格3試合で6長打”. 日刊スポーツ (2018年9月8日). 2019年3月26日閲覧。 (十)^ Sadler, Emily (2019年3月28日). “Blue Jays’ Rowdy Tellez cracks 25-man Opening Day roster”. Sportsnet. 2019年3月28日閲覧。 (11)^ ^a ^b“Rowdy Tellez Stats, Fantasy & News”. MLB.com. 2020年3月11日閲覧。 (12)^ “Tellez hits two solo HRs as Blue Jays beat Orioles 3-2”. WTOP (2019年9月25日). 2019年10月2日閲覧。 (13)^ Keegan Matheson (2021年4月28日). “Springer makes long-awaited '21 debut” (英語). MLB.com. 2021年4月29日閲覧。 (14)^ “Bisons announce preliminary Opening Day roster” (英語). MiLB.com (2021年5月3日). 2021年5月8日閲覧。 (15)^ Shanthi Sepe-Chepuru, Keegan Matheson (2021年5月7日). “Panik (calf) to IL; Blue Jays recall Tellez” (英語). MLB.com. 2021年5月8日閲覧。 (16)^ “Blue Jays Trade Rowdy Tellez To Brewers” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月6日閲覧。 (17)^ “ブルワーズが先勝、ブレーブスとの接戦制す　アストロズは2連勝で突破王手”. Full-Count. (2021年10月9日) 2022年5月7日閲覧。 (18)^ “ブルワーズのテレーズがチーム新記録の8打点　レッズは8連敗”. スポーツニッポン. (2022年5月5日) 2022年5月7日閲覧。 (19)^ “Full list of non-tendered players” (英語). MLB.com (2023年11月17日). 2023年12月13日閲覧。 (20)^ ^a ^b“Pirates Sign Rowdy Tellez” (英語). MLB Trade Rumors (2023年12月15日). 2023年12月16日閲覧。 (21)^ 2023 WBC Player Hitting StatsMLB.com 2023年3月27日閲覧

注釈[編集]

^ 英語発音: /ˈraʊdi teɪˈlɛz/^[1]

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Rowdy Tellez stats MiLB.com （英語）

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[2] 英語発音: /ˈraʊdi teɪˈlɛz/^[1]

[注

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

[15]

[16]

[17]

[18]

[19]

[20]

[21]

[1]

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2023	MIL	1	0	0	0	0	0	0	0	0	----	4	1.0	1	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0.00	1.00
MLB：1年		1	0	0	0	0	0	0	0	0	----	4	1.0	1	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0.00	1.00

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2023	MIL	1	0	0	0	0	----
MLB		1	0	0	0	0	----

表話編歴ピッツバーグ・パイレーツロースター
投手	67 ブラクストン・アッシュクラフト（英語版） 51 デビッド・ベッドナー 43 ライアン・ボルッキ（故障者リスト） 56 ジャスティン・ブルール 53 マイク・バロウズ（英語版） 45 アロルディス・チャップマン 26 ベイリー・ファルター 28 ジョシュ・フレミング 27 マルコ・ゴンザレス（故障者リスト） 35 コリン・ホルダーマン 59 ドールトン・ジェフリーズ 37 ジャレッド・ジョーンズ 23 ミッチ・ケラー 36 ダウリ・モレタ（故障者リスト） 50 カルメン・ムジンスキー（英語版） 62 カイル・ニコラス（英語版） 48 ルイス・オルティス 24 ヨハン・オビエド（故障者リスト） 54 マーティン・ペレス（故障者リスト） 64 クイン・プリースター（故障者リスト） 72 ライダー・ライアン（英語版） 60 デニス・サンタナ 30 ポール・スキーンズ 63 ハンター・ストラットン（英語版）（故障者リスト） 73 フェリペ・バスケス（制限リスト）
捕手	14 ジョーイ・バート（故障者リスト） 32 ヘンリー・デービス（故障者リスト） 55 ジェイソン・デレイ（英語版） 6 ヤズマニ・グランダル 25 エンディ・ロドリゲス（故障者リスト）
内野手	3 裴智桓（故障者リスト） 71 鄭宗哲 15 オニール・クルーズ 39 ニック・ゴンザレス 13 ケブライアン・ヘイズ 31 リオバー・ペゲーロ 44 ロウディ・テレス 19 ジャレッド・トリオロ 25 アリカ・ウィリアムズ
外野手	2 コナー・ジョー 38 エドワード・オリバレス 77 ジョシュ・パラシオス 10 ブライアン・レイノルズ 65 ジャック・スウィンスキー 18 マイケル・テイラー
指名打者	22 アンドリュー・マカッチェン
監督・コーチ	17 デレク・シェルトン（監督） 12 ドン・ケリー（ベンチコーチ） 49 アンディ・ハインズ（英語版）（打撃コーチ） 88 クリスチャン・マレーロ（打撃コーチ補佐） 47 オスカー・マリン（投手コーチ） 16 タリック・ブロック（英語版）（一塁コーチ） 58 マイク・ラベロ（三塁コーチ） 87 ジャスティン・メッケージ（英語版）（ブルペンコーチ） 86 ラドリー・ハダッド（英語版）（戦略コーチ） 82 ジョーダン・コマデナ（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年6月19日更新

表話編歴野球メキシコ代表 - 2023 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	30 ベンジー・ギル
コーチ	9 ビニー・カスティーヤ（ベンチコーチ） 18 ジェイコブ・クルーズ（打撃コーチ） 70 ボビー・マガヤネス（打撃コーチ） 12 ギル・ベラスケス（一塁コーチ） 21 トニー・ペレジカ（三塁コーチ） 15 ホラシオ・ラミレス（ブルペンコーチ）
投手	7 フリオ・ウリアス（途中離脱） 14 ジョジョ・ロメロ 16 サムエル・サスエタ 23 エルビエル・アルメンタ 33 ジェラルド・レイエス 43 パトリック・サンドバル 46 セサル・バルガス 48 ジェイク・サンチェス（英語版） 49 ヘスス・クルーズ（英語版） 50 マニー・バレダ（英語版） 53 ロエル・ラミレス（英語版）（途中参加） 55 エイドリアン・マルティネス（英語版） 59 ホセ・ウルキディ 65 ジオバニー・ガジェゴス 77 ハビエル・アサド 85 ルイス・セッサ（途中離脱） 99 タイフアン・ウォーカー
捕手	15 オースティン・バーンズ 51 アレクシス・ウィルソン（英語版）
内野手	3 ルイス・ウリアス 11 ロウディ・テレス 13 アラン・トレホ 17 イサーク・パレデス 32 ジョーイ・メネセス 38 ロベルト・バレンズエラ 62 ジョナサン・アランダ
外野手	2 ジャレン・デュラン 5 アレク・トーマス 24 ホセ・カルドナ（英語版） 27 アレックス・ベルドゥーゴ 56 ランディ・アロサレーナ