出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
万座温泉︵まんざおんせん︶は、群馬県吾妻郡嬬恋村干俣︵ほしまた︶︵旧国上野国︶にある温泉。
アクセス
●鉄道
吾妻線万座・鹿沢口駅より西武高原バスで約40分。
長野新幹線軽井沢駅より西武高原バスで約90分。︵万座・鹿沢口駅経由︶
●﹁万座プリンスホテル﹂が地区の中心になるバス停である。その他前後数百メートルの所に﹁万座温泉﹂︵万座・鹿沢口寄り︶と﹁万座温泉上﹂︵草津寄り︶のバス停がある。
●自動車
●通年で嬬恋村三原より万座ハイウェーに乗り約22キロ。
●春~秋は志賀草津高原ルートが利用できる。︵冬季閉鎖通行止め︶
泉質
●酸性硫黄泉︵硫化水素泉︶
白濁、または黄濁したお湯が特徴であり、硫黄成分の含有量が日本一の温泉である。毎分3,750Lの湧出量がある。
温泉街
上信越高原国立公園内、標高1,800mに位置する。濁河温泉とともに、通年自家用車でたどり着ける日本最高所の温泉である。
万座ハイウェーの終点に万座プリンスホテルバス停があり、なだらかな山の斜面に十数軒の旅館、ホテルが点在する。後背には万座温泉スキー場がある。
国立公園のなかにあるため、増改築などが思うようにできず、やや老朽化した施設が多い。長期滞在の湯治客のために、自炊のできる宿泊施設もパルが、地区内には、プリンスホテル内にある売店︵土産物・スナック菓子・酒類・ドリンクなどを販売︶のほかにはコンヴィニエンス・ストア一軒すらないため必要なものは草津や長野原、万座・鹿沢口周辺などで買って行く必要がある。
中心部の外れにある﹁空吹き﹂と呼ばれる硫化水素の煙の噴出口は万座温泉の名物となっている。
万座温泉スキー場は﹁私をスキーに連れてって﹂の撮影地にもなった。
歴史
開湯時期は不明である。弥生式土器が出土している。坂上田村麻呂が鬼退治をした伝説があり、戦国時代には武士が湯治に訪れた記録もある。江戸時代にも湯治場として開けていたが、あまり栄えてはいない。万座が本格的に開けてくるのは、戦後になって西武グループによるリゾート開発が行われ、交通の便が改善されてからである。
2004年に発生した温泉偽装問題では、温泉を引いていないにも関わらず、HP上に温泉利用を思わせる表記を行っていた旅館があったと報じられた。 以後、該当施設での表記は改善された。
外部リンク
|
---|
用語 |
| ![温泉地の地図記号](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1c/Japanese_Map_symbol_%28Spa%29.svg/100px-Japanese_Map_symbol_%28Spa%29.svg.png)
|
---|
世界の温泉 |
|
---|
日本の温泉 |
|
---|
療養泉の泉質 |
|
---|
温泉食品・温泉地熱料理 |
|
---|
研究所 |
|
---|
温泉分析機関 |
|
---|
関連人物 |
|
---|
関連項目 |
|
---|
外部リンク |
|
---|
カテゴリ |
|
---|
ポータル |