亀山神社 (亀山市)

亀山神社
所在地	三重県亀山市西丸町570
位置	北緯34度51分23.6秒 東経136度26分59.1秒

亀山神社︵かめやまじんじゃ︶は、三重県亀山市西丸町570にある神社。 亀山神社は、かつては郷社真澄神社と呼ばれていた。1908年(明治41年)3月16日に大字西町字西町にある郷社亀山皇太神社と境内にある、稲荷社・幸神社・天神地祇者を合祀して亀山神社と単称することになった。1872年(明治4年)2月に亀山城の北に位置する若山に遷される。1908年(明治41年)7月20日に亀山神社を今の場所(西丸町570番)に遷された。

1987年︵昭和62年︶4月14日

名称

祭神

歴史

創建

中世

近世

近現代

境内

●社殿

●社務所

●宝篋印塔基礎部 - 亀山市指定文化財。

亀山演武場

亀山演武場

元治2年︵1865年︶、伊勢亀山藩主の石川総脩によって心形刀流武芸形の道場として亀山演武場が建てられ、剣道や居合道の稽古が行われた。1975年︵昭和50年︶3月27日には亀山藩御流儀心形刀流武芸形が三重県指定無形文化財に指定されている。亀山演武場は1985年︵昭和60年︶に焼失したが、その後復元された。

江戸時代初期の天和2年︵1682年︶、伊庭是水軒秀明︵伊庭秀明︶が創始した武道の流派が心形刀流である。伊勢亀山藩士の山崎雪柳軒は心形刀流を極め、元治元年︵1864年︶に道場を開設し、心形刀流は亀山藩の御流儀となった。心形刀流保存赤心会によって亀山市のみに継承され、年初には神事の武徳祭が催されている。

明治天皇行在所

明治天皇行在所

1880年︵明治13年︶には明治天皇が三重県を巡幸し、7月10日には亀山町東町の藤屋を行在所として名古屋・大阪両鎮台対抗演習を統監した。行在所の一部はまず井尻町に移築され、1935年︵昭和10年︶に亀山町立亀山小学校︵現・亀山市立亀山西小学校︶に移築された。

1939年︵昭和14年︶に三重県指定史跡に指定され、1951年︵昭和26年︶には亀山市指定文化財︵建造物︶となった。1957年︵昭和32年︶に亀山城多門櫓の石垣北側に移築された。

境内社

祭事

宝物

1994年︵平成6年︶10月に亀山市歴史博物館が開館し、亀山神社の宝物が寄託された。宝物の多くは伊勢亀山藩主の石川家に縁がある品々である。2004年︵平成16年︶には亀山市歴史博物館で開館10周年記念特別展﹃亀山神社の宝物﹄が開催された。

刀剣

太刀

●銘 則包︵のりかね︶ - 鎌倉時代。刀文は小丁子・子乱。

刀

●無銘 - 江戸末期。刀文は互の目。

●銘 水戸白旗山住徳兼︵みとしらはたやまじゅうのりかね︶ - 刀文は直刀。万延元年︵1860年︶6月。

枕刀

●無銘 - 刀文は直刀。江戸時代。

長刀直し

●無銘 - 刀文は焼き幅の広い丁字刀。室町時代。

脇差

●無銘 - 刀文は尖り互の目。

●銘 手柄山甲斐守正繁︵てがらやまかいのかみまさしげ︶ - 刀文は濤乱刃。江戸後期。

短刀

●銘 越後国行光︵えちごのくにゆきみつ︶ - 刀文は細直刀。室町時代。

●銘 千子正義作︵せいごまさよしさく︶ - 刀文は足のよく入った互の目。明治時代。

●無銘 - 刀文は小乱。室町末期。

●銘 吉光︵よしみつ︶ - 刀文は直刀。

文化財

市指定文化財

宝篋印塔の台石

宝篋印塔の台石

亀山神社二の鳥居の北側にある。昭和26年︵︶亀山市西小学校運動場拡張工事の際に取り壊された本丸の石垣から発掘された。高さ53センチ、幅と奥行きは77センチ。銘文は以下のようになっている。1952年︵昭和27年︶6月18日、亀山市文化財に指定された。

□悲母卅三廻 之追善並迎孝 孫禅観尼一周 之忌景為頓証 卉乃至法界平 □利益造之 正慶元壬申年七月十日 願主沙弥道智

現地情報

所在地

●519-0159 三重県亀山市西丸町570

交通アクセス

• JR関西本線亀山駅から徒歩約15分
• 東名阪自動車道亀山ICから車で約15分

参考文献

• 亀山市『亀山市史』亀山市、2011年

外部リンク

• 亀山神社 観光三重