「北の螢 (映画)」の版間の差分
m 小池朝雄の遺作である旨の追記。追記のための語句の調整。 |
|||
31行目: | 31行目: | ||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
本作の[[主題歌]]で[[阿久悠]]作詞、[[三木たかし]]作曲、[[森進一]]歌唱による[[シングル#シングル・レコード|シングル]]『[[北の螢]]』と同時進行で映画が製作されたが、始まりは映画製作の方が先である<ref name="阿久" >{{Cite book | 和書 | title = 歌謡曲の時代 -歌もよう人もよう- | author = [[阿久悠]] | publisher = [[新潮社]] | year = 2007 | pages = 67-69 | id = ISBN 489215904 4-10-133451-6 }}</ref>。阿久がスーパーバイザーとして初めて劇映画の製作に参加した。映画『北の螢』は、[[五社英雄]]監督が1982年の『[[鬼龍院花子の生涯#映画|鬼龍院花子の生涯]]』、1983年『[[陽暉楼]]』、1985年『[[櫂 (小説)#映画|櫂]]』の、[[高知]]を舞台にした[[宮尾登美子]]原作、五社監督コンビによる[[三部作]]<ref>[http://db.eiren.org/contents/03000001466.html 櫂|一般社団法人日本映画製作者連盟]</ref>の間に撮った映画で、こちらは宮尾原作ではなく、史実に基づいた[[高田宏治]]の[[オリジナル]][[脚本]]で舞台も[[北海道]]である<ref name="極彩色135">{{Cite book | 和書 | title = <small>[総特集]</small> 五社英雄 <small>極彩色のエンターテイナー</small> | series = [[河出書房新社|KAWADE夢ムック]] 文藝別冊 | author = [[春日太一]] | publisher = [[河出書房新社]] | year = 2014 | pages = 135-140 | id = ISBN 978-4309978512 }}</ref><ref name="キネ旬19849-156" >{{Cite journal | 和書 | author = | date = 1984年9月下旬号 | title = 『日本映画批評』北の螢 -[[西脇英夫]] | journal = [[キネマ旬報]] | page = 28 }}</ref>。[[明治]]幕開けの北海道の異常な世界・[[月形町#樺戸集治監:月形と矯正施設|樺戸集治監]]を舞台に[[集治監|典獄]](刑務所長)と[[開拓使|北海道開拓]]の先兵として[[強制労働]]を強いられた[[囚人]]、その周辺にあった[[遊廓|女郎屋]]の女たちとの愛と憎悪の葛藤を描く<ref name="キネ旬19849-156" /><ref name="キネ旬19849-28" >{{Cite journal | 和書 | author = | date = 1984年9月下旬号 | title = 『私の現場』 北の螢-矢部恒 | journal = [[キネマ旬報]] | page = 28 }}</ref><ref>[http://db.eiren.org/contents/03000001429.html 北の蛍|一般社団法人日本映画製作者連盟]</ref>。このため"高知三部作"と同系列に位置する映画といえる<ref name="キネ旬19849-156" />。[[ナレーション]]のみであるが[[夏目雅子]]の遺作でもある。 |
本作の[[主題歌]]で[[阿久悠]]作詞、[[三木たかし]]作曲、[[森進一]]歌唱による[[シングル#シングル・レコード|シングル]]﹃[[北の螢]]﹄と同時進行で映画が製作されたが、始まりは映画製作の方が先である<ref name="阿久" >{{Cite book | 和書 | title = 歌謡曲の時代 -歌もよう人もよう- | author = [[阿久悠]] | publisher = [[新潮社]] | year = 2007 | pages = 67-69 | id = ISBN 489215904 4-10-133451-6 }}</ref>。阿久がスーパーバイザーとして初めて劇映画の製作に参加した。映画﹃北の螢﹄は、[[五社英雄]]監督が1982年の﹃[[鬼龍院花子の生涯#映画|鬼龍院花子の生涯]]﹄、1983年﹃[[陽暉楼]]﹄、1985年﹃[[櫂 (小説)#映画|櫂]]﹄の、[[高知]]を舞台にした[[宮尾登美子]]原作、五社監督コンビによる[[三部作]]<ref>[http://db.eiren.org/contents/03000001466.html 櫂|一般社団法人日本映画製作者連盟]</ref>の間に撮った映画で、こちらは宮尾原作ではなく、史実に基づいた[[高田宏治]]の[[オリジナル]][[脚本]]で舞台も[[北海道]]である<ref name="極彩色135">{{Cite book | 和書 | title = <small>[総特集]</small> 五社英雄 <small>極彩色のエンターテイナー</small> | series = [[河出書房新社|KAWADE夢ムック]] 文藝別冊 | author = [[春日太一]] | publisher = [[河出書房新社]] | year = 2014 | pages = 135-140 | id = ISBN 978-4309978512 }}</ref><ref name="キネ旬19849-156" >{{Cite journal | 和書 | author = | date = 1984年9月下旬号 | title = ﹃日本映画批評﹄北の螢 -[[西脇英夫]] | journal = [[キネマ旬報]] | page = 28 }}</ref>。[[明治]]幕開けの北海道の異常な世界・[[月形町#樺戸集治監‥月形と矯正施設|樺戸集治監]]を舞台に[[集治監|典獄]]︵刑務所長︶と[[開拓使|北海道開拓]]の先兵として[[強制労働]]を強いられた[[囚人]]、その周辺にあった[[遊廓|女郎屋]]の女たちとの愛と憎悪の葛藤を描く<ref name="キネ旬19849-156" /><ref name="キネ旬19849-28" >{{Cite journal | 和書 | author = | date = 1984年9月下旬号 | title = ﹃私の現場﹄ 北の螢-矢部恒 | journal = [[キネマ旬報]] | page = 28 }}</ref><ref>[http://db.eiren.org/contents/03000001429.html 北の蛍|一般社団法人日本映画製作者連盟]</ref>。このため"高知三部作"と同系列に位置する映画といえる<ref name="キネ旬19849-156" />。[[ナレーション]]のみであるが[[夏目雅子]]の遺作となった。[[小池朝雄]]の映画作品の遺作でもある。
|
||
== ストーリー == |
== ストーリー == |
2016年12月30日 (金) 21:06時点における版
北の螢 | |
---|---|
監督 | 五社英雄 |
脚本 | 高田宏治 |
出演者 |
仲代達矢 岩下志麻 夏木マリ 早乙女愛 佐藤浩市 丹波哲郎 露口茂 隆大介 成田三樹夫 |
音楽 | 佐藤勝 |
主題歌 | 森進一『北の螢』 |
撮影 | 森田富士郎 |
編集 | 市田勇 |
製作会社 |
東映 俳優座映画放送 |
配給 | 東映 |
公開 |
![]() |
上映時間 | 125分 |
製作国 |
![]() |
言語 | 日本語 |