敦賀半島
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敦賀半島︵つるがはんとう︶は、福井県敦賀市及び三方郡美浜町に属し、若狭湾に突出することで敦賀湾を分ける半島。北端が立石岬であるため、立石半島とも呼ばれる。若狭湾国定公園に含まれる。
地理[編集]
花崗岩から成る半島で、敦賀湾西岸を固める。最高峰は西方ヶ岳︵764m︶蠑螺ガ岳︵686m︶の山塊を中心に、旗護山に至る山塊である。原子力発電所[編集]
敦賀半島は原子力発電関連の施設が多いことで知られ、敦賀市浦底に日本原子力発電敦賀発電所、美浜町丹生に関西電力美浜原子力発電所がある︵共に1970年︵昭和45年︶竣工︶。
核燃料サイクル開発機構︵現・日本原子力研究開発機構︶の高速増殖炉﹁もんじゅ﹂も半島の先端部西側︵敦賀市白木2丁目︶に位置し、半島全体では計7基が稼動、加えて日本原子力発電で2基を建築中である。このため﹁原発半島﹂と揶揄されることもある。
浦底半島の先にある水島
●水島
半島西側
●水晶浜海水浴場
付近の観光地[編集]
敦賀湾沿岸︵半島東側︶ ●常宮神社 ●西浦自然活用村 ●色ヶ浜︵松尾芭蕉﹃奥の細道﹄に登場︶ ●立石海水浴場交通[編集]
東岸部先端、立石への交通。
●北陸本線敦賀駅から敦賀市コミュニティバス常宮線に乗車し、﹁立石﹂下車︵※1日3往復のみ運行︶。
●自動車の場合は、敦賀市街から敦賀半島東岸を北上。北陸自動車道敦賀ICから立石まで約35分。福井県道33号佐田竹波敦賀線が別名を敦賀半島横断道路と呼ばれ、敦賀半島の中ほどを美浜町から敦賀市へ横断している。なお福井県道141号竹波立石縄間線︵敦賀半島周回道路︶が開通した。
●2018年︵平成30年︶12月22日 - 立石トンネル︵延長498 m︶が開通[1][2]。
●2020年︵令和2年︶3月20日 - 敦賀半島トンネル︵延長3,863 m︶が開通[3]。
脚注[編集]
(一)^ ﹃一般県道竹波立石縄間線線の供用開始について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶福井県、2018年11月21日。2020年1月25日閲覧。
(二)^ “原発避難道、立石トンネルが開通”. 福井新聞. (2018年12月23日). オリジナルの2018年12月23日時点におけるアーカイブ。 2020年1月25日閲覧。
(三)^ ﹃主要地方道佐田竹波敦賀線 一般県道竹波立石縄間線線の供用開始について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶福井県、2020年1月22日。2020年1月25日閲覧。
外部リンク[編集]
- 敦賀半島最北端ウォーキング 立石埼をはじめ、半島の名所を紹介。
- 奥の細道 芭蕉の足跡 1689年(元禄2年)8月に当地を訪れた芭蕉の足跡を辿る。
- 日本原子力発電 敦賀発電所