三方郡
三方郡︵みかたぐん︶は、福井県︵若狭国︶の郡。
人口8,613人、面積152.35km²、人口密度56.5人/km²。︵2024年4月1日、推計人口︶
以下の1町を含む。
●美浜町︵みはまちょう︶
旧三方町においては、隣接する滋賀県高島市今津町と共に大阪府吹田市と姉妹都市である。そのため、県境付近に﹃吹田市立自然の家 もくもくの里﹄が立地している。また、三方町のみ、大阪府高槻市とも姉妹都市である。
郡域
1878年︵明治11年︶に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町に三方上中郡若狭町の一部︵田井・向笠・田名・田上・岩屋・白屋・倉見以北︶を加えた区域にあたる。歴史
近世以降の沿革
●明治初年時点で、全域が小浜藩領であった。﹁旧高旧領取調帳﹂に記載されている村は以下の通り。︵58村︶ 倉見村、白屋村、成願寺村、上野村、能登野村、横渡村、井崎村、黒田村、田上村、岩屋村、相田村、藤井村、南前川村、北前川村、三方村、田名村、佐古村、向笠村、気山村、大藪村、新金山村、金山村、郷市村、佐野村、興道寺村、松原村、久々子村、早瀬浦、木野村、成出村、田井村、塩坂越浦、小川浦、世久見浦、河原市村、南市村、和田村、麻生村、佐柿村、宮代村、中寺村、安江村、五十谷村、寄戸村、新庄村、坂尻村、山上村、太田村、佐田村、北田村、菅浜村、竹波村、丹生浦、海山村、遊子浦、神子浦、常神浦、日向浦 ●明治4年 ●7月14日︵1871年8月29日︶ - 廃藩置県により小浜県の管轄となる。 ●11月20日︵1871年12月31日︶ - 第1次府県統合により敦賀県の管轄となる。 ●明治7年︵1874年︶ - このころ早瀬浦または日向浦の一部が分立して笹田村となる。︵59村︶ ●明治8年︵1876年︶8月21日 - 第2次府県統合により滋賀県の管轄となる。 ●明治12年︵1879年︶ ●5月16日 - 郡区町村編制法の滋賀県での施行により、行政区画としての三方郡が発足。郡役所を佐柿村に設置。 ●このころ新金山村が金山村に合併。︵58村︶ ●明治14年︵1881年︶2月7日 - 福井県の管轄となる。町村制以降の沿革
変遷表
詳細は「嶺南#沿革」を参照
行政
- 滋賀県三方郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治12年(1879年)5月16日 | |||
明治14年(1881年)2月6日 | 福井県に移管 |
- 福井県三方郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治14年(1881年)2月7日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 18 福井県、角川書店、1989年11月1日。ISBN 4040011805。
- 旧高旧領取調帳データベース