東北フリーブレイズ
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東北フリーブレイズ | |
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原語表記 | 東北フリーブレイズ |
クラブカラー | ブリザードシルバー |
創設年 | 2008年 |
所属リーグ | アジアリーグアイスホッケー |
本拠地 | 青森県八戸市、福島県郡山市 |
ホームリンク | フラットアリーナ |
代表者 | 中村考昭 若林クリス監査役 |
監督 | 大久保智仁 |
公式サイト | 公式サイト |
東北フリーブレイズ︵とうほくフリーブレイズ︶は、東北地方を拠点に、アジアリーグアイスホッケーに所属するアイスホッケーのクラブチームである。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/56/Freebladespregame.jpg/220px-Freebladespregame.jpg)
試合前の様子
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b2/PiaDo-TheSuperSportsXebio_Hachinohe.jpg/220px-PiaDo-TheSuperSportsXebio_Hachinohe.jpg)
チームの所在地であるスーパースポーツゼビオピアドゥ八戸店
2008年10月発足。福島県郡山市に本社を置くゼビオホールディングスの子会社のクロススポーツマーケティング株式会社が100%出資している東北アイスホッケークラブ株式会社が運営を行う。
運営会社の所在地は郡山市であるが、チームの所在地は青森県八戸市のスーパースポーツゼビオピアドゥ八戸店内にあり、テクノルアイスパーク︵新井田インドアリンク︶がホームリンクである。主催試合は東北各地で行い、東北全体をフランチャイズに位置付ける。
福島県のクラブチーム・X-united︵2002年にゼビオ社員を中心に設立。翌年度から連盟登録。︶所属の選手、大学卒業予定者、郡山市の磐梯熱海アイスアリーナで行われたトライアウトの合格者などでチームが設立された。
概要
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/56/Freebladespregame.jpg/220px-Freebladespregame.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b2/PiaDo-TheSuperSportsXebio_Hachinohe.jpg/220px-PiaDo-TheSuperSportsXebio_Hachinohe.jpg)
沿革
2009年以降のアジアリーグアイスホッケー参戦を目指し、日本アイスホッケー連盟の推薦を得たが、実力面を理由に結論は先送りされた。しかし、2008-2009年シーズンを最後にSEIBUプリンス ラビッツが廃部となり、チーム数が減少したことなどもあり、戦力強化を要望事項として、2009年4月13日アジアリーグアイスホッケーオフィスから2009-2010年シーズン参入の基本合意がなされた。 基本合意を受け、2009年8月までにSEIBUを含む他チームからの移籍選手・コーチ、新外国人選手を獲得、新規参入の体制が整い、9月4日アジアリーグアイスホッケー2009-2010年シーズン総会で正式に参入が決まった。チーム応援団長には、ゼビオ子会社である清稜山株式会社の専務取締役である杉浦茂樹が任命された。 2010-11シーズンはプレーオフ決勝に進出を果たすが、東北地方太平洋沖地震︵東日本大震災︶の影響により決勝戦が中止。安養ハルラと同順位でありながらも悲願の初優勝を達成した。
2011-2012シーズンはシーズン序盤から出遅れ、優勝から一転、プレーオフ進出にも至らなかった。
2012-2013シーズンは序盤から順調に勝ち星を積み上げレギュラーリーグを2位でフィニッシュ。
プレイオフではセミファイナルで日本製紙クレインズを下し、ファイナルではこのシーズンでダントツの強さを見せレギュラーリーグ1位となっていた王子イーグルスに3勝1敗で勝ち、悲願のアジアリーグ単独優勝を果たした。
2014年12月7日、第82回全日本アイスホッケー選手権大会決勝でH.C.栃木日光アイスバックスと対戦。試合時間残り17秒で同点に追いつかれ、延長戦の末2-3で敗れ初優勝を逃した。試合後の表彰式で橋本三千雄と河合卓真の2選手が対戦相手との握手を拒否、式中に準優勝メダルを首から外す、会場から退場した直後にメダルを捨てるなど不適切な態度を取ったとして準優勝を返上すると発表した。2選手は次の公式戦となるアジアリーグ1試合出場停止、社長にも減俸︵月額報酬の10%×3ヶ月︶を科した。大会運営委員会、日本アイスホッケー連盟から準優勝返上は非礼にあたるとして準優勝返上の撤回を求められていたが、12月25日になり準優勝返上の撤回を表明した。
2014-15シーズンはプレーオフ決勝で安養ハルラと対戦した。なお、4シーズン前の同率優勝以来の顔合わせとなった。その結果、3連勝して安養ハルラを破り、2シーズンぶり3度目の優勝を果たした。
2017年12月17日、第85回全日本アイスホッケー選手権大会決勝で王子イーグルスを破り、初優勝を果たした。
2020年4月、ゼビオグループが建設に関与したフラット八戸が竣工し、新ホームリンクとして使用されるている[1]。
2022年1月15日、1月16日、ひがし北海道クレインズとの試合会場︵北海道釧路市︶で選手が新型コロナウイルスに感染。観客らも巻き込み165人以上の感染者を出すクラスターとなった[2]。
チーム名の由来・ロゴ
チーム名の﹁フリーブレイズ︵free blades︶﹂には﹁氷上を自由自在に翔る﹂などの意味を込められている。 チームカラーはブリザードシルバーでウイングのカラーの基調となっている。ロゴカラーのブルーはそのウイングが翔る空を表し、縁取るグリーンは東北の豊かな自然を表す。 ロゴは3種類あり、トップチーム用の大きな羽を広げたものと、ファングッズ・標準使用のクラブロゴ、ジュニア向け、ジュニアチームに採用予定のジュニアロゴがラインナップされている︵運営会社配布ロゴ活用マニュアル資料より引用︶。選手雇用法
これまでの企業チームのように母体の1企業、あるいはその関連企業の正社員、あるいは契約社員とするのではなく、フリーブレイズから地元の企業に選手を正社員や契約社員として派遣して、試合や練習が無い日はそこに勤務しながらチームの活動に取り組むという方式を採用している。主な成績
アジアリーグ
順位()内はリーグ参加チーム数年度 | レギュラーリーグ | プレイオフ | |||||||||||
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試合 | 勝利 | 延長勝 | GWS勝 | 引分 | GWS負 | 延長負 | 敗戦 | 得点 | 失点 | 勝点 | 順位 | ||
2009–10 | 36 | 13 | 0 | 4 | -- | 1 | 0 | 18 | 132 | 142 | 48 | 5位(7) | --- |
2010–11 | 36 | 18 | 1 | 3 | -- | 2 | 4 | 8 | 160 | 112 | 68 | 3位(7) | 優勝 |
2011–12 | 36 | 13 | 3 | 1 | -- | 4 | 1 | 14 | 106 | 111 | 52 | 6位(7) | --- |
2012–13 | 42 | 24 | 1 | 2 | -- | 0 | 2 | 13 | 162 | 117 | 80 | 2位(7) | 優勝 |
2013–14 | 42 | 18 | 2 | 1 | -- | 2 | 2 | 17 | 134 | 110 | 64 | 5位(8) | --- |
2014–15 | 48 | 21 | 2 | 5 | -- | 3 | 3 | 14 | 188 | 131 | 83 | 3位(9) | 優勝 |
2015–16 | 48 | 20 | 4 | 1 | -- | 2 | 1 | 20 | 138 | 141 | 70 | 5位(9) | 準決勝敗退 |
2016-17 | 48 | 26 | 1 | 1 | -- | 0 | 3 | 17 | 185 | 135 | 85 | 4位(9) | 準決勝敗退 |
ジャパンカップ | |||||||||||||
2021 | 28 | 15 | 1 | 3 | -- | 2 | 1 | 10 | 98 | 82 | 2位(5) | 2位 |
獲得タイトル
- アジアリーグ : 3回
- 2010–11、2012–2013、2014-2015
- 全日本アイスホッケー選手権大会 : 2回
- 2017、2022
選手
選手(2018–19年)
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
ゴールキーパー[3] | ||||||
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# | 国 | 選手名 | キャッチ | 登録年 | 出身地 | 備考 |
31 | ![]() |
橋本三千雄 Michio Hashimoto |
L | 2009 | 青森県八戸市 | |
44 | ![]() |
伊藤優人 Yuto Ito |
||||
55 | ![]() |
畑享和 Michikazu Hata |
ディフェンダー[3] | ||||||
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# | 国 | 選手名 | ハンド | 登録年 | 出身地 | 備考 |
18 | ![]() |
早田聖也 Seiya Hayata |
||||
24 | ![]() |
佐藤光 Hikaru Sato |
北海道帯広市 | |||
34 | ![]() |
高橋淳一 Jun'ichi Takahashi |
||||
54 | ![]() |
熊谷豪士 Goshi Kumagai |
宮城県仙台市 | |||
75 | ![]() |
ローガン・スティーブンソン Logan Stephenson |
L | カナダ、サスカチュワン州 | プレーイング・コーチ | |
77 | ![]() |
ニック・セイントピア Nick St. Pierre |
L | 2018 | カナダ、ケベック州 | (新加入)[4] |
96 | ![]() |
キム・ドンファン Kim Dong-hwan (金東煥) |
フォワード[3] | |||||||
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# | 国 | 選手名 | ポジション | ハンド | 登録年 | 出身地 | 備考 |
9 | ![]() |
大宮良 Ryo Ohmiya |
(番号変更)[4] | ||||
10 | ![]() |
中澤走飛 Hayato Nakazawa |
|||||
14 | ![]() |
田中豪 (C) Go Tanaka |
L | 2010 | 北海道札幌市 | ||
19 | ![]() |
武尾秀康 Hideyasu Takeo |
|||||
20 | ![]() |
ティモフィ・シシカノフ Timofei Shishkanov |
R | 2018 | ソビエト連邦、モスクワ | (新加入)[4] | |
21 | ![]() |
山本和輝 (A) Kazuki Yamamoto |
L | 2009 | 北海道釧路市 | ||
22 | ![]() |
田中遼 Ryo Tanaka |
北海道札幌市 | ||||
23 | ![]() |
樫野善一 Yoshikazu Kashino |
R | 2009 | 北海道苫小牧市 | ||
38 | ![]() |
山田淳哉 Jun'ya Yamada |
|||||
40 | ![]() |
河合卓真 Takuma Kawai |
L | 2009 | 北海道恵庭市 | ||
47 | ![]() |
篠原亨太 (A) Kota Shinohara |
北海道釧路市 | ||||
91 | ![]() |
人里茂樹 Shigeki Hitosato |
過去に所属した主な選手
ゴールキーパー
- 橋本三千雄
- 伊藤慶介
- 酒井大輔
- 白鳥洋
- 木本栄人
- 加納涼
ディフェンダー
- 有吉祐哉
- アーロン・マッケンジー
- 今城和智
- 大内康裕
- 菊池 恭平 (A)
- 菊地秀治
- 志賀 祥樹
- スティーブ・マン
- 関谷 尚
- ダリル・ヘイ
- 中村卓矢
- 萩原優吾
- 原優人
- ブラッド・ファリヌック (A)
- 本間ジェフリー光一
- Hu Tianyu
- ポール・アルバース
- ローガン・パイアット
フォワード
- 石岡敏 (A)
- 岩槻翔悟
- 奥山章文
- 笠原裕二郎
- 河本彰仁
- 倉田龍一
- 貞宗謙太郎
- ジョン・スミス
- 鈴木雅仁
- 高橋皓介
- 田中豪
- 田中翔
- 田中孝太
- トロイ・リドル
- ネッド・ルカチェビク
- 波多野誉行
- ブルース・マルヘレン
- 本野道隆
- リック・スー
- 山下拓郎
出典
(一)^ “八戸駅西地区に多目的アリーナ﹁FLAT HACHINOHE﹂ 各種スポーツやコンサートも”. 八戸経済新聞. (2020年4月9日) 2020年6月7日閲覧。
(二)^ “釧根管内114人コロナ感染 クレインズ関連クラスター165人に”. 北海道新聞 (2022年1月27日). 2022年1月28日閲覧。
(三)^ abc“チーム・選手 > 選手”. Freeblades (フリーブレイズ). 2018年8月19日閲覧。
(四)^ abcフリーブレイズ︵FREE BLADES︶公式 (2018年7月30日). “2018-19 フリーブレイズ チーム体制”. 2018年8月19日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- フリーブレイズ(FREE BLADES) (GoLets.FreeBlades) - Facebook
- フリーブレイズ(アイスホッケー) (@Freeblades) - X(旧Twitter)
- FREE BLADES PLAYER SECTION (@freeblades) - Instagram