滋賀県立石山高等学校
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滋賀県立石山高等学校 | |
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国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 |
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学区 | 全県一学区 |
校訓 | 自主・自律 |
設立年月日 | 1963年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 音楽科 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 25107A |
所在地 | 〒520-0844 |
滋賀県大津市国分1-15-1 ![]() 北緯34度58分7秒 東経135度53分49.1秒 / 北緯34.96861度 東経135.896972度座標: 北緯34度58分7秒 東経135度53分49.1秒 / 北緯34.96861度 東経135.896972度 | |
外部リンク | 公式サイト |
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滋賀県立石山高等学校︵しがけんりつ いしやまこうとうがっこう︶は、滋賀県大津市国分に所在する公立の高等学校。
設置学科
●普通科 ●音楽科︵1学年あたり40名︶概要
滋賀県内では﹁石高︵いしこう︶﹂の名で親しまれている。普通科と音楽科の2学科が設置されており、音楽科を設置する県内で唯一の高等学校である。沿革
高校全入運動の下で滋賀県内でも高等学校の新設を望む声が高まり、1962年︵昭和37年︶2月に守山・能登川・米原の3高校の設置が決定し、大津市では既設の学校の学級増か分校設置で対応する方針を発表したが、その後同年12月7日に大津市内にも高等学校が新設されることが決定した[1]。当時は建設予定地として、滋賀県は石山地区、大津市は米軍Aキャンプ跡︵現在の皇子が丘公園︶の位置に建設するよう主張したが、1963年︵昭和38年︶1月23日に新設校の名称が﹁石山高等学校﹂に決定し、石山国分町・膳所焼野町・南郷町の3ヶ所があがる[1]。その後、1月25日に﹁滋賀県立石山高等学校︵仮称︶開設事務所﹂が設立され、2月26日に石山国分町の畑ヶ山台地に建設されることが決定する[1]。1963年︵昭和38年︶4月に滋賀大学学芸学部の旧校舎を仮校舎として開校し、同年7月6日に新校舎の起工式が行われた[2]。1964年︵昭和39年︶度から石山国分町の校舎に移転した[3]。移転後も校舎の建設工事が行われ、部活動は周辺の学校などを借用するなど校内では十分に活動できない状態だった[4]。1966年︵昭和41年︶に体育館と3教室の増築が完了[5]。1967年︵昭和42年︶9月5日に校内道路の舗装が完了し、9月9日にプールが竣工した[6]。 1965年︵昭和40年︶に県内の高等学校に音楽科を設置する要望書が県教委に、1966年︵昭和41年︶に県立の高等学校に音楽科を新設する請願書が県議会に採択された[6]。そして、1967年︵昭和42年︶12月26日に音楽科が石山高校に設置されることが決定され[6]、1968年︵昭和43年︶度から音楽科が新設された[7]。音楽科の施設の整備が進められ、1969年︵昭和44年︶4月8日に小ホールやレッスン室を備えた音楽科の棟が完成した[8]。 施設の老朽化に伴い、2013年︵平成25年︶から耐震事業が進められ、生徒棟の改築やその他施設の耐震工事などが実施されている[9]。基礎データ
所在地
●滋賀県大津市国分一丁目15番1号アクセス
●西日本旅客鉄道︵JR西日本︶琵琶湖線 石山駅から徒歩20分 ●京阪電気鉄道︵京阪電鉄︶石山坂本線 石山寺駅から徒歩10分象徴
校歌
1964年︵昭和39年︶度に国語科と音楽科の教員によって校歌が作曲されている[3]。活動
進路状況
1987年︵昭和62年︶以降は就職する学生が10名以下になるなど高卒後に就職する生徒は少ない[10]。一方で、大学や短大への進学者は8割を超える状況である[10]。2004年度の石山高校の4年制大学進学率は、県内平均を 14.2 ポイント上回る 58.4 %︵過年度生は含まない︶となっており、これは滋賀県で3番目の高さである[11]。総計で1000人以上が私立四年生大学に合格する年もみられる[12]。学園祭
生徒の自主運営である学園祭として﹁石舞祭︵こくぶさい︶﹂がある。その名称は、学校の所在地が﹁国分︵こくぶ︶﹂であることに由来する。文化祭と体育祭の2部構成となっており、文化祭では1年生が展示、2年生が演劇、3年生が模擬店を担当する。テーマは以下のとおりである。 ●1994年度︵第32回︶ - 関西石祭空港︵かんさいこくさいくうこう︶ ●2000年度︵第38回︶ - 空前絶後︵くうぜんぜつご︶〜県下最大の名誉をかけて ●2001年度︵第39回︶ - 無限大2∞1︵むげんだい︶ ●2002年度︵第40回︶ - 輝跡︵きせき︶〜石舞に歴史を残すため[13] ●2003年度︵第41回︶ - 笑呼/ECO︵えこ︶〜今こそ響け!!俺らの革命 ●2004年度︵第42回︶ - 舞友伝︵ぶゆうでん︶〜石舞に刻む友との伝説 ●2005年度︵第43回︶ - 舞志道︵ぶしどう︶〜斬り拓け!!石舞の同志たち ●2006年度︵第44回︶ - 石Bridge︵こくぶりっじ︶ ●2007年度︵第45回︶ - 愛石心︵あいこくしん︶〜石舞に誓う9つの愛 ●2008年度︵第46回︶ - 鼓舞激励︵こぶげきれい︶ ●2010年度︵第48回︶ - KKB48萌えろ石舞魂 ●2011年度︵第49回︶ - 石舞4HOC9〜響け!笑撃!勝撃!衝撃! ●2012年度︵第50回︶ - 50ing舞way~1068の道が集まって1つの軌跡となる ●2016年度 (第54回︶ ‐ 5tart it 4gain 石舞right(start it again) ●2018年度 (第56回) ‐ 5tart to 6reak (start to break) ●2019年度 (第57回) - 十華咲乱~石舞に咲かせ伍十七年に渡る満開の花~国際交流
国際交流を深めるという目的から、交換留学生が石舞祭期間中に訪れる。主な施設
●湖声ホール︵音楽ホール︶部活動
以前はそれぞれ﹁班﹂と呼ばれていたが、現在は﹁部﹂に変更されている。運動部
●剣道部 ●サッカー部 ●山岳部 ●水泳部 ●ソフトテニス部 ●ソフトボール部 ●体操部 - 男女とも近畿大会の常連 ●卓球部 ●バスケットボール部 - 1981年︵昭和56年︶のインターハイで全国3位︵男子︶ ●バドミントン部 ●バレーボール部 ●フェンシング部 - 県内の草分け的存在で、インターハイの常連 ●野球部 - 1994年︵平成6年︶第66回選抜高等学校野球大会出場。2011年︵平成23年︶11月15日、第84回選抜高等学校野球大会の21世紀枠の候補校に推薦された[14]。 ●ラグビー部 ●陸上競技部文化部
●映画研究部 ●英語研究部 ●演劇部 ●科学部 ●コーラス部 ●茶華道部 ●社会問題研究部 ●写真部 ●書道部 ●新聞部 ●吹奏楽部 ●美術部 ●文芸部 ●放送部同好会
●軽音楽同好会著名な出身者
●谷口高史 - 俳優、声優 ●烏丸せつこ - 女優 ●田中眞一 - 脚本家、映像監督 ●ゆきのさつき - 声優 ●北村想 - 劇作家、演出家 ●テツ︵テツandトモ︶ - お笑いタレント ●駒井千代 - 滋賀県議会議員 ●中野明美 - 元奈良県議会議員 ●中邨雄二 - 朝日放送テレビアナウンサー ●中島静佳 - フリーアナウンサー ●豊田昌継 - 産経新聞編集委員 ●今森光彦 - 写真家、成安造形大学客員教授 ●加納学 - 京都大学大学院情報学研究科教授 ●solaya - 作曲家、編曲家 ●鈴木奈美 - 作曲家、編曲家、ポピュラーピアノ講師 ●yokko - シンガーソングライター ●加藤景子 - ジャズピアニスト ●山本恵里 - ジャズピアニスト ●稲垣聡 - ピアニスト ●宮本妥子 - パーカッション、マリンバ奏者 ●石塚政孝 - 実業家、政治活動家 ●中島桃果子 - 小説家 ●吉田竜宇 - 歌人 ●田村隆平 - ﹁べるぜバブ﹂などの漫画家 ●三遊亭わん丈 - 落語家 ●岡根美貴雄 - 墨だけで着物の絵柄を描く﹁手描きカチン﹂職人脚注
(一)^ abc滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 49.
(二)^ 滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 50.
(三)^ ab滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 51.
(四)^ 滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 52.
(五)^ 滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 53.
(六)^ abc滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 54.
(七)^ 滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 55.
(八)^ 滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 56.
(九)^ 滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 100.
(十)^ ab滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 194.
(11)^ 県立高等学校通学区域制度 検討の論点 (PDF) ︵第2回県立高等学校通学区域制度検討委員会資料︶2008年12月29日閲覧。
(12)^ 滋賀県立石山高等学校50周年記念誌委員会 2014, p. 195.
(13)^ なお、この年のテーマは、後に以下の本のタイトルに採用されている。山上修﹃輝跡!―21世紀を見つめて今を生きる﹄文芸社、2004年。ISBN 4835578546
(14)^ 2011年11月16日産経新聞朝刊﹁センバツ21世紀枠 候補校に石山を推薦﹂