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「虞美人 (宝塚歌劇)」の版間の差分

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*[[呂雉|呂妃]](りょひ) - 劉邦の正妃

*[[呂雉|呂妃]](りょひ) - 劉邦の正妃

*[[韓信]](かんしん) - 劉邦麾下の名将

*[[韓信]](かんしん) - 劉邦麾下の名将

*殷桃娘(いん とうじょう) - 会稽の郡守の殷通の姫。父を項羽に殺され、劉邦に仕える。

*殷桃娘(いん とうじょう) - [[会稽郡|会稽]]の郡守の殷通の姫。父を項羽に殺され、劉邦に仕える。

*王陵(おうりょう) - 虞姫に恋焦がれる若者

*[[王陵]](おうりょう) - 虞姫に恋焦がれる若者



==あらすじ==

==あらすじ==

===白井版===

===白井版===

1974年の上演をもとに記述しています

1974年の上演をもとに記述してい

====第一幕====

====第一幕====

[[紀元前3世紀]]の中国、[[秦]]の皇帝の圧政に人々は苦しんでいた。

[[紀元前3世紀]]の中国、[[秦]]の皇帝の圧政に人々は苦しんでいた。




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虞姫が項羽のもとに迎えられるとき、彼女を恋慕する王陵は項羽の暗殺を試みるが失敗し死亡する。

[[虞美人|虞姫]]が項羽のもとに迎えられるとき、彼女を恋慕する[[王陵]]は項羽の暗殺を試みるが失敗し死亡する。



劉邦は[[咸陽市|咸陽]]へ向かって出陣するが、彼の身を案じた妃の呂妃は、踊り子・梅蘭となっていた桃娘を探し出し、少年に変装させて項羽の館に送り込む。項羽は民衆に人気のある劉邦を殺害するため自陣に招くが、桃娘らの妨害によって失敗する。

劉邦は[[咸陽市|咸陽]]へ向かって出陣するが、彼の身を案じた妃の[[呂雉|呂妃]]は、踊り子・梅蘭となっていた桃娘を探し出し、少年に変装させて項羽の館に送り込む。項羽は民衆に人気のある劉邦を殺害するため自陣に招くが、桃娘らの妨害によって失敗する。



====第二幕====

====第二幕====

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| [[梓真弓]]||[[朝倉道子]]||[[八千草薫]]</br>[[有馬稲子]]||梓真弓||[[衣通真由美|衣通月子]]{{Sfn|60年史別冊|1974|p=152}}</br>沢かをり{{Sfn|60年史別冊|1974|p=152}}||衣通月子</br>沢かをり||八汐みちる</br>有花みゆ紀</br>[[舞小雪]]<ref>4/26〜5/3・八汐、5/4〜5/12・有花、5/13〜5/23・舞による役替わり</ref>

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! 王陵(おうりょう)

! [[王陵]](おうりょう)

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! 樊噲(はんかい)

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! 范増(はんぞう)

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! 項梁(こうりょう)

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! 鐘離里

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| [[夏美よう]]([[真瀬はるか]])

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! 懐王(かいおう)

! [[義帝|懐王]](かいおう)

| [[眉月凰]]([[航琉ひびき]])

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| [[絵莉千晶]]([[遼かぐら]])

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! 宋義(そうぎ)

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| [[悠真倫]]([[天真みちる]])

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! 張良(ちょうりょう)

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| [[未涼亜希]]([[煌雅あさひ]])

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| [[初姫さあや]]([[花蝶しほ]])

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! 幽蘭(ゆうらん)

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| 初姫さあや([[初花美咲]])

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| [[夕霧らい]]([[羽立光来]])

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! 項荘(こうそう)

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| [[祐澄しゅん]]([[日高大地]])

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! 湛湛(たんたん)

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| [[愛純もえり]]([[遼かぐら]])

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| [[朝夏まなと]]([[真輝いづみ]])

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! 浅浅(せんせん)

! 浅浅せんせん)

| [[華耀きらり]]([[凪咲星南]])

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! 遙華(ようか)

! 遙華ようか)

| 華耀きらり([[菜那くらら]])

| 華耀きらり([[菜那くらら]])

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| 華耀きらり(花蝶しほ)

| 華耀きらり(花蝶しほ)

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! 劉邦の父

! [[劉太公|劉邦の父]]

| [[月央和沙]]([[花峰千春]])

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| 宝塚:[[白華れみ]]([[瞳ゆゆ]])</br>東京:[[蘭乃はな]](瞳ゆゆ)

| 宝塚:[[白華れみ]]([[瞳ゆゆ]])</br>東京:[[蘭乃はな]](瞳ゆゆ)

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! 戚(せき)

! [[夫人|戚]](せき)

| 宝塚:白華れみ([[月野姫花]])</br>東京:蘭乃はな(月野姫花)

| 宝塚:白華れみ([[月野姫花]])</br>東京:蘭乃はな(月野姫花)

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| [[天宮菜生]](瞳ゆゆ)

| [[天宮菜生]](瞳ゆゆ)

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! 浩浩(こうこう)

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| [[華月由舞]]([[白姫あかり]])

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! 玉華(ぎょっか)

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| 華月由舞([[桜咲彩花]])

| 華月由舞([[桜咲彩花]])

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| 華月由舞([[春花きらら]])

| 華月由舞([[春花きらら]])

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! 章邯(しょうかん)

! [[章邯]](しょうかん)

| [[浦輝ひろと]]([[銀華水]])

| [[浦輝ひろと]]([[銀華水]])

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| [[芽吹幸奈]]([[白姫あかり]])

| [[芽吹幸奈]]([[白姫あかり]])

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! 項伯(こうはく)

! [[項伯]](こうはく)

| [[煌雅あさひ]]([[鳳龍アヤ]])

| [[煌雅あさひ]]([[鳳龍アヤ]])

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| [[梅咲衣舞]]([[彩咲めい]])

| [[梅咲衣舞]]([[彩咲めい]])

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! 蕭何(しょうか)

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| [[瀬戸かずや]]([[水美舞斗]])

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! 曹参(そうさん)

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| [[鳳真由]]([[柚香光]])

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| [[輝良まさと]]([[冴華りおな]])

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! 悠悠(ゆうゆう)

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| [[天咲千華]](春花きらら)

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! 若華(じゃっか)

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| 天咲千華([[仙名彩世]])

| 天咲千華([[仙名彩世]])

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2015年10月26日 (月) 11:54時点における版

1951年8月、星組による初演、鴻門の会の場。




1951

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195025退345939100

2010222010329100[2]


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1974


3











[3]



姿








1951



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1951

9130[4]10230[4]3

1955

416525[5]3230[6]

1974

60

60

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426523[7]



6230[8][8]

7528[8]60[8]


2010

20103124123302010430530513

1退

1951

1955年星組

  • 脚本・演出:白井鐵造

1974年

3月23日 - 4月25日(宝塚大劇場)

参考資料:60年史[9]

4月26日 - 5月23日(宝塚大劇場)

  • 脚本・演出:白井鐵造

6月2日 - 30日(東京宝塚劇場)

  • 脚本・演出:白井鐵造

7月5日 - 28日(東京宝塚劇場)

  • 脚本・演出:白井鐵造

2010年花組

参考資料:2010年公演プログラム


配役一覧

脚本・演出:白井鐵造

本公演キャスト(不明点は空白とする。読み仮名は2010年花組のものとする)
  1951年星組
(宝塚)
1951年月組
(宝塚)
1951年花組
(宝塚)
1955年星組
(宝塚・東京)
1974年合同 1974年合同
(宝塚 4月26日 - 5月23日・
東京 7月5日 - 28日)
宝塚
(3月23日 - 4月25日)
東京
(6月2日 - 30日)
項羽(こうう) 春日野八千代 故里明美 春日野八千代 鳳蘭[9] 鳳蘭 安奈淳
虞美人(ぐびじん) 南悠子 由美あづさ 南悠子 大原ますみ[9] 大原ますみ 松あきら
劉邦(りゅうほう) 神代錦 水原節子 神代錦 麻月鞠緒[9]
但馬久美[9]
麻月鞠緒
但馬久美
瀬戸内美八
(りょ) 東郷晴子 浅茅しのぶ 東郷晴子 水代玉藻[9] 水代玉藻 上原まり
韓信(かんしん) 水原節子 寿美花代 打吹美砂 寿美花代 瀬戸内美八[9]
三代まさる[9] 
瀬戸内美八  明日香都
桃娘(とうじょう) 梓真弓 朝倉道子 八千草薫
有馬稲子
梓真弓 衣通月子[9]
沢かをり[9]
衣通月子
沢かをり
八汐みちる
有花みゆ紀
舞小雪[10]
王陵(おうりょう) 寿美花代 八代洋子 南風洋子 真弓ひかり 峰さを理 宝純子
樊噲(はんかい) 但馬久美[9]
安里梢[9]
范増(はんぞう) 美吉左久子[9]
項梁(こうりょう) 沖ゆき子[9]
殷通(いんとう) 清川はやみ[9]
鐘離里 椿友里[9]
紅林(こうりん) 水穂葉子[9]
和みちる[9]
万林 深山しのぶ[9]
千林 碧美沙[9]

脚本・演出:木村信司

本公演キャスト(読み仮名は2010年花組のものとする)
  2010年花組
(宝塚[11]・東京[12]
()は新人公演
項羽(こうう) 真飛聖(鳳真由)
虞美人(ぐびじん) 桜乃彩音(天咲千華)
劉邦(りゅうほう) 壮一帆(瀬戸かずや)
呂(りょ) 花野じゅりあ(梅咲衣舞)
韓信(かんしん) 愛音羽麗彩城レア
桃娘(とうじょう) 望海風斗実咲凜音
王陵(おうりょう) 彩城レア和海しょう
王媼(おうおう) 梨花ますみ芽吹幸奈
范増(はんぞう) 夏美よう真瀬はるか
懐王(かいおう) 眉月凰航琉ひびき
虞美人の母 絵莉千晶遼かぐら
宋義(そうぎ) 悠真倫天真みちる
張良(ちょうりょう) 未涼亜希煌雅あさひ
紅林(こうりん) 桜一花鞠花ゆめ
衛布(えいふ) 華形ひかる輝良まさと
季布(きふ) 真野すがた大河凜
項梁/王翳(こうりょう/おうえい) 紫峰七海冴月瑠那
容容(ようよう) 初姫さあや花蝶しほ
幽蘭(ゆうらん) 初姫さあや(初花美咲
殷通/呂馬童(いんとう/りょばとう) 扇めぐむ夏城らんか
樊噲(はんかい) 夕霧らい羽立光来
項荘(こうそう) 祐澄しゅん日高大地
湛湛(たんたん) 愛純もえり遼かぐら
春蘭(しゅんらん) 愛純もえり(桜帆ゆかり
子期(しき) 朝夏まなと真輝いづみ
浅浅(せんせん) 華耀きらり凪咲星南
遙華(ようか) 華耀きらり(菜那くらら
石蘭(せきらん) 華耀きらり(花蝶しほ)
劉邦の父 月央和沙花峰千春
青青(せいせい) 宝塚:白華れみ瞳ゆゆ
東京:蘭乃はな(瞳ゆゆ)
(せき) 宝塚:白華れみ(月野姫花
東京:蘭乃はな(月野姫花)
金蘭(きんらん) 天宮菜生(瞳ゆゆ)
浩浩(こうこう) 華月由舞白姫あかり
玉華(ぎょっか) 華月由舞(桜咲彩花
秋蘭(しゅうらん) 華月由舞(春花きらら
章邯(しょうかん) 浦輝ひろと銀華水
白蘭(びゃくらん) 芽吹幸奈白姫あかり
項伯(こうはく) 煌雅あさひ鳳龍アヤ
玉蘭(ぎょくらん) 梅咲衣舞彩咲めい
蕭何(しょうか) 瀬戸かずや水美舞斗
曹参(そうさん) 鳳真由柚香光
鍾離昧(しょうりばつ) 輝良まさと冴華りおな
悠悠(ゆうゆう) 天咲千華(春花きらら)
若華(じゃっか) 天咲千華(仙名彩世
木蘭(もくらん) 天咲千華(花織千桜

脚注

  1. ^ 辻則彦著「男たちの宝塚」記述より
  2. ^ 「虞美人」が観客100万人達成 宝塚歌劇団の人気作
  3. ^ 正しくは「鍾離 昧」であるが、台本中の記載に従う
  4. ^ a b c 90年史 2004, p. 263.
  5. ^ 90年史 2004, p. 278.
  6. ^ 90年史 2004, p. 264.
  7. ^ a b c 90年史 2004, p. 268.
  8. ^ a b c d 90年史 2004, p. 280.
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 60年史別冊 1974, p. 152.
  10. ^ 4/26〜5/3・八汐、5/4〜5/12・有花、5/13〜5/23・舞による役替わり
  11. ^ 宝塚歌劇団・宝塚大劇場公演配役 2014年11月10日閲覧。
  12. ^ 宝塚歌劇団・東京宝塚劇場公演配役 2014年11月10日閲覧。

参考文献

  • 編集発行人:橋本雅夫『宝塚歌劇の60年別冊・年譜 最近の10年』宝塚歌劇団、1974年。 
  • 編集:森照実春馬誉貴子相井美由紀山本久美子『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年。ISBN 4-484-04601-6 

外部リンク