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グラタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グラタンの調理例:ホワイトソースマカロニを使ったマカロニグラタン

: gratin[1]調調調調


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Le Guide Culinaire4
グラタン・コンプレ
加熱していない食材の上にソースをかけ、焦げ目がしっかり付くまで焼く手法。下記のグラタン・レジェ以上にじっくり時間をかけて焼き、食材に完全に火を通す。日本のグラタンはほとんどこのタイプである。
グラタン・レジェ
マカロニやニョッキなどのパスタにソースを絡め、溶かしバターパン粉をふりかけてから焼く。下記のグラタン・ラピットと違い、焦げ目が付くまで焼く。日本でもよく食される「マカロニグラタン」はこの調理法に分類される。
グラタン・ラピット
下処理として食材を加熱調理をしてから、ソースをかけてさっと軽い焼き目が付く程度に焼く。その際、下処理した際の煮汁をソースに溶かし込むことで、グラタン・コンプレのような仕上がりに近づける狙いが含まれている手法。
グラッサージュ
グラタンの手法を用いて料理を仕上げる、もしくは料理の表面に軽く焦げ目をつけること。

日本の洋食店でもよく目にするマカロニグラタンは、先の『料理の手引き』にも掲載されている(原書における表記は "Macaroni au Gratin")。調理手順は、マカロニと刻んだマッシュルームベシャメルソースを混ぜ、バターを塗ったグラタン皿にのせて、おろしチーズとパン粉をふってオーブンで焼くというもので、日本における調理法とほとんど変わらない[2]。パスタの代わりとしてシュー皮を使用する例を「パリ風グラタン」と呼ぶ[3]

アメリカ合衆国においては、第3代大統領トーマス・ジェファーソンが好物のマカロニとパルメザンチーズを組み合わせて作らせた、「マカロニ・アンド・チーズ[4] を原型とする家庭料理が普及している。

日本におけるグラタンの概要[編集]

ここでは、日本で一般的に知られている洋食のグラタンを主に紹介する。

ベシャメルソースを用いたグラタン[編集]

グラタン
発祥地 フランスの旗 フランス
主な材料 ベシャメルソースチーズ
その他お好みで マカロニ野菜類、類、魚介類
派生料理 グラタンフライ
類似料理 ドリアラザニア
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調使

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関連項目[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ ドリア、ハヤシライス、グラタンの語源を知りたい。”. 農林水産省(出典:主婦の友社『料理食材大辞典』) (2004年). 2009年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月30日閲覧。
  2. ^ 『エスコフィエフランス料理』Georges Auguste Escoffier 著/角田明訳、柴田書店、p1119
  3. ^ 大森由紀子『フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来』117p 世界文化社
  4. ^ 21世紀研究会編『食の世界地図』文藝春秋・72P

外部リンク[編集]