ゴンザレス・ヘルメン

ゴンザレス・ヘルメン
*Gonzalez Germen*
	コロラド・ロッキーズ時代; （2016年7月31日）
基本情報
国籍	ドミニカ共和国
出身地	ラ・ロマーナ州グアイマテ
生年月日	1987年9月23日（36歳）
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 200 lb ＝約90.7 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2007年アマチュア・フリーエージェント
初出場	MLB / 2013年7月12日; NPB / 2017年4月1日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ニューヨーク・メッツ (2013 - 2014); シカゴ・カブス (2015); コロラド・ロッキーズ (2015 - 2016); オリックス・バファローズ (2017); 群馬ダイヤモンドペガサス (2018); ロングアイランド・ダックス (2018); タバスコ・キャトルメン (2019); ブラントフォード・レッドソックス（英語版）; オアハカ・ウォーリアーズ (2022);
	この表について

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓（父方の姓）はヘルメン、第二姓（母方の姓）はフィラオです。

ゴンサーレス・ヘルマン・ヘルメン・フィラオ︵Gonzalez German Germen Figao, 1987年 9月23日 - ︶は、ドミニカ共和国ラ・ロマーナ州グアイマテ出身のプロ野球選手︵投手︶。右投右打。

経歴[編集]

プロ入りとメッツ時代[編集]

ニューヨーク・メッツ時代︵2013年9月29日︶

2007年10月10日にニューヨーク・メッツと契約を結んだ。 2008年は、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・メッツでプロデビューを果たした。15試合に登板し、5勝2敗・防御率1.34だった。 2009年は、ルーキー級ドミニカン・サマーリーグで開幕を迎え、8試合に登板。7月に渡米し、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツで2試合に登板した。 2010年は、アパラチアンリーグのルーキー級キングスポート・メッツ︵英語版︶で10試合に登板し、2勝5敗・防御率3.69だった。8月にA級サバンナ・サンドナッツへ昇格し、2試合に登板。1勝0敗・防御率2.77だった。 2011年は、A級サバンナで26試合に登板し、7勝7敗・防御率3.93だった。 2012年は、A+級セントルーシー・メッツで5試合に登板後、5月にAA級ビンガムトン・メッツへ昇格。7月26日にAAA級バッファロー・バイソンズへ昇格したが、翌27日にAA級ビンガムトンへ降格した。AA級ビンガムトンでは20試合に登板し、8勝12敗・防御率4.59だった。オフの11月20日にメッツとメジャー契約を結び^[1]、メジャーロースター40人枠入りを果たした。 2013年3月3日にメッツと1年契約に合意した。3月10日にAA級ビンガムトンへ異動し、開幕をAAA級ラスベガス・フィフティワンズ^[^2]で迎えた。7月2日にメジャーへ昇格したが、登板のないまま5日にAAA級ラスベガスへ降格した。9日に再昇格し、12日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビュー。同点の延長11回裏から登板したが、2四球を与え、2死一・二塁の場面でジョーディー・マーサーからサヨナラ安打を打たれ、メジャー初黒星を喫した^[3]。その後はリリーフとして定着した。この年は29試合に登板し、1勝2敗1セーブ・防御率3.93だった。 2014年3月3日にメッツと1年契約に合意。開幕ロースター入りし、開幕後はリリーフとして起用されていたが、5月13日に15日間の故障者リスト入りした^[4]。6月10日に復帰後は8試合に登板したが、防御率7.27と落ち込み、7月8日にAAA級ラスベガスへ降格した。8月19日にメジャーへ再昇格し、同日のオークランド・アスレチックス戦に登板したが、1回を2安打2失点で救援に失敗し、8月22日にAAA級ラスベガスへ降格した^[5]。9月8日に再昇格した。この年は25試合に登板し、防御率4.75だった。オフの12月15日にDFAとなった^[6]。

カブス時代[編集]

2014年12月19日に金銭トレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍した^[7]。 2015年1月13日にDFAとなり^[8]、1月20日に金銭トレードでテキサス・レンジャースへ移籍^[9]。しかし翌21日にDFAとなり、23日にウェイバー公示を経てシカゴ・カブスへ移籍した^[10]。カブスでは6試合に登板して勝敗なしの防御率7.50だった。7月4日にDFAとなった。

ロッキーズ時代[編集]

2015年7月7日、ウェイバー公示を経てコロラド・ロッキーズに移籍した。40人枠には入ったが、マイナーオプションにより傘下のAAA級アルバカーキ・アイソトープスに所属する^[11]。その後、10日に昇格した。10月14日にAAA級アルバカーキに降格となり^[12]、23日に自由契約となる。28日にマイナー契約でロッキーズと再契約した^[^13]。オフはドミニカ共和国のウィンターリーグに参加した。 2016年はAAA級アルバカーキで開幕を迎え、4月22日にメジャー契約を結んで25人枠入りした。8月12日にDFAとなり、15日に40人枠を外れる形でAAA級アルバカーキへ配属された^[13]。10月6日にFAとなった^[13]。

オリックス時代[編集]

2016年12月13日にオリックス・バファローズへの入団が発表された^[14]。背番号は42。 2017年は開幕一軍に入るが4月2日に二軍降格。その後は外国人枠の関係で二軍暮らしが続いていたが、7月9日に一軍に昇格。平野佳寿が二軍で調整中している間は抑えを任された。8月20日同点の7回に登板し0点に抑え、7回裏に中島宏之が勝ち越し本塁打を放ったため、来日初勝利を挙げた。12月2日に自由契約となった^[15]。

ホワイトソックス傘下時代[編集]

2018年1月16日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ^[16]。3月24日に放出された。

群馬時代[編集]

2018年4月30日、ベースボール・チャレンジ・リーグの群馬ダイヤモンドペガサスに入団することが発表された^[17]。6月14日に退団︵任意引退︶が発表された^[18]。

独立リーグ時代[編集]

2018年6月28日にアトランティックリーグのロングアイランド・ダックスと契約を結んだ。シーズン終了後にFAとなった。

メキシカンリーグ時代[編集]

2019年3月4日にメキシカンリーグのタバスコ・キャトルメンと契約を結んだ。5月17日に放出された。

カナダ時代[編集]

2022年4月5日にカナダのアマチュアリーグであるインターカウンティベースボールリーグ︵英語版︶のブラントフォード・レッドソックス︵英語版︶に入団した^[19]。

メキシカンリーグ時代[編集]

2022年7月13日にメキシカンリーグのオアハカ・ウォーリアーズと契約した^[13]。

投球スタイル[編集]

スリークォーターから、最速球速97mph︵156km/h︶・平均94mph︵151km/h︶のフォーシームを中心に、決め球である平均86mph︵138km/h︶のチェンジアップ、平均86mph︵138km/h︶のスライダーを使用する^[21]^[22]。 MLB通算の与四球率が5.1と高い^[20]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2013	NYM	29	0	1	2	1	1	.333	149	34.1	32	1	16	1	0	33	2	15	15	3.93	1.39
2014	NYM	25	0	0	0	0	1	---	133	30.1	30	7	14	1	1	31	1	16	16	4.75	1.45
2015	CHC	6	0	0	0	0	0	---	29	6.0	8	0	5	2	0	8	0	5	5	7.50	2.17
2015	COL	29	1	0	0	1	2	---	147	32.2	33	4	21	1	0	25	3	14	14	3.86	1.65
'15計		35	1	0	0	1	2	---	176	38.2	41	4	26	3	0	33	3	19	19	4.42	1.73
2016		40	0	2	1	1	0	.667	182	40.2	41	5	25	3	1	32	5	25	24	5.31	1.62
2017	オリックス	44	0	2	1	3	13	.667	210	47.0	44	4	24	3	2	51	1	16	14	2.68	1.45
MLB：4年		129	1	3	3	3	4	.500	640	144.0	144	17	81	8	2	129	11	75	74	4.63	1.56
NPB：1年		44	0	2	1	3	13	.667	210	47.0	44	4	24	3	2	51	1	16	14	2.68	1.45

2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2013	NYM	29	5	1	0	0	1.000
2014	NYM	25	2	2	0	1	1.000
2015	CHC	6	0	0	0	0	----
2015	COL	29	1	4	0	0	1.000
'15計		35	1	4	0	0	1.000
2016		40	5	3	0	0	1.000
MLB		129	13	10	0	1	1.000

2018年度シーズン終了時

記録[編集]

MLB投手記録

初登板：2013年7月12日、対ピッツバーグ・パイレーツ戦（PNCパーク）、11回裏に6番手で救援登板、2/3回1失点で敗戦投手
初奪三振：同上、11回裏にペドロ・アルバレスから空振り三振
初勝利：2013年7月20日、対フィラデルフィア・フィリーズ戦（シティ・フィールド）、5回表に2番手で救援登板、1回2/3無失点
初セーブ：2013年8月15日、対サンディエゴ・パドレス戦（ペトコ・パーク）、8回裏に3番手で救援登板・完了、2回無失点
初ホールド：2013年8月20日、対アトランタ・ブレーブス戦（シティ・フィールド）、8回表に4番手で救援登板、1回無失点

NPB投手記録

初登板：2017年4月1日、対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦（京セラドーム大阪）、7回表に3番手で救援登板、1回2失点
初奪三振：同上、7回表に茂木栄五郎から空振り三振
初ホールド：2017年6月3日、対読売ジャイアンツ2回戦（東京ドーム）、6回裏に2番手で救援登板、2回無失点
初セーブ：2017年8月5日、対北海道日本ハムファイターズ15回戦（札幌ドーム）、8回裏に5番手で救援登板・完了、1回1/3無失点
初勝利：2017年8月20日、対千葉ロッテマリーンズ19回戦（京セラドーム大阪）、7回表に3番手で救援登板、1回無失点

独立リーグでの投手成績[編集]

年度	球団	登板	勝利	敗戦	セ丨ブ	完投	勝率	投球回	打者	被安打	被本塁打	奪三振	与四球	与死球	失点	自責点	暴投	ボ丨ク	防御率	W H I P
2018	群馬	8	1	0	2	0	1.000	8.0	34	6	2	10	2	2	3	3	0	0	3.38	1.00
通算：1年		8	1	0	2	0	1.000	8.0	34	6	2	10	2	2	3	3	0	0	3.38	1.00

背番号[編集]

71 （2013年 - 2015年途中）
62 （2015年途中 - 2016年）
42 （2017年）
37 （2018年）
56 （2019年）

脚注[編集]

(一)^ "Mets add six to 40-man roster" (Press release) (英語). MLB.com (New York Mets). 21 November 2012. 2016年12月21日閲覧。 (二)^ 2013年よりメッツ傘下 (三)^ “Scores for Jul 12, 2013” (英語). ESPN (2013年7月12日). 2014年12月22日閲覧。 (四)^ Anthony DiComo (2014年5月13日). “Montero to start Wed.; Mejia to Mets' bullpen”. MLB.com. 2016年12月21日閲覧。 (五)^ Anthony DiComo (2014年8月23日). “Colon activated from bereavement list” (英語). MLB.com. 2016年12月21日閲覧。 (六)^ "Mets sign John Mayberry Jr" (Press release) (英語). MLB.com (New York Mets). 16 December 2014. 2016年12月21日閲覧。 (七)^ "Yankees acquire RHP Gonzalez Germen from New York Mets" (Press release) (英語). MLB.com (New York Yankees). 20 December 2014. 2014年12月22日閲覧。 (八)^ "Yankees acquire RHP Chris Martin from Colorado" (Press release) (英語). MLB.com (New York Yankees). 13 January 2015. 2015年1月14日閲覧。 (九)^ Michael Hurcomb (2015年1月20日). “Rangers acquire reliever Germen Gonzalez in trade with Yankees” (英語). FANTASY NEWS (CBSSports.com) 2015年1月24日閲覧。 (十)^ Carrie Muskat (2015年1月23日). “Cubs claim well-traveled righty Germen off waivers” (英語). MLB.com 2015年1月24日閲覧。 (11)^ Bryan Kilpatrick (2015年7月7日). “Colorado Rockies claim RHP Gonzalez Germen, transfer Justin Morneau to 60-day DL” (英語). Purple Row, a Colorado Rockies community 2015年7月8日閲覧。 (12)^ Nike Groke (2015年10月14日). “Rockies cut C Michael McKenry, lose RHP Brooks Brown to the Dodgers” (英語). Denver Post 2015年10月16日閲覧。 (13)^ ^a ^b ^c ^dMLB公式プロフィール参照。2022年8月24日閲覧。 (14)^ “新外国人選手獲得のお知らせ”. オリックス・バファローズ・オフィシャルウェブサイト (2016年12月13日). 2016年12月16日閲覧。 (15)^ “自由契約選手 | 2017年度公示”. 日本野球機構 (2017年12月2日). 2017年12月6日閲覧。 (16)^ “White Sox's Gonzalez Germen: Inks minor-league deal with White Sox”. 2019年6月14日閲覧。 (17)^ 新入団選手のお知らせ - 群馬ダイヤモンドペガサス︵2018年4月30日︶ (18)^ 退団選手のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ︵2018年6月14日︶ (19)^ “BRANTFORD RED SOX SIGN GONZALEZ GERMEN”. Intercounty Baseball League (2022年4月5日). 2022年8月24日閲覧。 (20)^ ^a ^b“Gonzalez Germen ≫ Statistics ≫ Pitching”. FanGraphs.com. 2017年5月18日閲覧。 (21)^ 2016年シーズンに基づく^[20]。 (22)^ “Player Card: Gonzalez Germen” (英語). BrooksBaseball.net. 2017年5月18日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Gonzalez Germen stats MiLB.com （英語）
個人年度別成績ゴンザレス・ヘルメン - NPB.jp 日本野球機構

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年度	球団	登板	勝利	敗戦	セ丨ブ	完投	勝率	投球回	打者	被安打	被本塁打	奪三振	与四球	与死球	失点	自責点	暴投	ボ丨ク	防御率	W H I P
2018	群馬	8	1	0	2	0	1.000	8.0	34	6	2	10	2	2	3	3	0	0	3.38	1.00
通算：1年		8	1	0	2	0	1.000	8.0	34	6	2	10	2	2	3	3	0	0	3.38	1.00

経歴[編集]

プロ入りとメッツ時代[編集]

カブス時代[編集]

ロッキーズ時代[編集]

オリックス時代[編集]

ホワイトソックス傘下時代[編集]

群馬時代[編集]

独立リーグ時代[編集]

メキシカンリーグ時代[編集]

カナダ時代[編集]

メキシカンリーグ時代[編集]

投球スタイル[編集]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度別守備成績[編集]

記録[編集]

独立リーグでの投手成績[編集]

背番号[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]