サレジオ工業高等専門学校
サレジオ工業高等専門学校 | |
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サレジオ高専校門前大階段 | |
略称 | サレジオ高専 |
英称 | Salesian Polytechnic |
設置者 | 学校法人育英学院 |
種別 | 私立高等専門学校 |
設立年 | 1934年 |
学科 |
電気工学科 機械電子工学科 情報工学科 デザイン学科 |
専攻科 | 生産システム工学専攻 |
所在地 | 〒194-0215 |
北緯35度36分18.81秒 東経139度21分27.23秒 / 北緯35.6052250度 東経139.3575639度座標: 北緯35度36分18.81秒 東経139度21分27.23秒 / 北緯35.6052250度 東経139.3575639度 | |
ウェブサイト | http://www.salesio-sp.ac.jp/ |
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サレジオ工業高等専門学校︵サレジオこうぎょうこうとうせんもんがっこう︶は東京都町田市にある高等専門学校。略称はサレジオ高専。
概要[編集]
●デザイン学科、電気工学科、機械電子工学科、情報工学科の4学科を併設。 ●全国の高専では唯一となる﹁デザイン学科﹂がある。 ●サレジオ会の精神を受け継ぎ、全国唯一の技術系ミッションスクールとして歴史と伝統を誇る。とりわけ、サレジオ会由来の印刷科︵ビジュアル情報工学科︶は日本で最初にラテン語辞書を印刷した印刷︵工学︶科を承継し、多数の著名な同窓生を輩出している。 ●国内外のソーラーカーレース、鳥人間コンテスト、ロボットコンテスト等の出場校としても有名。2007年︵平成19年︶のロボットコンテストではロボコン大賞、特別賞︵本田技研工業︶を受賞した[1]。 ●2016年春アニメのキズナイーバーの舞台︵聖地︶となっている。クレジットにはロケハン協力としてサレジオ高専が載っている。 ●基礎から専門科目をしっかりと5年一貫で学ぶことで、﹁人間性・専門性・国際性﹂を養ったデザイナーやエンジニアを育成を目指す。 ●5年後の進路は﹁大学3年次編入学﹂﹁就職﹂のいずれかだが、どちらも毎年ほぼ100%の実績を誇る。 ●大学3年次編入では、約半数が国公立大学へと進む。 ●﹁大学3年次編入学﹂では推薦枠での進学も多い。 ●1学年180名に対して、毎年700~800件の求人がある。 ●全国からの入学生のために、校内に男子寮、校外には男子寮・女子寮がある。但し、校内の男子寮は週末帰省方式。 ●﹁アシステンツァ︵アシスト︶教育﹂というサレジオ会の教えに従い、学生に﹁寄り添い﹂﹁サポート﹂することを大切にしている。 ●高等学校とは異なり、高等教育機関であるため、授業時間は90分である。 ●高等教育機関であるため﹁大学コンソーシアム八王子﹂にも参画している。 ●1~2年生は制服着用義務があるが、3年生からは私服登校が可能。 ●男女共学校。工学系は男子が多いが、デザイン学科は女子が多い。沿革[編集]
●1934年 カトリック修道会のひとつであるサレジオ会により、東京育英工芸学校として現在の杉並区に創立︵学校設立代表者ヴィンチェンツォ・チマッティ師︶。印刷科を設置許可。 ●1935年4月 学校開学。 ●1938年 木材工芸科を増設。 ●1940年 財団法人組織とし、帝都育英学院となる。 ●1942年 甲種工業学校に昇格、帝都育英工業学校となる。 ●1947年 学制改革により帝都育英学院中学校を併設。 ●1948年 学制改革、帝都育英工業高等学校になる。 ●1949年 電気科を増設。 ●1951年 学校法人帝都育英学院と改称。 ●1955年2月15日 校舎、寄宿舎が全焼。副校長及び職員3人が死亡[2]。 ●1960年 校名を育英工業高等学校・育英中学校と改称。 ●1963年 法人名を学校法人育英学院と改称、育英高等専門学校を開設、改称し、印刷工学科、電気工学科、工業意匠学科の3科設置。 ●1965年 育英工業高等学校を廃校する。 ●1967年 改組、育英工業高等専門学校となる。工業意匠学科を工業デザイン学科と改称。 ●1975年 印刷工学科をグラフィック工学科と改称。 ●1978年 グラフィック工学科印刷研究館落成。 ●1988年 情報教育センター設置。男女共学の実施。 ●1989年 電子工学科・情報工学科設置認可。 ●1990年 電子工学科・情報工学科新設、5学科編成。育英中学校廃止認可。 ●1997年 グラフィック工学科をビジュアル情報工学科に改称。工業デザイン学科をデザイン工学科に改称。 ●1998年 サレジアン文化技術交流センター (SITEC) 落成。 ●2005年3月 育英高専杉並校舎を閉鎖。東京都町田市の小山が丘に移転、デザイン、電気、電子、情報の4学科編成となる。サレジアン文化技術交流センター (SITEC) のみ杉並キャンパスとして残る。 ●2005年4月 現校名﹁サレジオ高専﹂に改称。 ●2008年4月 電子工学科を機械電子工学科と改称。 ●2010年4月 デザイン工学科をデザイン学科と改称。 ●2025年度よりデザイン学科・電気工学科・機械電子工学科の学生募集を停止[3]教育の理念[編集]
●﹁神は愛なり Loving Kindness﹂カトリックミッションによるキリスト教の精神に基づく教育 ●﹁技術は人なり Human Technology﹂教養と専門を基盤とする総合的人格陶冶に基づく技術者教育 ●﹁真理は道なり Living Truth﹂理論と実践を両輪に創造性と探求心あふれる人間教育学科[編集]
●本科 ●デザイン学科︵2025年度募集停止︶ ●機械電子工学科︵2025年度募集停止︶ ●電気工学科︵2025年度募集停止︶ ●情報工学科 ●専攻科 ●生産システム工学専攻他大学との単位互換協定[編集]
●創価大学、多摩美術大学、東京家政学院大学、東京工科大学、ヤマザキ動物看護短期大学主な出身者[編集]
●江藤俊哉 - ヴァイオリニスト、元桐朋学園大学学長、日本芸術院会員 ●由良拓也 - レーシングカーデザイナー ●岩崎一郎 - プロダクトデザイナー ●大地丙太郎 - アニメーション監督、演出家 ●木村タカヒロ - イラストレーター ●常盤響 - 写真家、グラフィックデザイナー、DJ ●成瀬未亜 - 声優 、原画家、えあえ ●きくち英一 - 俳優、スタントマン脚注[編集]
(一)^ アーカイブ 2016年6月10日 - ウェイバックマシン
(二)^ 日外アソシエーツ編集部編 編﹃日本災害史事典 1868-2009﹄日外アソシエーツ、2010年、104頁。ISBN 9784816922749。
(三)^ Subwebmaster (2024年4月8日月曜日). “学校からのお知らせ - サレジオ高専: 2025年度学生募集停止学科のおしらせ”. 学校からのお知らせ - サレジオ高専. 2024年4月10日閲覧。
関連項目[編集]
- 学校法人育英学院
- サレジオ会
- サレジオ小学校・中学校
- 高等専門学校
- 日本の高等専門学校一覧
- キズナイーバー - アニメ内で主人公たちが通う学校は同校がモデルとなっており、エンドクレジットではロケハン協力に名前が記載されている。
外部リンク[編集]