タイ・ブラッチ

タイ・ブラッチ
*Ty Blach*
コロラド・ロッキーズ（マイナー）
	サンフランシスコ・ジャイアンツ時代; (2018年6月9日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	コロラド州デンバー
生年月日	1990年10月20日（33歳）
身長; 体重	6' 2" ＝約188 cm; 200 lb ＝約90.7 kg
選手情報
投球・打席	左投右打
ポジション	投手
プロ入り	2012年 MLBドラフト5巡目
初出場	2016年9月5日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	レジス・ジェスイット高等学校（英語版）; クレイトン大学; サンフランシスコ・ジャイアンツ (2016 - 2019); ボルチモア・オリオールズ (2019); コロラド・ロッキーズ (2022 - 2023);
	この表について

この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。

タイ・ブラック
タイソン・ブラッハ

タイソン・マイケル・ブラッチ︵Tyson Michael Blach, 1990年 10月20日 - ︶は、アメリカ合衆国コロラド州デンバー出身のプロ野球選手︵投手︶。左投右打。MLBのコロラド・ロッキーズ傘下所属。愛称はザ・プリーチャー︵The Preacher︶^[1]。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

レジス・ジェスイット高等学校︵英語版︶時代には野球の他にテニスでもプレー。卒業後はクレイトン大学へ進学し、カレッジベースボールに出場した^[2]。

プロ入りとジャイアンツ時代[編集]

2012年のMLBドラフト5巡目︵全体178位︶でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され^[3]、7月20日に契約^[4]。この年の登板はなかった^[5]。 2013年に傘下A+級サンノゼ・ジャイアンツ︵英語版︶でプロデビュー。22試合に登板︵うち先発20試合︶して12勝4敗、防御率2.90、117奪三振を記録した^[5]。 2014年はAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズでプレーし、25試合に先発登板して8勝8敗、防御率3.13、91奪三振を記録した^[5]。 2015年はAAA級サクラメント・リバーキャッツでプレーし、27試合に先発登板して11勝12敗、防御率4.78、93奪三振を記録した^[5^]。オフの11月20日に40人枠に登録された^[6]。 2016年はAAA級サクラメントで26試合に先発、14勝7敗、防御率3.43、113奪三振を記録した後^[5]、セプテンバー・コールアップで9月1日にメジャー初昇格を果たし^[7]。9月5日のコロラド・ロッキーズ戦で3番手としてメジャーデビューを果たした^[8]^[9]。メジャー2試合目の先発となった10月1日のロサンゼルス・ドジャース戦では7回まで相手先発のクレイトン・カーショウと投げ合い、ドジャース打線を8回まで3安打無失点に抑えてメジャー初勝利を挙げた^[10^]^[11]。メジャー1年目は4試合に登板︵うち先発2試合︶、1勝0敗、防御率1.06、10奪三振を記録した^[12]。ポストシーズンのロースターにも登録され^[13]、シカゴ・カブスとのディビジョンシリーズ第3戦では延長12回から6番手として登板、2回を無失点に抑えて勝利投手となった^[14]^[15]。 2017年は開幕からリリーフとして7試合に登板後、4月下旬からは故障したマディソン・バムガーナーの穴を埋める形で先発ローテーション入りを果たした^[16]。最終的に34試合︵先発24試合︶に登板し、8勝12敗、防御率4.78という成績を残した。 2018年は3月29日のロサンゼルス・ドジャース戦に自身初の開幕投手として先発し、5回を投げてドジャース打線を3安打、3四球、無失点に抑え、クレイトン・カーショウに投げ勝った^[17]。その後は5月下旬からリリーフに配置転換し、最終的に47試合登板︵うち先発13試合︶、6勝7敗、防御率4.25という成績でシーズンを終えた。 2019年はAAA級サクラメントで開幕を迎え、メジャーでの登板はわずか2試合にとどまり、そのいずれも打ち込まれ、防御率は14.21に達した。7月27日にDFAとなった^[18]。

オリオールズ時代[編集]

2019年8月3日にウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍した^[19]。9月16日にDFAとなり^[20]、19日にマイナー契約で傘下のAAA級ノーフォーク・タイズへ配属された^[21]。移籍後はメジャーで5試合に出場したが、ここでも1勝3敗、防御率11.32と苦戦した。 2020年は7月にトミー・ジョン手術を受けることになり^[22]、8月10日に自由契約となった^[23]。 2021年3月30日にマイナー契約でオリオールズと再契約を結んだ^[^21]。7月に実戦に復帰し、ルーキー級とA級で16試合に登板したが、メジャーに復帰することなくオフの11月7日に再びFAとなった^[21]。

ロッキーズ時代[編集]

2021年12月17日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ^[^24]。 2022年4月4日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りした^[25]。このシーズンは24試合に登板し、1勝1セーブ、防御率5.89という成績であった。 2023年はマイナー契約からスタートし、昇格と降格を繰り返しながら、メジャーで20試合︵先発うち13試合︶に登板、3勝3敗、防御率5.54という成績を残した^[21]。シーズン終了後の10月18日に40人枠から外れ、10月20日にFAとなった^[21]。12月20日にマイナー契約で再契約を結んだ^[26]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2016	SF	4	2	0	0	0	1	0	0	1.000	62	17.0	8	1	5	0	0	10	0	1	2	2	1.06	0.77
2017		34	24	1	1	1	8	12	0	.400	692	163.2	179	17	43	2	1	73	3	0	91	87	4.78	1.36
2018		47	13	0	0	0	6	7	3	.462	512	118.2	133	8	41	4	1	75	1	1	62	56	4.25	1.47
2019		2	0	0	0	0	0	0	0	----	36	6.1	14	2	4	0	0	3	0	0	10	10	14.21	2.84
2019	BAL	5	5	0	0	0	1	3	0	.250	103	20.2	32	6	13	0	0	17	2	0	27	26	11.32	2.18
'19計	BAL	7	5	0	0	0	1	3	0	.250	139	27.0	46	8	17	0	0	20	2	0	37	36	12.00	2.33
MLB：4年		92	44	1	1	1	16	22	3	.421	1405	326.1	366	34	106	6	2	178	6	2	192	181	4.99	1.45

2021年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2016	SF	4	2	0	0	0	1.000
2017		34	21	21	2	2	.955
2018		47	5	24	0	1	1.000
MLB		85	28	45	2	3	.973

2018年度シーズン終了時

背番号[編集]

50（2016年 - 2019年7月26日、2022年 - 2023年）
53（2019年8月12日 - 同年終了）

脚注[編集]

(一)^ Giants Players Weekend nicknames explained MLB.com ︵英語︶ (2017年8月24日) 2017年9月29日閲覧 (二)^ “Creighton University Athletics - Ty Blach - 2011” (英語). Creighton University. 2017年4月6日閲覧。 (三)^ “Blach Selected by the San Francisco Giants in 5th Round of MLB Draft” (英語). GoCreighton.com. 2017年4月6日閲覧。 (四)^ “Ty Blach Transactions” (英語). Baseball-Reference.com. 2017年4月6日閲覧。 (五)^ ^a ^b ^c ^d ^e“Ty Blach Minor & Fall Leagues Statistics & History” (英語). Baseball-Reference.com. 2017年4月6日閲覧。 (六)^ “Kyle Crick, Steven Okert on Giants roster” (英語). San Francisco Giants. 2017年4月6日閲覧。 (七)^ “Blach, Williamson among Giants' September 1 call-ups” (英語). csnbayarea.com (2016年8月31日). 2017年4月6日閲覧。 (八)^ “Instant Replay: Rockies tee off on Moore, Bettis blanks Giants” (英語). csnbayarea.com. 2017年4月6日閲覧。 (九)^ “San Francisco Giants at Colorado Rockies Box Score, September 5, 2016 Baseball-Reference.com” (英語). Baseball-Reference.com. 2017年4月6日閲覧。 (十)^ Henry, Schulman (2016年10月1日). “Rookie Blach outduels Kershaw, Giants maintain wild-card lead” (英語). SFGate. 2017年4月6日閲覧。 (11)^ “Los Angeles Dodgers at San Francisco Giants Box Score, October 1, 2016 Baseball-Reference.com” (英語). Baseball-Reference.com. 2017年4月6日閲覧。 (12)^ “Ty Blach Stats Baseball-Reference.com” (英語). Baseball-Reference.com. 2017年4月6日閲覧。 (13)^ Matt, Kawahara (2016年10月7日). “Giants set 25-man roster for division series The Sacramento Bee” (英語). The Sacramento Bee. 2017年4月6日閲覧。 (14)^ “Ty Blach becomes first Creighton pitcher to win MLB postseason game since Bob Gibson in 1968 as Giants edge Cubs in 13 innings” (英語). Associated Press (Omaha World-Herald). (2016年10月11日) (15)^ “2016 National League Division Series (NLDS) Game 3, Chicago Cubs at San Francisco Giants, October 10, 2016” (英語). Baseball-Reference.com. 2017年4月6日閲覧。 (16)^ Chris Haft (2017年10月1日). “Giants' 2017 a season out of sync”. MLB.com. 2024年1月4日閲覧。 (17)^ Chris Haft (2018年3月30日). “No joker: Blach draws better hand vs. LA ace”. MLB.com. 2024年1月4日閲覧。 (18)^ Ty Bradley (2019年7月27日). “Giants Designate Ty Blach For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年7月28日閲覧。 (19)^ Kerry Crowley (2019年8月3日). “San Francisco Giants lose a starter, keep a reliever in waivers process” (英語). The Mercury News. 2019年8月4日閲覧。 (20)^ Chase Michaelson (2019年9月16日). “Mancini's 33rd HR can't save Means, O's” (英語). MLB.com. 2019年9月17日閲覧。 (21)^ ^a ^b ^c ^d ^eMLB公式プロフィール参照。2024年1月4日閲覧。 (22)^ Steve Adams (2020年7月13日). “Orioles’ Richie Martin, Ty Blach To Undergo Surgery” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月16日閲覧。 (23)^ Steve Adams (2020年8月10日). “Orioles Release Ty Blach” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月16日閲覧。 (24)^ “Rockies' Ty Blach: Reaches deal with Rockies”. CBS Sports. (2021年12月17日) 2023年9月4日閲覧。 (25)^ “Rockies select contract of LHP Ty Blach, make other moves”. Toronto Star. Associated Press. (2022年4月4日) 2023年9月4日閲覧。 (26)^ Anthony Franco (2023年12月21日). “Rockies, Ty Blach Agree To Minor League Contract”. MLB Trade Rumors. 2024年1月4日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Ty Blach stats MiLB.com （英語）
Ty Blach (@tyblach) - X（旧Twitter）

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10

[11]

[12]

[13]

[14]

[15]

[16]

[17]

[18]

[19]

[20]

[21]

[22]

[23]

[

[25]

[26]

表話編歴サンフランシスコ・ジャイアンツ開幕投手
1880年代	83 ミッキー・ウェルチ 84 ミッキー・ウェルチ 85 ミッキー・ウェルチ 86 ミッキー・ウェルチ 87 ティム・キーフ 88 キャノンボール・ティットクーム 89 ミッキー・ウェルチ
1890年代	90 エイモス・ルーシー 91 エイモス・ルーシー 92 エイモス・ルーシー 93 シルバー・キング 94 エイモス・ルーシー 95 エイモス・ルーシー 96 ダッド・クラーク 97 エド・ドヒニー 98 エド・ドヒニー 99 エド・ドヒニー
1900年代	00 ビル・キャリック 01 ダミー・テイラー 02 クリスティ・マシューソン 03 クリスティ・マシューソン 04 クリスティ・マシューソン 05 ジョー・マクギニティ 06 レッド・エイムズ 07 ジョー・マクギニティ 08 クリスティ・マシューソン 09 レッド・エイムズ
1910年代	10 レッド・エイムズ 11 レッド・エイムズ 12 ルーブ・マーカード 13 ジェフ・テスロー 14 ルーブ・マーカード 15 ジェフ・テスロー 16 ジェフ・テスロー 17 フレッド・アンダーソン 18 ジェフ・テスロー 19 ジェシー・バーンズ
1920年代	20 ジェシー・バーンズ 21 フィル・ダグラス 22 アート・ネフ 23 ヒュー・マッキラン 24 ロージー・ライアン 25 アート・ネフ 26 ヴァージル・バーンズ 27 ヴァージル・バーンズ 28 ラリー・ベントン 29 カール・ハッベル
1930年代	30 ビル・ウォーカー 31 フレディー・フィッツシモンズ 32 ビル・ウォーカー 33 カール・ハッベル 34 カール・ハッベル 35 カール・ハッベル 36 ハル・シューマッカー 37 ハル・シューマッカー 38 クリフ・メルトン 39 ハリー・ガンバート
1940年代	40 カール・ハッベル 41 ハル・シューマッカー 42 カール・ハッベル 43 ビル・ロアーマン 44 ビル・ボイセル 45 ビル・ボイセル 46 ビル・ボイセル 47 ビル・ボイセル 48 ラリー・ジャンセン 49 ラリー・ジャンセン
1950年代	50 ラリー・ジャンセン 51 ラリー・ジャンセン 52 サル・マグリー 53 ラリー・ジャンセン 54 サル・マグリー 55 ジョニー・アントネリ 56 ジョニー・アントネリ 57 ジョニー・アントネリ 58 ルーベン・ゴメス 59 ジョニー・アントネリ
1960年代	60 サム・ジョーンズ 61 サム・ジョーンズ 62 フアン・マリシャル 63 ジャック・サンフォード 64 フアン・マリシャル 65 フアン・マリシャル 66 フアン・マリシャル 67 フアン・マリシャル 68 フアン・マリシャル 69 フアン・マリシャル
1970年代	70 ゲイロード・ペリー 71 フアン・マリシャル 72 フアン・マリシャル 73 フアン・マリシャル 74 トム・ブラッドリー 75 ジム・バー 76 ジョン・モンテフュスコ 77 ジョン・モンテフュスコ 78 ジョン・モンテフュスコ 79 ヴァイダ・ブルー
1980年代	80 ボブ・ネッパー 81 ヴァイダ・ブルー 82 アル・ホランド 83 マイク・クルーコウ 84 マーク・デービス 85 アトリー・ハマカー 86 マイク・クルーコウ 87 マイク・クルーコウ 88 デーブ・ドラベッキー 89 リック・ラッシェル
1990年代	90 リック・ラッシェル 91 ジョン・バーケット 92 ビル・スウィフト 93 ジョン・バーケット 94 ジョン・バーケット 95 テリー・マルホランド 96 マーク・ライター 97 マーク・ガードナー 98 ショーン・エステス 99 マーク・ガードナー
2000年代	00 リバン・ヘルナンデス 01 リバン・ヘルナンデス 02 リバン・ヘルナンデス 03 カーク・ルーター 04 カーク・ルーター 05 ジェイソン・シュミット 06 ジェイソン・シュミット 07 バリー・ジト 08 バリー・ジト 09 ティム・リンスカム
2010年代	10 ティム・リンスカム 11 ティム・リンスカム 12 ティム・リンスカム 13 マット・ケイン 14 マディソン・バンガーナー 15 マディソン・バンガーナー 16 マディソン・バンガーナー 17 マディソン・バンガーナー 18 タイ・ブラッチ 19 マディソン・バンガーナー
2020年代	20 ジョニー・クエト 21 ケビン・ゴーズマン 22 ローガン・ウェブ 23 ローガン・ウェブ 24 ローガン・ウェブ