ダイビング器材
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ab/Snorkeling_gear.jpg/300px-Snorkeling_gear.jpg)
スキンダイビングおよびスクーバダイビングで用いる器材[編集]
ここでは、スキンダイビングとスクーバダイビングに共通で用いられる器材について解説する。潜水の分野では、マスク・シュノーケル・フィンの3つを﹁3点セット﹂と総称することもある[注 2]︵■右上に画像あり︶。これらの器材を﹁軽器材﹂という[注 3]。マスク[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/93/Scuba_half_mask.svg/220px-Scuba_half_mask.svg.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/ce/Diving_mask.svg/180px-Diving_mask.svg.png)
シュノーケル[編集]
スイムフィン[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/45/SpecialFins.jpg/230px-SpecialFins.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/60/Full-foot_fin_and_open-heel_fin_with_indication_of_foot_length_and_foot_width.jpg/230px-Full-foot_fin_and_open-heel_fin_with_indication_of_foot_length_and_foot_width.jpg)
スイムフィンを足に装着する際に足を入れる部分を「フットポケット(英: foot pocket(s))」というが、これを基準にする場合は、以下の2種類に分類することができる。
- オープンヒールフィン(英: open-heel fin(s))
- 「ストラップフィン」ともいう。踵(かかと)の部分をストラップで留めるタイプ。踵と部分の皮膚との摩擦を防ぐため、マリンブーツを着用の後、装着する。大まかなサイズ設定はあるがストラップの調整が利くのでサイズの融通性が高い。ストラップに一般的なゴムバンドではなく、ステンレススプリングを用いたタイプは装着後の調整は不可能だが、サイズ(長さ)が適切なら利便性、耐久性及び快適性に優れる。
- フルフットフィン(英: full-foot fin)
- フットポケットが踵の部分までを覆っている。素足に装着するダイバーが多いが、薄手のフルフットフィン専用ブーツも各種市販されている。
デリケートな踝(くるぶし)周りを保護するため、また、フィン擦れを防止するために専用ブーツや専用ソックス(※薄手のものが理想)の着用が望ましい。サイズの微調整は一切できず、一般の靴のような細かいサイズ設定があるわけではないので、ぴったり合わせるためには若干の工夫が必要である。フルフットフィン専用ブーツや専用ソックス、なかには磯足袋(いそたび)などを履いているダイバーもいるが、それらは身体の保温・保護のためであると同時にフィンに足を合わせるための道具でもある。
フィンの硬さや長さ、素材などにより、様々な種類が発売されている。一般に、硬質素材で作られた大型のもののほうが脚力を推力に変換する効率がよく、かつ、大きな最大推力を出せるとされているが、その反面、強い脚力がなければ効率の良いフィンキックを行えない。作業潜水において重量物を運搬する場合には軟らかいフィンでは必要な推力を得ることができず、反対にレクリエーショナルダイビングにおいて体力に合わない硬いフィンを使用すれば体力を無駄に消耗することになる。このようなことから、自分の脚力とダイビングスタイルに合ったものを選ぶことが重要とされている。ウェットスーツ着用時とドライスーツ着用時では、ブーツの大きさの関係でフィンの共用が困難であることも多い。また、中級以上のダイバーともなれば、潜るポイントに応じて適切と思われるフィンを使い分けることもごく普通である。
被服[編集]
保護スーツ[編集]
水着[編集]
本格的なスキンダイビングやスクーバダイビングでは、水中で低体温症の危険が生じても、すぐに上陸して暖を取るなどの対処ができない場合も多く、保温力をもたない水着のみを着用して潜水することは危険である。また、岩やサンゴに触れることによる皮膚の損傷防止という観点からは、全身、少なくとも胴および脚部全体を覆う被服を着用して潜水することが好ましい。したがって、日本を含む世界の多くの国・地域では保護スーツの着用がほぼ通例となっており、水着のみを着用して潜水することは、熱帯などかなり水温の高い地域で、かつ、受傷の原因となる物体に触れる危険性が相当低い場合でない限り、一般的でない。ただし、沿岸の限られた範囲で行われるシュノーケリング/スノーケリング︵※潜水というほど深く潜らない︶においては、保護スーツを着用しない場合も多い。しかし、ウェットスーツは身体の保温と保護だけでなく浮力確保という目的もある。その浮力を相殺するためのウェイトを捨てさえすれば十分な浮力が確保できるが、水着やラッシュガード等の浮力が無いものしか着用していないダイバー︵やシュノケラー︶は、その緊急時の浮力確保ができない。なお、保護スーツ︵特にウェットスーツ︶の下着として水着を着用することは一般的である。できるだけ身体に密着するシンプルなタイプの水着が望ましい。ウエイト[編集]
スクーバ器材[編集]
﹁スクーバ器材﹂とは、スクーバ/スキューバ︵自給気式水中呼吸装置、水中肺、en︶を構成する機器材︵機械と器具と材料︶のこと。これらはスクーバダイビング/スキューバダイビングで呼吸と浮力調整に用いる。スクーバダイビングでは、これらの一式を、英語で "scuba set"、日本語で﹁重器材セット﹂あるいは﹁スクーバセット[注 6]﹂という。タンク[編集]
呼吸用のガス︵通常は空気︶を圧縮して携行するための容器である。日本語ではボンベと呼ばれることも多い[注 7]が、英語ではtank︵タンク︶、bottle︵ボトル:瓶︶、ないしはシリンダー︵cylinder:円筒︶と呼ばれる。なお、酸素ボンベと呼ばれることが多いが、これは誤りであり、通常は一般的な大気と同じ成分の清潔で乾燥した空気を用いる。酸素を増やした︵窒素を減らした︶エンリッチドエア︵ナイトロックス︶も広く普及している。 水中重量の軽いアルミニウム製のものが多く用いられた時期もあったが、結局は重量減の分ウェイトを増やさねばならず器材全体としての重量減にはならないどころか陸上では総重量増となること、及び2002年の法改正後、アルミタンク離れが進み、現在、国内ではスチール︵鋼鉄︶製のものが圧倒的に多く用いられている。新たに製造されるタンクについては、通常のスチールタンクではなく、メタリコン処理等の表面処理により耐久性を向上させたものが主流である。内容積は6Lから15L程度で、日本では10Lか12Lのものが多い。充填圧力はかつては150気圧が標準であったが、現在は200気圧が標準的である。テクニカルダイビング用としては300気圧のものも一部用いられるが、日本国内では200気圧までしか高圧ガス保安法で認められていない。 タンクの重量は、内容積が同じである場合、陸上ではアルミタンクの方がやや重いのが普通で、水中では比重が大きいスチールタンクの方がやや重い。 国内ではスチールタンクが圧倒的に多く普及しているが、海外ではほとんど逆である。アルミタンク使用時は、スチールタンク使用時よりもウェイトを2kg前後増やす必要がある。 1回の潜水時に携行するタンクは通常1本であるが、作業潜水やテクニカルダイビングにおいては、より多量、あるいは複数種の呼吸用ガスを携行する目的で2本以上のタンクを携行する場合もある。 1本あるいは1組のタンクで可能な潜水時間に関しては当該記事を参照されたい。 高圧ガス保安法︵旧・高圧ガス取締法︶により、許可を受けた高圧ガス製造業者でなければタンクに空気などのガスを充填してはならない。またタンクには、有資格者による5年に1回の検査を実施し、SCUBAの文字を含む検査合格の刻印をする必要がある。レギュレーター[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/45/Double_hose.jpg/220px-Double_hose.jpg)
タンクに充填された高圧の呼吸ガス(一般的には空気)を呼吸に適した圧力(周囲圧)まで減圧する装置である。通常ファーストステージ、セカンドステージの2部分から構成されていてタンク内の高圧ガスを2段階に分けて減圧する。
- ファーストステージ
- タンク内のガスを8 - 11気圧(機種により予め決められている。)プラス周囲圧(ダイバーが居る水深の水圧)に減圧する部分である。タンクの吸排気バルブに直接ねじ留めされる。適切な圧力に減圧されたガスは中圧ホースを通じてセカンドステージ(オクトパス含む。)、BCD、ドライスーツ等に供給される。残圧計だけは減圧されることが無いままの圧力で高圧ホースを通じてタンクと繋がり、タンクの残圧を示す。ファーストステージは大きく分けてスタンダードピストン、バランスピストン、バランスダイヤフラムの3形式があるが、いずれも基本原理としては、減圧後のガスが一定の圧力に達したときにバネにより開かれていた弁が閉じる構造になっている。ダブルダイヤフラム(ダイブウェイズ社)やムービングオリフィスバランスピストン(シャーウッド社)などの特殊な形式も存在する。
- セカンドステージ
- ファーストステージで減圧されたガスを呼吸に適した圧力(周囲圧)まで再減圧する部分で、ダイバーが直接口にくわえる部品、またはフルフェイスマスクの呼吸部である。ダイバーが息を吸うことで、内部の圧力が周囲の水圧よりも低くなったときに、テコの作用により弁が開く構造になっている。指でボタンを押し込むなどの操作で、強制的に弁を開かせることもできる。他のダイバーにガスを提供する必要が生じた場合に備え、予備のセカンドステージ(オクトパスと称する)をファーストステージに取り付け、携行する場合が多い。
最も一般的なレギュレータセットはファーストステージ、メインのセカンドステージ、予備のセカンドステージ(オクトパス)、BCDに繋ぐ中圧ホース、ファーストステージと高圧ホースで繋がる残圧計やコンパス等が一体となったコンソールゲージから構成されていて、ドライスーツを使用する場合にはスーツへの給気用に中圧ホースを1本追加する必要がある。
オクトパス以外の予備の呼吸源として小型のタンクにレギュレーターを取り付けたサブシステムを持ち込むことも安全対策として優れている。 商品名スペアエアに代表されるレギュレータ一体型の超小型(300-500cc程度)タンクも世界的に広く普及しているが、日本国内では全く根付かず、(現在では)レジャーユースとしては輸入されていない。
BC[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/47/DiverBC.jpg/220px-DiverBC.jpg)
アクセサリー[編集]
主要器材以外に安全性、利便性、快適性を向上させるために種々のアクセサリーが使用される。計器類[編集]
残圧計[編集]
タンク内の利用可能な呼吸ガス量を把握するための圧力計である。水深計[編集]
現在の水深を測定するための圧力計である。ダイビングコンピューター[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d7/Dive_computer.jpg/220px-Dive_computer.jpg)
コンパス[編集]
水中で方向を把握するための方位磁針である。大半はアナログであるが、デジタルコンパスも少数存在する。コンソール[編集]
従来は、上述の各計器類を全て個別に携行していたが、現在では、コンソールと呼ばれる、これらの計器の2つ以上を一つの筐体にまとめたものがよく使用される。 水深計、残圧計、コンパスが一体となったタイプを一般的に3ゲージ、水深計が無いタイプを2ゲージと呼び、21世紀初期にはダイビングコンピューターの普及により、2ゲージコンソールを持つダイバーが多くなった。ナイフ[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c6/DivingKnife.jpg/220px-DivingKnife.jpg)
ホイッスル[編集]
水面上での合図用。多くはBCの顔面に近い位置に装着される。撮影器具[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d5/Housing0.jpg/220px-Housing0.jpg)
フロート[編集]
万一の漂流に備え、ダイバーにはシグナルフロートの携帯が強く勧められる。ダイバーに特に人気の高いパラオでは法律で携帯が義務付けられている。 普段はBCDのポケットに入れておいて、万一の際には膨らませて海上の自分を見つけてもらうための、文字通りシグナルとして用いる。マーカー・ブイ[編集]
マーカー・ブイ︵英: marker buoy︶。水上の船舶から水中のダイバーを発見することは非常に困難であり、船舶が航行する水域で潜水する場合には、事故︵船体と衝突する、スクリューに巻き込まれる、水流で巻き上げられる︶防止のために潜水中を示す標識を水上に設置する必要がある。国によっては︵北欧等︶、船舶の航行の有無にかかわらず潜水標識の設置を法律で義務付けている場合もある。水中ライト[編集]
水中で使用できるよう防水構造になっているライト。水中では光の減衰率が大きいため、陸上で用いるライトよりも強力なライトが必要となる。光源の種類は様々で、強力な物だとHIDが、手軽な物としてはキセノン球、ハロゲン球、クリプトン球がある。前者は撮影用ライトなどに使われる。現在ではLEDライトが主流となっている。水中ノート・スレート[編集]
水中ノートには耐水紙が使われ、元々ある程度のページ数があり、増やすことも可能なので大量の記録が可能である。 水中スレートとは一般的に艶消しの白い下敷き状の薄い板で、水中ノート同様、鉛筆で記入する。21世紀初期の日本では、マグネットを利用したお絵かきボードを持つダイバーも多い。細かい書き込みはできないが、瞬時に消せるため、コミュニケーションツールとして非常に有効。 ほとんどのガイドダイバーがゲストへの説明用ツールとして使っている。 撮影器具や水中ライトなどの精密・電気︵電子︶機器は、水に対して弱い性質のものであるため防水構造とする必要がある。防水は主にOリングなどのガスケットを用いて行われるが、機器が複雑・精密になればなるほど少量の浸水も許容されない︵本質的な許容量のみならず、浸水により破損した際の経済的ダメージも大きい︶ため、より高度な防水構造を備えざるを得ず、機器自体の価格も相俟って非常に高価なものになる傾向がある。1万円前後の水中ライトや2万円程度のハウジング︵コンパクトデジタルカメラ用︶から50万円を越えるハウジング︵一部の一眼レフ用︶や一部の高性能ライトが市場に混在しているのが現状である。テクニカルダイビングで用いる器材[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/72/Halcyon0.jpg/220px-Halcyon0.jpg)
タンク・レギュレーター[編集]
マニフォルド・ダブルタンク 緊急時に直接水面まで浮上できる範囲の活動であるオープンウォーターダイビングの場合とは異なり、テクニカルダイビングにおける呼吸装置の故障は即致命的となる。したがって、空気などのガス供給源を2系統使用し、さらにマニフォルド (manifold) と呼ばれる管でこれらを相互に接続することにより、いずれかの器材に故障が発生してもシステムからその器材を切り離すことで呼吸が継続できるようになっている。 デコボトル︵ステージボトル︶ 大深度での潜水の場合、酸素中毒を防ぐため呼吸ガスの酸素濃度を一定水準以下に抑える必要があるが、一方減圧のためには呼吸ガスの酸素濃度はできるだけ高いことが望ましい。この矛盾を回避するため、テクニカルダイビングでは酸素濃度の異なる2種以上の呼吸ガスを携行し、大深度では低酸素濃度︵ボトム・ミックス︶、浅深度では高酸素濃度︵デコ・ミックス、トラベル・ミックス︶のものに計画的に切り替え呼吸する。 ケイブ用サイドマウントタンク 水中洞窟への潜水では、タンクが邪魔になり隘所を通過できない場合がある。このような場合、身体の横にタンクを装着することで通過が可能になる場合もある。また一旦タンクを身体から外し、隘所通過後に再装着することもあり、そのような場合背中にタンクを装着するよりも身体の横に装着したほうが手順が容易になる。このような理由で身体の横にタンクを装着することをサイドマウントという。 ロングホース タンクを一旦身体から外して隘所を通過する場合、ホースが短いとレギュレーターを口元に残すことが困難になりかねない。このような場合を考えテクニカルダイビングにおけるレギュレーターの片方には2mといった長尺のホースを使用する。オクトパスによる呼吸が必要になった場合、リクリエーショナルダイビングでは2人のダイバーが横に並んで遊泳するのが前提であるが、これでは隘所を通過することは困難であり、このような箇所では縦に並んで遊泳するためにもロングホースが必要とされる。 DINバルブ 日本や米国では、タンクとレギュレーターの1stステージの接続部は、ヨーク式ないしクランプ式またはインターナショナルと呼ばれる、ガス通過部をそれとは別個のネジで固定する形式のものが多い。この方式は扱いが簡便と言う利点があるが、強い衝撃で外れやすく︵この場合、タンク内の呼吸ガスは急速に失われる︶またタンク圧が225気圧までに制限されるという欠点がある。そのため、信頼性を重視し、またタンク圧を300気圧にまですることがあるテクニカルダイビングでは、接続部自体がネジになっており、内蔵型2重Oリングでガス漏れのトラブルが少ないDIN︵Deutsches Institut für Normung:ドイツ標準化協会︶式の接続部が使用される。BC[編集]
テクニカルダイビングにおいてはリクエーショナルダイビングで用いられる一体型のBCに代わって、各種のバックプレート、ブラダ、ハーネスを個々のダイビングにおける要求に応じて適宜組み合わせたBCが用いられる。リブリーザー[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/72/Inspiration%EF%BC%92.jpg/220px-Inspiration%EF%BC%92.jpg)
保護スーツ[編集]
キャニスター・ライト[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ac/Canister_light.jpg/220px-Canister_light.jpg)
水中スクーター・水中バイク[編集]
水中で長距離を移動するために魚雷型の水中スクーターが使われる場合がある。 過去には、スクーターに取り付けたひもをハーネスに取り付けることによって牽引される形で使われるものが主流であった。これは、片手でon/offや速度や方向などのコントロールを行う。テクニカルダイビングにおいてはその重装備と使用される水深が深くなる事があるので、牽引力、スピード、持続時間および耐水圧性能によって使用される機種が選定される。 現在では、ハンズフリータイプの水中スクーターが好まれる傾向にある。リール類[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1d/Abyss-reel.jpg/220px-Abyss-reel.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/32/Spool0.jpg/220px-Spool0.jpg)
ラインアローとクッキー[編集]
ナビゲーションラインにつける目印。敷設されているパーマネントラインだけでなく、自分が引いたスプールやリールのラインに取り付けて使用する。![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/15/Silver_arrow.jpg/220px-Silver_arrow.jpg)
フィン[編集]
テクニカルダイビングでは、変形フロッグキックという平泳ぎに近いフィンキックを行う。それは、洞窟や水中構造物の内部など狭いところに進入する時にバタ足が出来ない場合があったり、その時に床の砂などを巻き上げないようにするためのキックが必要なためである。また、場合により後ろ方向に進むフィンキックも用いられる。これらの理由からフィンは幅が広く短いものが用いられる︵スクーバプロのジェットフィンなど︶。また、そのストラップとして金属のスプリングを用いた物を使うこともある。これは堅牢性と着脱が容易なためである。脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 「イクイットメント」など他の音写形も無いわけではない。
- ^ キーワード検索[ ダイビング 3点セット ]。なお、例外もある。
- ^ キーワード検索[ ダイビング 軽器材 ]
- ^ 日本語と同じ漢字文化圏でも、中国語では「足 + 蹼(みずかき)」の意で「脚蹼」という。
- ^ 水泳のバタフライ泳法で行う「ドルフィンキック」は、両脚を揃えて足の甲で水を上下に打つキック泳法であり、本文で論旨としている「水中における(脚の)上下運動」を人体のみで行っていることになる。
- ^ 現在の専門家および専門業者は「スクーバ」を正式名称と定め、「スキューバ」を用いないことから、「スキューバセット」という用語は目にしない。
- ^ 高圧ガス保安協会等の公的機関では高圧ガス容器と呼んでいる。
- ^ 減圧の手順を決定できる減圧表と呼ばれる早見表も存在するが、レクリエーショナルダイビングにおいては通常、減圧を実施しなければならない潜水は行わない前提としている。
- ^ ダイブ・テーブルの元来の作成目的であった作業ダイビングにおいては、できる限り短時間で作業深度まで到達し、浮上も同様に行うため、潜水時間と最大深度への滞在時間はほぼ同一であり、ダイブ・テーブルを用いて潜水計画を立ててもあまり問題はなかった。
出典[編集]
関連項目[編集]
- 洞窟潜水
- スクーバダイビング
- テクニカルダイビング
- 保護スーツ
- リフティング・バッグ ‐ 重量物に設置して、中にエアを入れて浮上させるための装備。
- エアーリフト (水中作業) ‐ 浚渫、水中採掘用で、土砂をポンプで吸い上げる装置。