パンゲア大陸
パンゲア大陸︵パンゲアたいりく︶とは、ペルム紀から三畳紀にかけて存在した超大陸である。パンゲア︵Pangaea/Pangea︶という名前は古代ギリシャ語のpan︵πᾶν, 全ての、全体の︶Gaia︵γαῖα、ガイア、大地︶[1]から。漢名は盤古大陸︵ばんこたいりく︶である。
パンゲア大陸と古テチス海
パンゲア大陸は、赤道をはさんで三日月型に広がっていた。三日月内部の浅く広大な内海であるテチス海では多くの海洋生物が繁殖した。その一方、内陸部は海岸から遠いため乾燥した砂漠が荒涼と広がっていた。ほぼ全ての大地が地続きで動植物の移動が促進されたため、生物多様性は現在よりも乏しく均質だった。
1億8000万年前のジュラ紀になると、南北に分裂し、北はローラシア大陸、南はゴンドワナ大陸となった。両大陸は、更に分裂していった。
パンゲア大陸の形状については、三日月型ではなく、上記地図のユーラシア大陸の凹みとオーストラリア大陸の凸部とが丁度つながり、丸くなっていたという説もある。