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交響曲K.16a

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交響曲 イ短調 K. Anh. 220 (16a) は、かつてヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したと考えられていた交響曲である。『オーデンセ』の愛称で呼ばれており、モーツァルトの作品とされていた楽曲の中で、短調の交響曲はこの曲を含めて3曲しか存在しない[注 1]

歴史と作者

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音楽・音声外部リンク
全曲を試聴する
Symphony in A minor 'Odense' K.Anh 220/16a - マイケル・スポンセラー指揮バッハ・コレギウム・サン・ディエゴによる演奏。バッハ・コレギウム・サン・ディエゴ公式YouTube。
第1楽章第2楽章第3楽章
ハンス・グラーフ指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団による演奏。YouTubeアートトラック公式収集による。

1799調 K. 164K. Anh. 220[1]

11 K. 161765K. 16a6

調1982[2]1793[ 2]17791780K. 16aK. Anh. C 11.08K. 16a

2000

176517601770K. 16a[1]K. 16a[3][2]

否定された楽章

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 調 K. 186/159b42216調K. 16a6

17721617651766調調稿1987[4] K. 16a[ 3]稿稿調調[5][6]

楽器編成

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楽器編成はオーボエ2、ファゴット2、ホルン2、弦楽合奏である。当時の管弦楽の慣習ではファゴットやハープシコードのパートを記譜せず、これらが利用可能な楽団では低音部の増強や通奏低音の役目を担わせるために単にチェロコントラバスのパートをそのまま同じように演奏させることが一般的であった。しかし、この交響曲におけるファゴットの役割は単にチェロやコントラバスを補強するに留まっていない。演奏時間は約13分。

楽曲構成

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全3楽章。