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京急500形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京急500形電車
4扉改造後の姿
基本情報
製造所 東急横浜製作所
川崎車輛
主要諸元
編成 3・4両編成
軌間 1435mm(標準軌
電気方式 直流1,500V
架空電車線方式
最高運転速度 105 km/h
車両定員 140名(うち座席定員 48名)
最大寸法
(長・幅・高)
18,000×2,740×4,050(デハ500)
17,940×2,720×3,750(サハ550)
主電動機 直巻電動機 150kW×4
駆動方式 吊り掛け駆動方式
歯車比 63:19(3.32)
制御装置 電動カム軸式直並列複式 抵抗制御
制動装置 自動空気ブレーキ
保安装置 1号型ATS
備考 4扉改造後のデータ
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50050019512631986618

[]


219512251957322

19522755050055021055055044550319868

西1000195934100080019785380026007002

[]


17,500mm2,700mm

d1(1)D5D(1)1dD(1)1624

1,000mm900mm21,000mm1,200mm2

21,000mm x 1,000mm80

1

1,000mm - 1956316



調

主要機器[編集]

主電動機・駆動装置[編集]

  • 東洋電機製造:TDK-553-2CM
  • 三菱電機:MB-311AFR

750V110kW

[]


:ES-521A

[]


 MCB

[]


AMM

 (CP)AK-3 (MG)500

[]


5001

[]

1951[]



Mu Ms 製造所
501 502 川崎
503 504 川崎
505 506 川崎
507 508 東急
509 510 東急

本形式で最初に製造されたグループ。2両の電動車が背中合わせに連結されていた。京急で初めて貫通幌を採用し、車両間の行き来が可能となった。

1952年製造車[編集]

Tcu Tcs 製造所
552 551 川崎
554 553 川崎
556 555 川崎
558 557 東急
560 559 東急

500使550101952415005005002500

1



[ 1]

[ 2]

2[]


2

4[]


195631

195833500550

196237

4[]


1964394

550550MTTM460mm

500550




:ES-760A

:MB-389BFR750V150kW

MCBMCB-R

506OK-8C







4
Mu Tu Ts Ms
501 551 552 502
503 553 554 504
505 555 556 506
507 557 558 508
509 559 560 510

4両編成化以降の改造[編集]

  • 1966年(昭和41年)から翌1967年(昭和42年)にかけてランニングボード撤去、デハ501 - 506の前照灯シールドビーム化が行われた。
  • 同時期、先頭部連結器を三菱電機K-2A電気連結器内蔵密着連結器から都営地下鉄1号線乗り入れ規格準拠の日本製鋼所NCB-6密着自動連結器に交換する工事が行われた。

4扉化改造[編集]


1968431219694494

7002d1D(1)1D(1)1D(1)1D(1)700900mm x 900mm

7001,000mm7001,100mm1,200mm700調500

500550

21,100mm x 900mm



700FRP

700

700400400[ 3]

500TS-806()
507508MCB-RTS-806

使550

ATS

NCB-6NCB-II

6002

4[]


4
  • 1970年(昭和45年)から翌1971年(昭和46年)にかけて、サハ556を除くサハ550形偶数車の台車をOK-8系に交換し、デハ500形に列車無線を設置。
  • 1979年(昭和54年)12月から翌1980年(昭和55年)3月にかけて、全編成ともサハ550形奇数車を編成から外して3両編成化された。編成から外されたサハ550形奇数車は休車となった後、1980年3月31日付で全車廃車された[注釈 4]
  • 1982年(昭和57年)以降、屋根布の張替えや外板張り替え等修繕工事が順次施工された。
  • 1983年(昭和58年)にサハ550形の台車がOK-8系から400形の廃車発生品であるTS-806に交換された。TS-806台車は台車枠にブレーキシリンダーを有することから、従来搭載されていたサハ550形の車体側ブレーキシリンダーが撤去され、制動方式はATME-RからMREに変更されている。

運用[編集]

空港線で運用される500形(1986年4月)

2

4440026

197853313

19787002M1T44002340050032

19856040046019863退

[]


1982使4001986828831[1]100%


参考文献[編集]

  • 『鉄道ピクトリアル』 鉄道図書刊行会
    • 「私鉄車両めぐり 116 京浜急行電鉄」1980年9月臨時増刊号(通巻380号)掲載
    • 「私鉄車両めぐり 136 京浜急行電鉄」1988年9月臨時増刊号(通巻501号)掲載
  • 「主要車両諸元一覧」山と渓谷社『ヤマケイ私鉄ハンドブック 10 京浜急行』1983年6月発行

脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 

(二)^ 3

(三)^ 400

(四)^ 550555800

[]

  1. ^ 鉄道ジャーナル』第20巻第12号、鉄道ジャーナル社、1986年11月、131頁。