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北尾重政

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「芸者と箱屋」 1777年。アメリカ議会図書館蔵。

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作品[編集]

版本挿絵[編集]

  • 『絵本吾妻花』 絵本 ※明和5年
  • 『絵本三家栄種』 絵本 ※明和8年
  • 『青楼美人合姿鏡』 絵本 ※安永5年、春章と合作
  • 『時花兮鶸茶曾我』 黄表紙 ※芝全交作、安永9年
  • 『絵本吾妻抉』 絵本 ※天明6年
  • 『花鳥写真図彙』初編 ※文化2年

紅摺絵[編集]

  • 『小姓吉三郎 坂東彦三郎 八百屋お七 瀬川菊之丞』 宝暦11年(1761年) ボストン美術館所蔵
  • 『小のゝ小町 嵐ひな次』 細判 明和2年(1765年) 平木浮世絵財団所蔵
  • 『しづか 瀬川菊之丞』 細判 明和4年(1767年) 早稲田大学演劇博物館所蔵
  • 『瀬川菊之丞 小山田太郎』 細判 明和4年 シカゴ美術館所蔵

錦絵[編集]

  • 「屏風前の二美人」 大判 ベルリン国立東洋美術館英語版所蔵 ※無款
  • 「浮世六玉川 第五 陸奥 能因」 細判6枚揃のうち 城西大学水田美術館所蔵
  • 「芸者と箱屋」 大判 ホノルル美術館所蔵 ※安永6年頃
  • 「東西南北之美人」 大判揃物 ※無款、安永6年頃
  • 「品川君姿八景」 大判揃物 ※無款、安永6年頃

肉筆画[編集]

作品名 技法 形状・員数 寸法(縦x横cm) 所有者 年代 落款 印章 備考
摘み草図 絹本着色 1幅 79.0x133.0 東京国立博物館[1]
渡し場図 1幅 117.6x38.8 東京国立博物館[2]
遊女図 1幅 東京国立博物館[3]
ほたる狩図 絹本著色 1幅 98.1x27.0 ニューオータニ美術館[4] 天明後期から寛政初期 「北尾重政画」 花押
美人戯猫図 絹本著色 浮世絵太田記念美術館 1785年(天明5年) 「乙巳林鐘 東都叡嶽後園北尾紅翠齋書」 花押
見立普賢菩薩図 絹本著色 浮世絵太田記念美術館 真巌賛
月見る美人 紙本著色 1幅 93.7x23.6 光ミュージアム 1781-1801年(天明から寛政年間) 花藍画 花押 美人のスラリとした姿態は重政画と距離があり、作者には検討の余地がある[5]
久米仙人 絹本著色 1幅 94.5x29.2 ハンブルク工芸美術館 1781-1789年(天明年間) 「北尾紅翠齋画」 花押 狩野永徳高信との合作で、重政が美人を、高信が久米仙人をそれぞれ描く。絵の主役である美人を卑賤の身分である浮世絵師が描き、絵師の中で最も身分の高い奥絵師筆頭格である高信が美人の魅力に負けて空から落ちる仙人を描くという、当時の常識では考えられない価値観の転倒が絵の中で起こっている[6]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ C0013641 摘草図 - 東京国立博物館 画像検索
  2. ^ C0013640 渡し場図 - 東京国立博物館 画像検索
  3. ^ C0042088 遊女図 - 東京国立博物館 画像検索
  4. ^ 小林忠監修 『大谷コレクション肉筆浮世絵』 株式会社ニューオータニ ニューオータニ美術館、2005年7月16日、第62図。
  5. ^ 鈴木浩平 永田生慈監修 南由紀子編集 『光ミュージアム所蔵 美を競う 肉筆浮世絵の世界』 アートシステム、2019年、第30図解説。
  6. ^ 平山郁夫 小林忠編集 『秘蔵日本美術大観 十二 ヨーロッパ蒐蔵日本美術選』 講談社、1994年11月25日、第8図、ISBN 4-06-250712-9

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  1946 12096

 3  1974

 2 1982 48

  1987 107

 ︿ 1990 

 2 II 1995

 5 // 1996 75

  <>20061 ISBN 978-4-5829-4493-8

  15︿271 2012 ISBN 978-4-344-98272-7